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2016年10月24日月曜日

2016.10.16 中谷彰宏 『なぜランチタイムに本を読む人は,成功するのか』

書名 なぜランチタイムに本を読む人は,成功するのか
著者 中谷彰宏
発行所 PHP
発行年月日 2016.01.05
価格(税別) 1,300円

● こういうタイトルの付け方は以前からある。“ランチタイムに本を読む人”が成功しているのかどうか。
 成功がお金とか出世とイコールであるなら,ランチタイムに本を読む人は,あまり成功しないんじゃないかと思うが。少なくとも,読まない人との有意差はないのじゃないかと思う。

● 副題は「人生が変わる「超!読書」のすすめ」。「超!読書」というのが何なのか,よくわからない。もっとも,わかる必要のないものではあると思う。

● 以下にいくつか転載。
 家賃の高いところに行けば行くほど,電車の中で本を読む人が増えてきます。家賃の低いところに行けば行くほど,スマホ率が上がります。(p3)
 本当かね。収入と読書率は比例する?
 まとまった時間を読書のために使うのはもったいないです。本は,1分あれば読めるものです。その感覚を持つことです。それが読書の習慣につながるのです。(p23)
 「読書より実践だ」と言う人は,それほど実践していません。本当に実践している人は,モーレツに本を読んでいます。(p38)
 知性のないセクシーは,ただの下品です。(p44)
 お金持ちは,必ずその日に感想を送ります。(中略)感想は,全部読んでから送らなければならないということはありません。まじめな人は,全部読んでから感想を送ろうとします。(p53)
 本を読む人は,最後まで読むことにはこだわりません。途中でやめてもいい権利をちゃんと行使するのです。(p56)
 学歴とは,「社会では持っていても関係ないな」とわかるために持つものなのです。(p60)
 学校は,試験で選抜します。ところが,社会は推薦で選抜されます。試験は,まんべんなく網羅されているとこに対して知識を問われます。推薦は,「こいつ,面白いよ」と言われることです。(p62)
 失敗した人のほとんどは,失敗したところでとまっています。(p72)
 徹夜を1日すると,1週間を棒に振ります。コンスタントに書き続けなければ,職業作家にはなれないのです。(p75)
 本を読んだ瞬間に,一瞬で現実を切り離すことができます。本を読まない人は,常に現実を切り離せません。(p88)
 ネットは情報を仕入れるのが得意で,本は価値観を仕入れるのが得意です。(中略)情報がたくさん入ると,なんとなく自分が賢くなったような錯覚に陥りがちです。本来,賢くなるということは,価値観がひっくり返ることなのです。(p91)
 読んだ本を家に残す必要は,まったくありません。蔵書は,本がなかった時代の本とのつき合い方です。(中略)「読んだ本はブックオフに出す」という覚悟でいると,真剣に読めます。(p110)
 「本が無料だったら読む」と言う人は,結局,無料で手に入るものしか手に入れることができなくなります。本を書く人は,その人の全人生,全財産をかけて,その体験をし,学び,打ち込んでいます。(p114)
 今は「自炊」が流行っています。自炊してる間に読むことをおすすめします。(P124)
 ネットの中に出てくるのは,答えだけです。いかにしてその答えにたどり着いたかがわからないまま答えを受け取るのは,受け身です。受け身とは,イニシアチブを放棄することです。(p146)
 覚えようとしないのが一番正しい読み方です。(中略)結果として頭の中に残っているということが大切なのです。メモを取りながらでは,読書のスピードが落ちます。本は速く読んだほうが面白いです。(p196)

