著者 三谷幸喜
唐仁原教久(絵)
発行所 幻冬舎文庫
発行年月日 1999.04.25(単行本:1998.09)
価格(税別) 457円
● 再読。小さな絵本。パッと読める。内向的で不器用な男の晦渋を,笑いに包んで読者に差しだす。
これ自分のことだと思う男性が,世に多いのではないか。
● 女性に対する不器用さっていうのは,たいていは年齢とともに改善される。女性の実像がだんだんわかってくるからで,わかってしまえばありもしない幻想を抱いて足がすくんでしまうこともなくなる道理だ。
● ぼくがすごいと思う男性は2種類あって,ひとつは若くして女性を見切れている男性。もうひとつは,40歳を過ぎても女性に夢を見れる男性だ。
要するに,普通じゃない感性を持っている男性はすごいと思う。
● ひとつだけ転載。本書の最後に出てくる文章。
恋愛に関して,新たに悟ったことは,既にもう,前に一度悟っている。
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