書名 ヒーロー
著者 ロンダ・バーン
訳者 山川紘矢・山川亜希子・佐野美代子
発行所 KADOKAWA
発行年月日 2015.02.28
価格(税別) 1,800円
● ロンダ・バーンの5冊目。一応,最後まで読んだ。が,けっこう手こずった。というか,なかなか読み進めることができなかった。
● 以下にいくつか転載。
もし心が歌いたくなるようなことや,毎朝,起きる情熱を与えてくれるようなことを何もしていないならば,あなたはこの地球上で人間としての役割を果たしていないのです。(p49)
人はよく大きなチャンスは既に誰かに取られてしまった,と言います。しかし実際,世の中は刻々と変化していて,あちこちから新しいチャンスが生まれているのです。(p55)
若い頃は気づいていなかったのですが,私はどんなに暗く困難な状況にあっても,いつでも好転する望みはある,と考えて生きてきました。(中略)そのような考え方で人生を送ることができて,私はとても幸運です。(p129)
人生に対する悲観的な態度は,惨めな人生をもたらします。(p130)
ヒーローの心は,圧倒的に前向きです。ヒーローの態度は常に楽観的です。前向きな心と楽観的な態度は,夢を実現させる上でこの上なく強力な手段です。なぜならば,あなたの思考と態度がそのままあなたの人生となるからです!(p136)
他人を粗末に扱うと,真の幸せを見つけることはできません。私たちは皆つながっている大きな家族の一員です。そして,宇宙は私たち皆のものです。他の人を傷つけると,実は,宇宙を傷つけることになります。(p163)
誰かがあなたの助けを必要としている時は,できるだけ助けてあげましょう。ただ,助けるべきか否かを見極めるための,大切な指針があります。その人が簡単にできることには手を出さないようにしましょう。手を出すと,その人々を助けることにならないばかりか,彼らの力を弱めてしまいます。(p276)
書名 ザ・シークレット 日々の教え
著者 ロンダ・バーン
訳者 山川紘矢
山川亜希子
佐野美代子
発行所 KADOKAWA
発行年月日 2014.09.30
価格(税別) 1,800円
● 引き寄せの法則。『ザ・シークレット』以後,この言葉じたい,だいぶ普及したのではあるまいか。
本書は同じことを手を変え品を変えて述べている。繰り返しを省けば,数ページで収まってしまうだろう。
● が,読ませる工夫としては巧み。1年365日の日めくりカレンダーのような体裁。どこから読んでもいいし,飛び飛びに読んでもいい。
● いくつか転載。
気づくと面白いのですが,人々が言う「悪」とは単に親切が欠如していることなのです。元々悪があるのではなく,悪とは親切がないことなのです。(p164)
宇宙は完全にあなたと相思相愛の関係にあります。あなたがそんな失敗を繰り返そうと,どんな人生を送っていようと,また自分のことをどのように思っていようと,宇宙は永遠にあなたを愛しているのです。(p215)
引き寄せの法則はあなたの考えや言葉にそのまま反応します。ですkら,あなたがそれは将来起こることだと考えてしまうと,それがこの瞬間に起こるのを邪魔してしまうのです。(p252)
お金が入ってくるのは,もはやお金は必要ないと感じる時です。お金が必要だと感じるのは,それが十分にないと思うからで,その思いが不足した状況を創造してしまうのです。(p258)
心と魂を最高に成長させるには,陽気な気質であることが必要です。つまり,気質が明るく,楽しく,可愛いほど,どんな才能も容易かつ早期に開花します。(p343)
書名 ザ・マジック
著者 ロンダ・バーン
訳者 山川紘矢・山川亜希子・佐野美代子
発行所 角川書店
発行年月日 2013.02.10
価格(税別) 1,600円
● 『ザ・シークレット』『ザ・パワー』に続く,3弾目。ロンダ・バーンの著書は出せば売れるんでしょうね。
今回のテーマは「感謝」。「あなたが受け取る量は,あなたが与えた感謝の量に等しいのです」(p22)ということ。あるいは,「支払ったお金に感謝すると,必ずお金が入って来ます」(p131)ということ。
