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2016年7月22日金曜日

2016.07.22 番外:“おもてなし”の心を感じる 日本の極上ホテル

書名 “おもてなし”の心を感じる 日本の極上ホテル
編者 新井邦弘
発行所 学研パブリッシング
発行年月日 2012.08.10
価格(税別) 838円

● 2年前に一度読んでいる。というか,眺めている。今回は再眺(?)。

● ホテルに関しては自分はゲストの立場にしか立たない。キャストになる可能性は絶無だ。ゆえに,気楽にアレやコレの妄想に浸ることができる。
 でも,ホテルのスタッフっていうのは,数ある職業の中でもかなり大変な業種だろうと思う。

● まず,夜勤,深夜勤がある。現場にいられるのは何歳までなのだろう。現場にいられなくなったからといって,管理職になれるとも限らないだろうし,なれたとしてもホテルの管理職は胃が痛くなるようなポジションなのではあるまいか。
 いつだって身だしなみを整えておかなければならない。無精ヒゲなどもってのほか。それだけで自分には務まらないと,ぼくは思ってしまう。

● しこうしかして,勤務時間が長い。さらに,わがまま極まるゲストを相手にしなければならない。
 ホテルにいるときくらい,紳士淑女としてふるまおうなどと考える人は絶対的に少数だろう。わがまま勝手し放題。人間の最も嫌な面を最も多く見なければならない職業ではないか。

● で,そのホテルマンという職業を自分の天職と思える人もいるようだ。功成り名を遂げた一部のエリートさんじゃなくても,そう思える人がいるようなのだ。不思議なことではあるまいか。
 激務イコール忌避すべきもの,という単純思考に毒されすぎているんだろうか,ぼくは。

2015年12月23日水曜日

2015.12.23 番外:DIME 2016-2月号 ニッポンのホテル超賢い使い方

編者 大高和久
発行所 小学館
発行年月日 2015.12.16
価格(税別) 639円

● 外国からの旅行者が増えていることは,田舎にいても感じること。2011年こそ東日本大震災で落ちこんだものの,翌年には回復し,以後もかなりの勾配で上昇している。
 特に,東京ではホテルが足りないと聞く。実際,都内のビジネスホテルがなかなか予約できなくなっていることは,自身の経験で実感している。

● 「インバウンド」と言ってるんですね。2020年以降はそのインバウンド効果も下向くと予想されている。オリンピックがピークということですか。
 が,たぶん,現在の訪日観光客の増加は,オリンピックとはほとんど関係ないよね。ひとつには円安。もうひとつは,日本国内の諸々のコンテンツが充実しているからだろう。

● 訪日観光客が無限に増え続けることはもちろんあり得ないけれども,いずれ高値安定ってことになるんでしょ。

● 宿泊以外のホテルの利用の仕方っていうのは,昔から変わらないものだ。朝食を食べに行くとか,商談にラウンジを使うとか。
 ひと頃,ビジネスセンターというのが脚光を浴びたことがありましたね。エグゼクティブビジネスマンに秘書機能を提供するというもの。そこに平凡なサラリーマンが群がった(のかどうか)。
 ソウルのあるホテルのビジネスセンターで,白人男性が複数の女性スタッフを相手に雑談していたのを目撃したことがある。ビジネスセンターをホステスのいるクラブのように使う。あ,こういうふうに使えばいいのかと妙に納得したものだった。

● そのビジネスセンター,今はどうなっているのか。閉鎖されたか,閉鎖はされないまでも無人化されたか。あるいは装いを変えてそのまま残っているのかなぁ。
 ファックスやパソコンが高価だった頃の徒花だったんですかねぇ。現在のようにネット回線があたりまえになると,ビジネスセンターも秘書機能も必要なくなった。

● アマン東京も紹介されている。そういえば,アマンが東京にもできたのだったな。どうなんだろ,東京のアマン。
 どうなんだろといっても,ぼくには関係のないことだけどね。