2016年9月28日水曜日

2016.09.28 中谷彰宏 『一流のナンバー2』

書名 一流のナンバー2
著者 中谷彰宏
発行所 毎日新聞出版
発行年月日 2016.07.10
価格(税別) 1,300円

● リーダーの心得を説いたもの。リーダーシップ概論とでもいうか。
 わかっているけどなかなかできないものもあれば,そういう考え方もあるのかと思ったところもある。

● 以下に多すぎる転載。
 「いざという時は責任をとりたくない。かといって,ヒラではイヤ」という間違った解釈で,参謀とかサブリーダーになりたがるのです。こういう人は,チームの中では最もお荷物になります。(p3)
 経営者が考えていることは,あまりにも時代を先取りしすぎていて,現場には通じにくい。現場に即,通じるようなレベルの話では,経営者のビジョンとしては先読みが足りません。(中略)ナンバー2は,トップと現場が乖離しないようにつないでいくのが仕事です。(p24)
 トップは,それでなくても血が上りやすいのです。それがトップのエネルギーです。現場は現場で,外の顧客にダイレクトに向かっています。(中略)社内で起こることに冷静でしることが,ナンバー2の役割です。(p40)
 二流は,仲よしが好きです。「和を以て貴しとなす」という訓示が額に入っている会社が多いのです。(中略)全滅するような事態を乗り越えたあとに芽生えるのが,本当の仲間意識です。仲がいいと,試練に向かわなくなります。(p43)
 コミュニケーション能力がなければ,ナンバー2として機能しません。相手が何がわからないか,わからないからです。(p47)
 優秀でない部下にもできるようにさせるのが組織です。これからの時代,どんな人間が入ってきても育成できる形にしないと,企業は成り立ちません。(p47)
 「声がいい」「姿勢がいい」「肌のツヤがいい」の3つは,ナンバー2に求められる大切な要素です。(p53)
 育成で大切なのは,教える人間が教えられるの憧れの存在であることです。役職が上というのは,まったく関係ありません。(p56)
 二流は,とにかく整然が好きで,混沌を恐れます。一流は,混沌を恐れません。イノベーションやエネルギーは,混沌の中から生まれるので,しっちゃかめっちゃかになることを恐れる必要はないのです。(p62)
 あまりにもノルマ至上主義になっていくと,過大報告が起こり始めます。(p69)
 人が一番学べるのは,人を教えることです。(中略)「今,なんでこいつを育てなければいけないのか」ではなく,「この人間を育てることによって自分自身がより成長できる」と考えればいいのです。(p74)
 本当の意味でモチベーションを上げるというのは,安心がベースにあります。どんな失敗を犯しても切り捨てられることがない時に,部下は安心してチャレンジすることができるのです。(p81)
 よく「自己肯定感」と言いますが,「自己貢献感」が生まれるときにチームワークを感じられるのです。(p84)
 まずはトップダウンでアイデアを出すことによって,ボトムアップからアイデアが出てくるキッカケが生まれます。二流は逆です。下から上がってきてから,自分の意見を言うのです。(中略)こんなアンフェアなことをされると,どうせ何か言ってもムダだからと,誰もアイデアを出さなくなります。(p88)
 今までの利権を失うことには,必ず抵抗があるのです。(中略)それを乗り越えていくための大人の器がいるのです。何かを変える時,「革命」という形でしようとすると,抵抗されます。人間は革命を好みません。(p91)
 二流は,自分が知っていることが世の中の常識で,自分が知らないことは非常識という立場に立っています。一流は,自分が知っているかどうかにかかわらず,熱意を持ってやりたい人間のことを優先します。「どうしてもこれをしたいと考える人間がいる」ということを根拠にできるのです。(p101)
 会議の時間が長くなると,それだけ行動する時間が減っていきます。(中略)立って会議をすると,ムダのない要点だけの会議ができます(p103)
 売れるまでにかかった時間と,売れなくなるまでの時間は,同じです。時間をかけて売ったものは,売れなくなるまでの時間が長続きします。(p110)
 会議で「劇場の収益を上げるために,座席数を増やそう」という話になりました。(中略)Aさんが「それ以上増やしたら,ステージが取れない」と言うと,Bさんが「そんなことはどうでもいい。ステージなんかいるか」と言いました。こういう議論に平気で流れていくのが組織の不思議です。(p122)
 自己肯定感は,能力ではなく,役割があることで上がります。役割があると,人間は自分の居場所を見つけて,「自分はここにいる価値があるんだな」と考えます。「価値がある」と思った人間は,チャレンジするようになります。(p129)
 「人数が増えると手抜きが始まる」という心理学的データが出ています。たとえば,1人ですれば100%できることがあります。それを2人で分担すると,できることが95%に減るのです。1人当たりではなく,2人の合計が95%です。3人で分担すると,85%になります。これが,俗に言う「お役所仕事」です。お役所は,ひとつの打合わせに大勢が来ます。(p132)
 人を増やすとみんなが油断し始めるのと同じで,多重チェックにすると,ミスが増えるのです。(p134)
 部下が覚えるまで待って,何回でも初めてかのように教えることが,ナンバー2の仕事です。(中略)二流のナンバー2が悩んでいるのは,本来,部下の役割である「直すこと」まで自分が引き受けてしまうからです。直すのは部下の仕事です。それは部下に任せておけばいいのです。(p144)
 ナンバー2が,部下に好かれようとして,いい人ぶることで,事故が起こるのです。(p147)
 一流のナンバー2は,部下を守ります。二流のナンバー2は,お客様を守ります。(p155)
 二流の好きな言葉は「ポジティブシンキング」です。ポジティブシンキングで「この戦争は勝てる」と言い続けたことが,太平洋戦争の悲劇です。(p161)
 二流は,目標だけ与えて,「手段は自分で考えろ」と言うのです。手段を自分で考えられるのは優秀な人です。全員が優秀なら,ナンバー2はいりません。(p167)
 セオリーとは,正論です。正論は,誰が言っても間違いのないことで,反論の余地がないからコミュニケーションが成り立たないのです。一流はストーリーを語ります。(中略)結婚式でのつまらない挨拶もセオリーです。「夫婦生活をしていくのに大切なことは・・・・・・」と言うより,自分たちのことを語ってくれたほうが感動的なスピーチになります。(p175)
 一流は,話が短いです。とにかく言葉が短いのです。用件は,立ち話でもすみます。そのかわり,頻度が多いのです。(中略)「短く,少なく」ではNGです。短くできるのは,頻度が多いからです。(p190)
 組織の中には必ず矛盾があります。(中略)強い会社のチームは,矛盾を内包できます。(p199)
 砂浜の上ではスイカの位置は動きません。これは小学校までです。社会に出ると,スイカの位置が変わります。海の波の上にスイカがある時もあります。(中略)ひとつの割り切った気持ちいい言い方だけを求めるのではありません。言うことが常に一定ではなくてコロコロ変わるのが,一流の特徴です。(p200)