そのことを手を変え品を変えて,何度も何度も書いているわけですね。
● この種の本って昔からあって,すでに出版されている点数を数えると,とんでもない数になるだろうと思う。なぜかくも大量に出るのかといえば,読む人がいるから。
で,この種のものを読む人ってどんな人なんだろう(ぼくも読んだわけですけどね)。楽してお金持ちになりたい人。努力しないで成功したい人。天井をじっとにらむと,お金がドサッと落ちてくればいいのに,と思っている人。そんなところなのかなぁ。
つまり,怠け者で,少しおバカで,図々しさだけは人並み(以上)に持っている人。そう,ぼくのような人ね。
● でもね,そういう人が,本書を読むのは別に悪いことではないやね。読書ってつまるところは気晴らしだと思ってますんでね。
ただ,中にはいるのか,本気で信じちゃう人。
● 「願いに対して感謝の気持ちを飽和状態にまで高めること」(p166)が必要だそうですよ。「飽和状態にまで」ですよ。いいですか,皆さん。
● ちょっといい言葉を引用。
あなたが出会う人はみな,厳しい戦場にいます。だから誰にでも親切にしてあげなさい(p139)
書名 ザ・パワー
著者 ロンダ・バーン
訳者 山川紘矢・山川亜希子・佐野美代子
発行所 角川書店
発行年月日 2011.04.30
価格(税別) 1,800円
● ご存じ『ザ・シークレット』の続編。『ザ・シークレット』は「引き寄せの法則」を説いた。今回のテーマは「愛の力」。
● たとえば,次のような文章ですね。
あなたが愛し,欲しいと思うポジティブなものを想像する時,愛の力を使っています。何かポジティブなものや素晴らしいものを想像しそれに愛を感じれば,それを与えていることになります。するとそれを受け取るのです。それを想像し感じることができれば,それを受け取れるのです。(p96)
あなたが自分で想像できるものは全て,あなたの人生にすでに存在しているということです。存在しないことを想像することはできません。創造はすでに完了しています。全ての可能性が存在します。(中略)あなたが望み愛するものを目に見えない世界から目に見える世界にもたらすには,想像力と感情を通して欲しいものを愛するだけで良いのです。(p102)
誰か他人の持ち物について良い気分を抱くと,それは自分にももたらされます。他人の成功や幸せや良いことを喜ぶことができれば,人生のカタログからそれらを選んだことになり,間もなくあなたはそれを自分に引き寄せます。(p135)
● アメリカの「成功哲学」の要諦は,強く念じよ,さすれば叶う,というものだと思うんだけど,ロンダ・バーンの本もその流れに連なるものですかねぇ。
上に引用した文章が説くところを,そんなこたぁねぇよと一蹴することは,ぼくにはできない。けれども,実際にそれを実行したらこんなに豊かになりましたとか,こんなに幸せになりましたっていう人が,ぼくの回りには(たぶん,あなたの回りにも)一人もいないんだよね。
● この本を読むと,いっとき安心できるっていうか,自分にはまだ使える力があるんだと思えるんだね。しかし,読む前と何も変わりはしない,と。
だからこそ,この種の本が手を変え品を変えて,次から次へと出版される。同じ人が何度も買うんでしょうね。もし本当に変われるんだったら,世の中,豊かで幸せな人で溢れかえってて,この種の本の読者はいなくなるはずだものね。
● 英会話学校で初級コースがいつでも最大ボリュームだってのと同じ。中級以上に進む人が少ないからそうなる。何度も初級コースに入り直している人もいるに違いない。
これは何を意味するか。英会話学校に通っても,英語で会話できるようにはならないよってこと。
● たぶんそういうことなんだと思うんです。それでも,いっときの安心を買えれば,1,800円なんて安いものだ。そのためにこの種の本を使うのは,王道的な行き方だ。存在するものには理由がある。本もまた同じ。理由があって存在している。