2015年8月17日月曜日

2015.08.11 番外:BRUTAS 2015年8月15日号-わざわざいきたくなるホテル。

編者 西田善太
発行所 マガジンハウス
発行年月日 2015.08.01
価格(税別) 602円

● といっても,そこはBRUTAS流で,帝国やリッツ・カールトンのようなエスタブリッシュメントは登場しない。大半のホテルをぼくは知らなかった。

● 「蕎麦を啜りフレンチに酔う」といわれても,そんなものにオレは酔いたくないよ,とか思ってしまう。ま,見るだけでいいかなぁと思う。実際に行ってみたいとは思わなかった。

● ラグジュアリーホテルに関しては,ハードも接客などのソフトも食事やアミューズメントもどんどん良くなって,そういうところで差別化するのは難しくなっているのかもしれない。
 そうしたハードやサービスではなく,ホテルが立地しているその場の格とでもいうべきものが決め手になってきているのかね。人工的なものは行くところまで行ってしまっていて。

● たとえば,栃木県でいうと,高級ホテルとか高級旅館といえば二期倶楽部だったり山楽だったりするんだけど,いずれも那須御用邸の近くにある。
 その場の格が高級を生んでいるのかな,と。たとえ同じ環境であったとしても,他の場所に移築したら高級を維持することはかなり難しくなるのじゃないかなぁ,と。

2014年9月22日月曜日

2014.09.21 番外:いま泊まりたい ニッポンの名旅館&一流ホテル

編者 高橋俊宏
発行所 枻出版社
発行年月日 2014.06.30
価格(税別) 1,500円

● 性懲りもなくこういうものを眺めている。写真と文章で構成されているわけだけど,文章は無視。写真だけを見ていく。
 こういうものの文章って定型があるっぽい。書き手はその定型を崩さないように注意しながら,そこに何とか読んでもらえる工夫をしなきゃと苦労しているのかもしれない。けれども,内容は広告宣伝なんだから,律儀に付き合わなくてもいいでしょ。

● 「ななつ星in九州」なるクルーズトレインがあるんですね。知りませんでした,こんなのがあったなんて。
 3泊4日コースで安いのが430,000円。それでも,参加できるかどうかは抽選で決まるほどの盛況らしい。世の中にはお金持ちっているんだねぇ。
 昔,JR東日本だかJR北海道だかに“夢空間”という豪華寝台車両があったと思うんだけど,あれはどうなったんだろう。って,ぼくが心配しても仕様がないんだけど。

● こういうのって,たぶん一度で飽きると思う。一度で飽きるものをわざわざ体験しなくてもいいと思う。イソップの酸っぱい葡萄よろしく,お金を持たない貧乏人はそう考える。

2014年7月30日水曜日

2014.07.28 番外:“おもてなし”の心を感じる 日本の極上ホテル

書名 “おもてなし”の心を感じる 日本の極上ホテル
編者 新井邦弘
発行所 学研パブリッシング
発行年月日 2012.08.10
価格(税別) 838円

● 宇都宮駅ビルに入っている八重洲ブックセンター宇都宮店で購入。アウトレットコーナーにあった。360円。

● 昔は,ホテル=富裕層=憧れ,だった。こうした雑誌やムックを見ては,この空間に自分を置けたらなぁと思ったものだ。
 いや,今でも,基本は変わらない。お金を使ってする遊びでやってみたいことの筆頭にくるのは,都内のホテルでまったりすることだ。

● けれども,お金を使って遊びたいとあまり思わなくなっちゃった。もう充分というほどこの種の遊びを遊んだわけではないけれども,オウチがいいと思っているわけでもないんだけど,お金を使っても使わなくても,得られるベネフィットに大きな差はないなぁと思うようになっちゃって。
 スイートルーム,空港のエグゼクティブ・ラウンジ,銀製のカトラリー,and so on。べつにどうってことないよなぁ。

● っていうかですね,これらの環境に身をおいたとて,贅沢とか優雅とか上品とかっていう味わいを享受するのは難しいというのが,経験則の教えるところだ。なぜなら,結局のところ,そうした空間を完成させるのはお客であって,必ずそれに相応しくないお客が相当数入りこんでいるからだ。
 下品なお金持ちって,掃除機で吸いこみたくなるほどたくさんいる(と思われる)。教養のカケラもない上流階層の紳士淑女も,ごきぶりホイホイを仕掛けたくなるほどウロウロしている(と思われる)。
 そもそも無理をして来ちゃってるお客さんもけっこういる(と思われる)。早い話が,ぼくだってそうした場に何度かは出没しているんだから。