2016年5月20日金曜日

2016.05.20 中谷彰宏 『ホテルで朝食を食べる人はうまくいく』

書名 ホテルで朝食を食べる人はうまくいく
著者 中谷彰宏
発行所 秀和システム
発行年月日 2016.01.15
価格(税別) 1,300円

● ホテルの使い方の指南書。副題は「一流の大人のホテル道」。

● ホテルで朝食を食べる人はうまくいくのかどうかは知らないけれど,ホテルで朝食を食べないとうまくいかないと思うのは愚の骨頂だろうね。

● 以下に転載。
 本を集めているのは,図書館です。文化を集めているのが,ホテルです。(p5)
 ホテルに愛される人は,カウンターにもたれないで立っている人です。(中略)それぐらいホテルマンは姿勢で判断します。(p24)
 VIP扱いをしたくない人ほど,VIP扱いを求めます。VIP扱いをしたい人ほど,VIP扱いを求めません。(p31)
 クラスは,収入で分かれているのではありません。マナーで,分かれているのです。(p39)
 ホテルは,人間と人間のハダカのぶつかり合いの場です。単にお客様とサービスマンという関係ではないのです。(p41)
 「会釈をしたり,『行ってらっしゃい』と言うのは,お客ではなくホテルの人がすることだ」と言う人は,ホテルの使い方がヘタな人です。(p48)
 ホテルマンと仲よくなるためには,とにかく会話量を増やすことです。(中略)部屋に着くと,部屋の使い方を説明してくれます。ところが,ほとんどの男性は「説明は大丈夫です」と言ってしまいます。(中略)相手の手間数を増やしてはいけないという遠慮があるのです。(p50)
 ミラクルなサービスは,常連のお客様だから起こせるのです。ホテル側がそのお客様の好みをわかっているから,できるのです。(p55)
 ホテルマンに間違われるようになったら一人前です。(p57)
 頼みごとのやりとりで,人間的なつながりが生まれてきます。これが「仲よくなる」ということです。日本人は頼みごとが苦手です。氷を持って来てほしい時も,自分でとりに行ってしまいます。(p62)
 「いろいろなホテルに泊まってみたほうがいいんじゃないですか」と言う人がいます。それよりは,1つのホテルでいろいろな部屋に泊まったほうがいいのです。(中略)部屋を値段で決めないことです。1つの部屋に泊まって,そのホテルを判断しないことです。(p80)
 ホテルは,演劇空間なのです。お客様が「こういうことをしたいんだ」と言うと,脚本家・演出家・役者・照明係・音楽,すべてのスタッフがそろうのがホテルです。(p90)
 欧米人は狩猟民族なので,常に移動しています。そこでの信用は,泊まっているホテルで決まります。(p95)
 ホテルは,自分の一番いいスーツ,一番いい服,一番いい姿勢で行くことです。ホテルマンは,お客様を差別はしませんが,服装と姿勢で区別します。(p97)
 ホテルにお金をかけたほうがいいのは,つき合う人が変わるからです。その人がうまくいくかどうかは,つき合う人によって決まります。(中略)安いホテルに泊まると,安いランクの人になります。高いホテルに泊まると,高いランクの人たちと出会えます。(p99)
 うまくいかない人は,安いホテルの高い部屋に泊まります。うまくいく人は,高いホテルの安い部屋に泊まります。(中略)ホテル代の大半は,スタッフの人件費です。安いホテルは,安い人件費のホテルマンが働いています。(p101)
 パブリックスペースにいると,出会いがあります。ホテルマンと雑談することもあれば,閉じこもらないオシャレなゲストと出会うこともできるのです。(p103)
 ホテルにとって本当のお客様は,朝ごはんを食べに来ている人です。この裏返しで,いいホテルの見きわめ方は,朝食が充実していることです。(p116)
 ホテルの朝食を食べる時は,必ずネクタイ・ジャケットを着用します。目がショボショボの時は,目薬を差して,シャキッとして行きます。外国のホテルでは,特にそうです。(p118)
 高い部屋に泊まっている人で,散らかっていることはありません。部屋を片づけていると,やがては高い部屋に泊まれるようになっていくのです。(p142)
 ダメなホテルは,インカムを使っているホテルです。インカムを使っていると,人間が動かなくなるのです。(p157)
 庶民は貴族のような人に会うことはできません。ホテルマンは間接的に貴族からマナーを学んでいます。ホテルに行くと,庶民もホテルマンから貴族のマナーを学べるのです。(p177)
 ダサいお客様はゴキブリと同じで,どこにでもいます。それに対して自分は勝ったと思わないことです。成長せずに,自分がダサいお客様のランクへ下がります。(p188)
 パックツァーの料金はピンからキリまであります。キリはできるだけ選ばないほうがいいです。料理や宿が違うだけではありません。一番違うのは,同行者です。キリのツァーに集まる人は,「安いツァーに参加する人」なのです。(p202)
 AホテルとBホテルは知り合いです。情報がツーカーなので,お互いに昨日の売上げまで知っています。そのため業界紙が成り立ちません。(中略)1つのホテルに嫌われると,世界中のホテルに嫌われます。(p207)