● とはいえ,そうした場の最新情報は気にならなくもない。ときどき雑誌やムックでチェックしたくなる。そうして,ビジネスホテルに泊まって,大衆居酒屋で飲み食いするのが,半分は負け惜しみなんだけど,賢さを具現するゆえんかと存ずる。

● ひとつだけ得心のいく文章があった。
 高級ホテルはひとつの舞台のようなもの。スタッフとゲストが互いに演じ合うことで場が成立している(村上実 p7)
 演じるって大事だよね。演じないで生きてる人なんていないはずだ。四六時中,演じている。時には思いっきり演じるのもいいんでしょうね。それをハシタナイとか,なにブッてんだよとか,思っちゃっちゃダメなんだろうなぁ。

2014年7月24日木曜日

2014.07.24 番外:CREA Due TRAVELLER 極上ハワイを楽しみつくす!

編者 林 暁
発行所 文藝春秋
発行年月日 2001.06.25
価格(税別) 838円

● こういうものも買っていた。13年前。自分の興味がこういうところに向いてたんだなぁと,ちょっと感慨にむせぶところがある。
 というわけではなくて,この頃,わが家をハワイブームが覆っていたんだと思う。要するに,奥さんがハワイ好き。ハワイのみならず,白人の国はどこでも。ヨーロッパ,アメリカ,オーストラリア。中国系は香港とシンガポールを例外として,拒否される。
 この時期はハワイだったんだろう。

● ハワイのホテル紹介。部屋の調度や食事の写真。絢爛たるもので,当時はこういうものを見て目の保養をしていたんだね。
 巻頭を飾るのは,カハラ マンダリン オリエンタル。今ではマンダリングループを離れてますね。

● 現時点ではハワイに興味なし。第一,泳げないんだから,ぼく。南の島は基本的にパスしたいわけですな。泳げなくても楽しむ術はあるんだと思うんだけど,そうだとしてもわざわざそういうところに行かなくてもね。
 もうひとつは時差。東西に動くのはシンドイですよ。ハワイなんて,今日の夜に発って,夜通しのフライトで,着いたら今日の朝なんだよ。とんでもないでしょ。年寄りには体に毒だ。

● さらに,食事。ありていに言う。旨いものがない。おまえが行くようなところにはないだけで,あるところにはあるんだよ,と言われますか。
 ぼくとすれば,ぼくが行くようなところにしか行けないわけで,そこに旨いものがないっていうのは,つまるところ,どこにも旨いものはないってことになるわけね。
 唯一,果物だけじゃないか。何とか喉を通っていくのは。

● ホテルに関していうと,リゾート地よりも都市にあるホテルの方が居心地がいい。というのがぼくの経験知。マンダリンなんか泊まったことはないんだけど。
 リゾート地のホテルって場所に寄りかかっているような気がする。オペレーションに甘さがあるように思う。その典型が沖縄。
 ぼくの好みは都市のホテルだね。で,ホテルの中で過ごすんだったら,そもそもリゾート地に出向く必要がない。交通費分をホテル代につぎこんで,都心のホテルに泊まればハワイなんか目じゃないほどの贅沢を味わえるんじゃないだろうか。

● もっとも,リゾートだろうと都心のホテルだろうと,回数を重ねてしまえば,必ず飽きるはずだけど。一生の楽しみにはならないものだと思う。
 それを望むのであれば,お金に頼らないことだ(と思う)。体を動かすことだったり頭を使うことだったり,お金を使わずにできる遊びの方が,ずっと飽きることなく続く。

2014年7月21日月曜日

2014.07.19 番外:東京ディズニーリゾート ホテルガイドブック2012(その2)

書名 東京ディズニーリゾート ホテルガイドブック2012
編者 ディズニーファン編集部
発行所 講談社
発行年月日 2011.08.04
価格(税別) 952円

● すでに新版が出ている。これ,TDRのホテル群のカタログというか拡販誌だ。それをお金を取って販売しているわけだよな。しかも,そこそこ売れているんだろう。ディズニーはたいしたものだ。いや,皮肉でなしに。

● ディズニーホテルでは,ミラコスタにしか泊まったことがない。何度か宿泊したけれど,一度だけ,ポルト・パラディーゾ・サイドのテラスルームに泊まることができた。奥さんがディズニー大好き女だったのでね。パソコンの前に陣取って格闘して勝ちとったものだ。
 小さかった豚児が喜んではしゃぎまわっていたのを憶えている。ぼくも人の親なので,子供が喜んでくれるのは嬉しかった。
 朝食はルームサービスにして,テラスで食べるのが約束事でしょ。わが家もそのようにした。やはり豚児が嬉しそうにしてたのを憶えている。
 ただ,あれだね,朝食をルームサービスにすると野菜が少なくなるのが,難といえば難ですね。

● 以上は,一にも二にも,眼下にディズニーシーを見渡せるがゆえの効果。ホテル単体としてみた場合は,格別のこともないと思った。建物も意外に安普請ではないか。
 屋外プールもどうってことないと感じたな。オペレーションも普通じゃないですかねぇ。
 もっとも,ぼくらが泊まったのは,ディズニーシー開園5周年のときだったけど。要するに,昔のこと。

● あと,やっぱりね,ディズニーホテルはお高いですよね。ラックレートを比較すれば,ディズニーホテルもオフィシャルホテルも大差ないんだけど,ディズニーホテルはラックでしか泊まれない。
 オフィシャルはラックで泊まっている宿泊客などいないだろう。安い宿泊プランがいろいろある。

● 回数だけでいうと,わが家はシェラトンが圧倒的に多い。百泊までは行かないけど,数十泊はしている。スタンダードからプレジデンシャルスイートまで。義父母や義弟夫婦を誘って行ったり。パーク抜きで,ここに泊まるためだけに舞浜まで出かけたことも何度かある。
 初めてシェラトンに行ったのは,宿泊ではなく食事だった。「グランカフェ」で蟹の食べ放題をやっていてね。それを食べに行ったのが最初。その蟹が旨くてねぇ,それにあてられたのがキッカケといえばキッカケか。
 ただし,蟹フェアは赤字だったんだろうな。その後,二度と催行されることはないからね。

● 豚児が小さかった頃は,ペントン・クラブのサービスに乗った。何回か行くと,景品がもらえる。ホームページに豚児の名前が載る。すごいよ,豚,全国で何番目だよ,とか。今思えば,バカ以外の何者でもない。親が。
 クラブラウンジがあるのはここだけになった。以前は昼からビールが飲めた。ビーフジャーキーをかじりながら飲むビールは,なかなかけっこうなものだった。
 オープンスペースに揺り椅子が置かれているのもいいな。そこに座って持参した本をトロトロと読むのも乙なもので。

● プールとサウナが安い料金で使えるのもメリットだ。1,500円でパスを買うと,何度でも使える。ホテルクオリティのプールであり,サウナだからね。
 夏限定の屋外プールはやはり小さかった頃の豚児のお気に入りで,よく遊んでいた。ここでアルバイトの学生さんからオレンジスカッシュでも買って飲めば,充分にリゾート気分を味わえた。安あがりなリゾートだ。
 ただし,屋外プールは芋洗い状態。でもな,ハワイのワイキキビーチだって似たようなもんだろ。

● ネットカフェがあるのも何気に得点が高い。ネットで何するわけじゃないんだけど,ここで過ごす時間もけっこう長い。
 ホテルの中で過ごすことができるから,ここだとパーク抜きがあり得る。スイートだろうと何だろうと,部屋にずっといるのは苦行になるけど,ホテルのオープンスペースをわがものにできれば,必ずそのホテルはいいホテルになる。

● じつは,この頃,ヨメがSPG(スターウッド プリファード ゲスト)の会員になってて,プラチナ会員に登りつめたんですよ。だから,泊まるホテルはシェラトンかウェスティンに決まっていた。
 SPGのポイントはチェックインの回数がモノサシになる。1泊でも連泊でもポイントは同じ。だから,ポイントを稼ぐには連泊を避けること。
 加えて,同一都道府県内にあるホテルはどれかひとつしかカウントされない。幸い,舞浜は千葉県。なので,ここに1泊して恵比寿のウェスティンに泊まって,またここに戻ってくるなんてこともやってましたね。
 プラチナになると特典が大きいのは確かで,色々といい目に遇わせてもらったね(プレジデンシャルスイートなんぞに泊まれたのもそう)。ヨメのおかげだ。ただし,SPG加盟ホテル以外のホテルに泊まる機会と引き換えることになるけど。
 ちなみに,今のヨメは無印。こういうのは勢いでプラチナまで行くことは行けても,それを維持することはまず不可能としたものでしょ。