2015年12月26日土曜日

2015.12.24 中谷彰宏 『品のある人,品のない人』

書名 品のある人,品のない人
著者 中谷彰宏
発行所 ぱる出版
発行年月日 2014.10.24
価格(税別) 1,300円

● 品とは何か。品があるとはどういうことか。けっこう難問かもしれないね。
 では,品について語ることは,品のあることなのか。それとも品のないことに属するのか。これもけっこう難問だよね。

● とはいえ,以下にいくつか転載。
 「あの人,恥ずかしいことをやっている」と言う人は,自分自身のことがおろそかになっています。(p25)
 紳士の定義は,「紳士とは紳士的でないことを紳士的にできる人」です。品のある人は,品のないことも品のあるようにできる人です。(p31)
 品のある人は品のある人を見て,品のない人は品のない人を見ます。(中略)今も昔も,世の中には品のある人も品のない人もいて,その量はまったく変わりません。(中略)「品のない人が多い」と感じている人は,自分自身が品のない人だということです。(p52)
 私は,お店に行って「姿勢の悪い人がいるな」と思うと,見ないように気をつけています。見ると,姿勢の悪さがうつって腰が痛くなったりするからです。(p54)
 姿勢は服から直されます。燕尾服を着ると悪い姿勢をとることができません。燕尾服から姿勢を直されるのです。服装をきちんとすることによって,その人のしぐさが変わります。(p75)
 品のいい人も品の悪い人も,「自分は普通だ」と思っています。「まわりの人の中では,私はまだ品のいいほう」と思っているのは,まわりが同じレベルだからです。(p83)
 人間は,お客様になると品が下がります。(p105)
 オシャレなお店でも,土曜・日曜は急激にレベルが下がります。ふだん来ないお客様が土曜・日曜に来るからです。(p127)
 品のある人は,「今,ココ,あなた」を大切にします。(p139)
 胸で挨拶をし,胸で挨拶を受けることが大切です。顔だけで挨拶を受けると,感じが悪い。横柄な感じがします。(p166)
 ギリギリいっぱいで乗れた時に,自分だけ乗れて,安心して立ちどまる人がいます。あれは残念です。うしろにまだ乗ろうとしている人がいるのです。自分がセーフだった時が,一番危ないのです。(p197)