● オークラにもけっこう泊まった。ここの特長はハード面にある。群を抜いて素晴らしい。大理石がふんだんに使われている。
 香港の今はインターコンチネンタルになっているホテルを運営していたリージェントが,このホテルを手がけることになっていたと聞いたことがある。ところが紆余曲折があって,第一ホテルが入ることになった。さらに紆余曲折があって,今はオークラになっている。
 たぶん,オークラの稼ぎ頭なのではあるまいか。

● ここに来ると,まず風呂に入りたくなる。現時点でも水準を抜く設備といっていいのでは。いわんや,当時はちょっと驚愕ものでしたな。
 「コスタ デル ソル」の風呂もいいねぇ。浴槽が深くてね。

● 女性スタッフは美人揃い。呆れるほどだ。

● メインのレストランは「フォンタナ」。いつだったか,ここで蟹とステーキを前面に立てたディナーブッフェがあった。ところが,スタッフのシフトの問題があったようで,スタッフの数が絶対的に足りない。
 彼はよくやっていたと思うんだけど,お客を待たせる。待ちきれないお客が自分で動こうとする。結果,カオスが増大する。
 そもそも,「フォンタナ」って必ずしもブッフェに向いた造りになっていない。動線の問題で,普通であっても滞留が起きやすい。
 じつは,そのとき以来,オークラには行かなくなった。

● ヒルトン。二度しか泊まったことがない。二度目は最近なんだけど,改装して良くなったと思った。
 以前はスターバックスが入り口の近くにあった。が,スタバにとってもホテルにとってもあまり幸せな状態ではなかったろう。

● 市中価格で利用できるコンビニがあるのはありがたい。舞浜駅のニューデイズ,けっこう混んでるからね。あんまり寄りたくないもんな。
 屋内に立派な喫煙室がある。煙草を吸うお客さんやで出入り業者の営業マンにとっては,とてもありがたいはずだ。目下の一般的な状況は,結界を作って喫煙者をその外に追いだす方式だけれども,このやり方はそろそろ限界に来ていると見る。どんどん結界を広げてきたわけだけどね。
 煙草税は依然として重要な税収のひとつであるのだし,喫煙者も消費はする。ここまで迫害されている喫煙者をある程度まとめて捕獲できれば,美味しいお客になるだろう。

● 東京ベイ舞浜ホテル クラブリゾートは,東急だった頃に何度か宿泊。手堅くまとめていたと思うんだけど,その分,突出したところはなかったかなという印象。

● 東京ベイ舞浜ホテルとサンルートは宿泊経験なし。

2014年5月14日水曜日

2014.05.14 番外:一度は行きたい世界のホテル&リゾート

編者 高橋俊宏
発行所 枻出版社
発行年月日 2014.04.10
価格(税別) 1,500円

● 世界のリゾートホテルの紹介。まずはアマンということになる。本書でも巻頭を飾るのはアマン。
 創業者のエイドリアン・ゼッカが京都の俵屋にインスピレーションを得たっていうような記事を何かの雑誌で読んだ記憶があるんだけど,どうなんだろ。
 交通不便な辺鄙なところにあるのがアマンだったんだけど,近頃は都市にもできているんだね。数もだいぶ増えた。近く東京にもできるらしい。
 行くか? 行かないですよ。っていうか,行けないでしょ。お金どうするんですか。

● 「Home Away from Home」がアマンのテーゼらしいんだけど,だったらずっと家にいればいいじゃん,と悪態のひとつもつきたくなったりね。

● 若い頃は高級ホテルは憧れだった。もちろん,今でも憧れなんだけど,憧れる度合いはだいぶ低下してきた。アマンはとうてい無理だけれども,高級に分類されるホテルを何度か経験したら,もういいやとなってしまった。
 お金を遣ってする遊びは飽きる。短期間に集中してやってしまうと,あっという間に飽きる。あるいは,経験の度合いが浅かったからかもしれないけれど。