2015年3月16日月曜日

2015.03.11 中谷彰宏 『服を変えると,人生が変わる』

書名 服を変えると,人生が変わる
著者 中谷彰宏
発行所 秀和システム
発行年月日 2015.02.10
価格(税別) 1,300円

● 副題は「一流の男のみだしなみ」。本書で披瀝されているところのものは,知識としては特に目新しいものではないと思う。そんなことは知っているという人が多いのではないか。
 たとえば,次のようなことがらだ。
 いい服は,甘やかせてはくれません。いい服は,気合いを入れてくれるのです。気合いを入れてくれる服は,楽は服ではないのです。(p47)
 ドレスコードは,男性で決まります。(中略)女性のファッションのバリエーションには,たとえばデニム素材のオシャレな服もあります。男性にデニムのスーツはありません。女性が着ているデニムは,男性がきちんとしたスーツを着ていると,オシャレな服になります。(p56)
 前からの出会いよりも背中からの出会いのほうが圧倒的に多いのです。背中がどれだけオシャレかということです。洋服のシワや汚れをチェックする時は,常に背中を意識することが大切なのです。高いスーツと安いスーツは,うしろから見ればわかるのです。(p101)
 オシャレでない人は,オシャレさよりも値段を優先します。(中略)流通センターで並んでいる靴を,自分で勝手に選んでレジへ持って行くという買い方をしているのです。これでは永遠にオシャレにはなりません。(p117)
 オシャレでない人は,服の色で勝負しようとします。服は絵画だと勘違いしているのです。服は彫刻です。大切なのはシルエットです。いかに立体でとらえるかです。ハンガーに下がっている状態ではわかりません。必ず自分で着てみます。(p126)
 ショルダーバッグはスーツを壊します。ショルダーバッグでは,オシャレになりません。(p143)
 まわりから見た時に一番目につくのは,ズボンに折り目がついているかどうかです。二番目に目立つのは,膝のうしろのシワです。「服はいくらぐらいのものを買えばいいんですか」という質問はナンセンスです。一番大切なのは,購入価格ではなくメンテナンスにかける費用なのです。(p145)
 服装で大切なのは,年齢よりいかに大人に見えるかということです。若く見せようとする必要はないのです。(p150)
 「ベルトはどうした?」「忘れました」「もう夜なのに,今日1日どうしてたんだ?」「家にはあるので」 こういう人は,その日のチャンスをなくしてしまうのです。(p153)
 カバンで大切なのは,置いた時に立つことです。カバンを寝かせたり,足にもたれかけさせたりすると,その人自身が自立していない印象になります。(p180)
 脱ぐたびにシューキーパーを入れ,履く時にシューキーパーを外すのはめんどくさい作業です。時には指を挟みます。そのめんどくさいことをすることで,靴に愛着が湧くのです。めんどくささと交換に,カッコよさを手に入れるのです。(p199)
 スプリングコートが着られる時期は1ヵ月です。その1ヵ月のために,なかなかお金をかけられないのです。(中略)オシャレな人は,1ヵ月しか着られないスプリングコートを着ているのです。(p212)
● ぼくも知ってはいた。が,知っているからといって,やっているかというと,これが全然。服装についていえば,徹底的に楽に流れてしまっている。
 ときどき,これではいかんと思って,軌道修正を試みるんだけれども,ほどなく元に戻ってしまう。仕事にもチノパンで出かけているし,ネクタイは職場の机に入れておいて,職場に着いてから締めるありさまだ。
 バッグにしたって,公私を通じてナイロン製のトートバッグを使っている。立つはずもない。

● 本音はアンビバレントですね。そうしなきゃなぁとも思うけれども,それっていつの時代の話なんだよと思いもする。

● ほかにもいくつか転載。
 オシャレをすることは,仕事の一部です。オシャレをすると,プレゼンが通ったり,お客様の信頼が得られます。(p29)
 仕事をする大人にとってオフの日などありません。オフに出会った人がビジネスにつながることもあります。(中略)服装は信頼をつくります。いつチャンスに出会うかわかりません。(p44)
 赤系のネクタイをしていると,ナポリタンのソースが飛んでもわからないだろうと思いがちです。ところが,「相手が今ネクタイを見たな」という瞬間に自分の心がくじけます。これが,自己肯定感が下がるということです。(p49)
 今,自分のクローゼットのワードローブの中に,「今日はこれでいいか」「まだこれ着れるし」というスーツが入っています。そんなスーツが自分に希望をくれるかということです。(中略)これはスーツに限りません。靴にしても,すべての持ち物に関して,自分に希望をくれるものになっているかどうかです。スーツが高いか安いかは,希望代として高いか安いかということです。(p97)

2015年1月21日水曜日

2015.01.21 中谷彰宏 『一流の人が言わない50のこと』

書名 一流の人が言わない50のこと
著者 中谷彰宏
発行所 日本実業出版社
発行年月日 2014.06.01
価格(税別) 1,300円

● ひとつだけ転載。
 一流の人は,不満を言っているヒマに工夫をします。不満からは何も生まれません。工夫は何かを生み出します。 一流と二流の違いは生産性があるかないかです。環境に対する不満には生産性がないのです。工夫をする人は不満を言わないし,不満を言っている人は工夫をしません。(p45)

2014年11月8日土曜日

2014.11.06 中谷彰宏 『一行日記』

書名 一行日記
プロデュース 中谷彰宏
発行所 三笠書房
発行年月日 2001.01.15
価格(税別) 800円

● 昔買った本をけっこう大量に処分中。この本もその中の1冊。本というんじゃないでしょうね。読むだけなら5分もかからないからね。
 なので,処分前に再読。

● 手帳にたとえば読んだ本のタイトルを書いておこうよ。読みたい本をメモしておこうよ。行ってみたいレストランがあったら書いておこうよ。そういう勧め。

● 今から14年前はこれで1冊の本に仕立てることが許されたんだな。まだバブルの残り香がかすかにあった頃かな。
 っていうか,この体裁の本って今でもあるか。

2014年11月4日火曜日

2014.11.03 中谷彰宏 『「あと1年でどうにかしたい」と思ったら読む本』

書名 「あと1年でどうにかしたい」と思ったら読む本
著者 中谷彰宏
発行所 主婦の友社
発行年月日 2013.03.31
価格(税別) 1,300円

● もう1冊がこの本。前回読んだ記憶なんてカケラも残っていない。

● いいことを言っているんだけどね。なるほどと思うことがたくさんありましたよ。
 ひとつだけ転載。
 社会人になってからも,部下と上司の関係で,もう1回反抗期が来ます。大人の反抗期は,子どもに比べて年齢差が大きいのです。(中略)40代近くになって,まだ「上司が気に入らない」「上司がバカに見える」と言っている人もいます。 これは子どもが親に対して,「わかってくれない」「ほめてくれない」「クソジジイ」「クソババア」と言っているのと同じです。社会人の反抗期をいかに乗り越えるかです。反抗期を乗り越えなければ,成長できません。(p26)
 本当にそうだろうなと思う。しかし,なかなか難しいだろう。60歳や70歳のジイサンやバアサンの中にも,乗り越えている人を見るのは稀だものな。
 ぼくも乗り越えられていないですね。全然ね。

● まぁ,完璧に忘れていたのは,もう一度読めという神さまのお導きだと思うことにする。

2014年2月7日金曜日

2014.02.06 中谷彰宏 『せつないサービスを胸きゅんサービスに変える』

書名 せつないサービスを胸きゅんサービスに変える
著者 中谷彰宏
発行所 オータパブリケイションズ
発行年月日 2008.12.20
価格(税別) 1,400円

● 「サービス精神とは,ふだんの日常生活の中で,人を喜ばせることです。人を喜ばせるには,日常生活の中で「せつなさ」を感じることです。(中略)「こういう時ってせつないよね」と,相手より,まず自分が感じることです。せつない気持ちが分かれば,そのせつなさを取り除くにはどうするか考えられます」(p2)という「まえがき」に本書の肝が述べられている。
 本文はその具体例。

● ホテル学というか,サービスやホテル経営について教える専門学校や大学もけっこう増えたように思う。アメリカのコーネル大学が有名だけれども,国内にもずいぶんある。
 ここから先は想像で言うんだけど,専門学校や大学で教えているようなことは,現場に入ればその半分か3分の1の期間であらかた身につく。
 むしろ,自分とその周囲を見渡すことで,それ以上の学びというか気づきというか,知見を得ることができる。あとはそれを身体化できるかどうか。
 知識や頭より性格の方がずっと大切で,知識は努力でどうにかできるけれども,性格をどうにかするのはなかなか難しい。努力で何とかなるようなものは,そもそもたいしたものではない。

● ホテルがブッフェを導入するときは,毎日お相撲さんが集団で食べに来たらどうするんだ,という意見もでたらしい。いかにもありそうなことだと思って読んだ。
 議論はたいてい無駄。さっさと試してみて,ダメだったらやめる。これができれば理想なんだけど,できないから理想であり続けている。

2014年1月29日水曜日

2014.01.29 中谷彰宏 『人は誰でも講師になれる』

書名 人は誰でも講師になれる
著者 中谷彰宏
発行所 日本経済新聞出版社
発行年月日 2012.08.24
価格(税別) 1,300円

● 具体的なノウハウが詰まってますな。講師業に限らず,どんな職業でもこれは大事だよってこと。誰もが頭ではわかっている。ぼくもわかっている。
 問題はそれができるかどうか。

● 以下に転載。
 体験からの話は何にもまさるのです。どこかで勉強して,ノートをとってきた話は,聞いている人には伝わらないのです。(p30)
 講師の依頼は,専門的な知識を身につけた人のところに来るわけではありません。講師の依頼は,時間に正確な人のところに来ます。(p42)
 レスポンスを早くします。時間に正確なだけではなくて,「レジュメを送ってください」と言われたら,すぐ送るのです。趣味の世界の講演だとしても,ビジネスです。レスポンスの早さはビジネスの基本です。(p82)
 質問という形で,「先生のおっしゃることは違っていると思います」という反論をする人がいます。討論会だと思っているのです。(中略)ここで討論を始めると,時間がムダになります。私は「ハイ、私が間違っています。あなたが,正しい」で終わらせます。(p123)
 話し手の熱意が大切です。松岡修造さんぐらいの熱意で話せばいいのです。中身より,熱意です。聞き手は熱いものに巻き込まれるのです。(p140)

2014年1月27日月曜日

2014.01.27 中谷彰宏 『ファーストクラスに乗る人のお金』

書名 ファーストクラスに乗る人のお金
著者 中谷彰宏
発行所 きずな出版
発行年月日 2013.12.25
価格(税別) 1,400円

● タイトルはファーストクラスとなっているけれども,内容は庶民のための金銭用心集。正確にいえば,ファーストクラスに乗れるようになりたいと思っている庶民のための。
 巧いタイトルだと思う。ぼくのようなバカが買うだろうからね。

2013年11月24日日曜日

2013.11.23 中谷彰宏 『ファーストクラスに乗る人のノート』

書名 ファーストクラスに乗る人のノート
著者 中谷彰宏
発行所 きずな出版
発行年月日 2013.10.01
価格(税別) 1,400円

● 紙のノートを使うようになったのは今年の6月のこと。学生をやめてからは,ノートというものを手にすることはなかった。
 仕事でもノートを使うなんて考えたこともなかった。会議でも配られた資料の余白に極小の文字でメモしていた。それで充分だと思っていた。っていうか,ノートに何かを書いている人を蔑んでいた気配もある。なに,ムダなことしてるんだ,って。

● 蔑まれるべきなのは自分の方だった。愚かだったね。これは実際にノートを使ってみると,すぐに了解できた。数十年,自分は何と愚かに過ごしてしまったのか。
 とにかく書けばいいのだ。備忘でも会議録でも日記的なことでも埒のない思いつきでも,とにかく何でも。

● で,そうなると,タイトルに「ノート」とか「ノート術」なんてのが入ってる本を読むようになった。これはどうなんだろ。あんまり読んでも仕方がないようにも思うけど。
 ところで,本書のタイトル。タイトルに惹かれて買う人もいるのかも。卓抜といえば卓抜なタイトルだと思う。

● ところで,著者はA4のルーズリーフを片面使用で使っているそうだ。分類を気にしなくていい,あとからいかようにでもできる,というのが理由らしいんだけど,これ使いづらくないだろうか。
 コピー用紙も多用しているようだ。普段はコピー用紙を持ち歩いて,あとで穴をあけて綴じるってことなのかなぁ。
 少なくともA4をバインダーごと持ち歩くのは,現実的じゃないような気がするんだけど。

● ぼくも学生時代は(就職してからもしばらくは)ルーズリーフを使っていた。たぶん,ルーズリーフならではの使い方はしていなかったな。
 書くときはリングからはずしていたかも。ということは,書くときにはある程度まとまった時間を投入していたのかな。チョコっと書くのに,いちいちはずすのは手間だから

● 書くときに最も大切なのは,とにもかくにも使いやすさ。面倒のなさ。この点で,システム手帳やリング式のノートよりも,普通の綴じノートが数段勝るように思う(いや,著者のように片面使用なら,ルーズリーフの使いづらさは回避できるか)
 書いたあとのことよりも,書くことそれ自体に焦点をあてて道具を選んだ方がいいという意見で,綴じノートが一番だと今のところは思っている。
 ついでに申せば,ペンの同時携行は必須だから,ペンホルダー付きのノートカバーも使った方がいいでしょうね。 

2013年10月31日木曜日

2013.10.31 中谷彰宏 『中学時代がハッピーになる30のこと』

書名 中学時代がハッピーになる30のこと
著者 中谷彰宏
発行所 PHP
発行年月日 2012.10.02
価格(税別) 1,000円

● ごく普通の人生論っていうか,大人にもそのまま言えること。中学時代だからといって,それ特有のノウハウがあるわけじゃない。

● 集中できないときは掃除をするのがいいとか,仕事を決めるときは仕事そのものを見るんじゃなくて,素敵と思える大人がやっている仕事を選べとか,そういうことが説かれている。

2013年10月28日月曜日

2013.10.28 中谷彰宏 『14歳からの人生哲学』

書名 14歳からの人生哲学
著者 中谷彰宏
発行所 PHP
発行年月日 2012.03.05
価格(税別) 1,000円

● 中学生向けの生き方論ということになる。テーマは次の一文。これを1冊に仕立てている。
 「現実」など存在しないのです。あるのは「解釈」だけです。現実に生きているのではなく,「現実」を「解釈」して生きているのです。「解釈」は,別の言い方では「思い込み」です。(p17)

2013年7月25日木曜日

2013.07.25 中谷彰宏 『魅惑力』

書名 魅惑力
著者 中谷彰宏
発行所 学研パブリッシング
発行年月日 2013.07.09
価格(税別) 1,200円

● 副題は「一瞬で,人を虜にする女になろう」が副題。

● ひとつだけ転載。
 芸大の先生に「どういう学生が一流の芸術家になれますか」と聞きました。1つは,既成の概念にとらわれず,いろいろなことをやれる人です。これが「トライ」です。 もう1つは,自分の好きなことをやっている時に,先生や仲間のアドバイスに対して,「ああ,そうか。これはひとりよがりだったかな」と,素直に聞ける人です。(p101)

2013.07.24 中谷彰宏 『変身力』

書名 変身力
著者 中谷彰宏
発行所 学研パブリッシング
発行年月日 2013.02.12
価格(税別) 1,200円

● 「今日から,魅せる女に生まれ変わろう」というのが副題。

● ひとつだけ転載。
 お昼休みに,ごはんを食べに行きます。この1時間にも,ケータイを持たずにいられません。この時点で,ケータイ依存症です。夜,寝る前にメールチェックをしないと寝られなくなります。アルコール依存症と同じです。(p69)
 たしかにそうなんだけどね,多いだろうな,こういう人。性別年齢を問わず。何なんだろうね,もうケータイは身体の一部になってしまっているんですかねぇ。ケータイを供給する側は,ユーザーがここまで使ってくれれば本望だろうけどね。
 人間関係依存症なんでしょうね。あるいは他人恐怖症候群とでもいうべき状況になってて,ケータイを介したつきあいに落ち度を作ることを恐れているのか。

2013年7月24日水曜日

2013.07.23 中谷彰宏 『「あと1年でどうにかしたい」と思ったら読む本』

書名 「あと1年でどうにかしたい」と思ったら読む本
著者 中谷彰宏
発行所 主婦の友社
発行年月日 2013.03.31
価格(税別) 1,300円

● 毀誉褒貶ある中谷さん。っていうか,毀と貶の方が多いんじゃないかと思うんだけど,けっこういいこと言ってますよ。

2013年3月28日木曜日

2013.03.28 中谷彰宏 『もう一度会いたくなる人の聞く力』


書名 もう一度会いたくなる人の聞く力
著者 中谷彰宏
発行所 PHP
発行年月日 2012.09.26
価格(税別) 1,200円

● 中谷さんを嫌う人,けっこう多いでしょうね。この種の本を数え切れないほど出している。活字をスカスカに組んで,本数をたくさん出す。それで「作家」と自称する。「作家」はないだろう,ってね。

● でも中谷さんの本は出せば一定数売れる。彼のファンはナカタニアンというんだそうだ。そのナカタニアンがマーケットを支えている。

● でもね,言っていることはしごくまっとうですよね。たとえば,次のようなこと。
 クレームを聞く時,「大問題が起こってしまった」というとらえ方は間違いです。「散歩が足りないんだな」と思って話を聞くことです。これはクレームだけでなく,怒っている相手への話の聞き方です。上司の説教も同じです。上司が説教するのは散歩が足りないのです。散歩をさせてあげるぐらいのつもりで聞くことです。クレームは筋道で聞く必要はありません。怒っている相手のロジックを聞かなくていいのです。(p124)