● そもそもが海外に行きたいと思わなくなっている。意欲減退気味。近くでいいよねと思う。海外のリゾートに行くくらいなら,近くにある那須の二期倶楽部とかね。まだ行ったことのないところが近くにたくさんあるわけで。
 それと,ケチ根性。お金がもったいない。飛行機や新幹線で遠くまで行くんだったら,その分を宿泊費に回して,それこそ二期倶楽部や都内のホテルで贅沢した方がいいんじゃないのと思ってしまうタイプ。

● というわけで,ぼくの注目は海外ではなくて,国内。しかも地元か近県。ほんとにねぇ,日光の金谷ホテルにも泊まったことがないんだからねぇ。

2014年2月3日月曜日

2014.02.01 番外:東京ディズニーリゾート ホテルガイドブック2012

発行所 講談社
発売年月日 2011.08.04
価格(税別) 952円

● 昔,今よりずっと貧しかった頃。ほんのたまにホテルに泊まることがあった。必ずビジネスホテルだった。世の中にはこういうホテルじゃなくて,もうちょっと違うホテルがあることはいくら何でも知ってはいたけれども,自分が泊まることなんてあるんだろうかと思っていた。
 書店でそうしたホテルのガイドブックを買った。ガイドブックに載っている写真をながめては,すごいなぁとため息をついた。

● 初めてビジネスホテルじゃないホテルに泊まったのはいつだったか。そんなに昔のことではないと思う。
 ディズニー関連では,舞浜ホテルクラブリゾート(当時は東急)が初めてだったことは憶えている。安いプランがあってね。ぼくには充分すぎた。
 耳学問というか眼学問というか,ガイドブックやら何やらで知識だけは仕入れてしまっていたから,知ったふうでいたけれども,まぁ,みっともいい客ではなかったはずだ。

● その後はシェラトンが最も多い。
 ただし,部屋代だけでいっぱいいっぱいだったから,ホテル内のレストランは「グランカフェ」以外は入ったことがない。一度だけ,今はあるのかどうか知らないけれど,「サミット」で食べたことがあった。

● パークには行かないで,ホテルでずっと過ごしたこともある。シェラトンなら「オアシスパス」を購入すれば,何度でもプールやサウナを使えるもんね。夏場は余裕で終日過ごせる。プールもサウナもホテルクオリティーだし。「オアシスパス」はお値打ちだと思う。
 「The Link@Sheraton」でインターネットにつながったパソコンで,無駄に時間を使うのも楽しい。自宅で自分のパソコンを使っているより晴れ晴れするのは,何でなのか。って,理由はハッキリしている。自宅で寝るより,ホテルの部屋の方が快適なのと同じことだもんね。
 公共スペースに置いてある揺り椅子もいい。ここに座って持参した本を読むのは,じつにどうも快適至極だ。

● 11階にあるクラブラウンジも特筆もの。ディズニーオフィシャルでラウンジを維持しているのはシェラトンだけになった(と思う)。いつだってコーヒーを飲めるし,午後になればビールにもありつける。
 遅くまでやってくれてるのも嬉しいけれど,働く側は大変だ。深夜まで勤務して,仮眠といっていい睡眠をとり,早朝からまた勤務するっていうシフトになることもあるようだ。
 ここの女性スタッフはみな美人なんだけど,さすがに早朝は化粧のノリも悪かったりするようだし,いかなプロといえども,疲れを見せることもある。

● タレントの石塚英彦さんを何度かお見かけしたことがある。一度は朝食のとき。一家を背負っているようだった。何がなし,大変なんだなぁと思わされた。どんな人もね,楽々とは生きてないんだなぁ,と。

● と昔を思いだしていると,また行きたくなってきた。たまの贅沢。
 海外よりも国内。遠くよりも近く。交通費をかけて遠くにいくより,その分をそっくり宿泊費に回すのが賢い。回すに足るホテルがたくさんある首都圏に住んでる人を羨ましいと思うのは,ここのところだ。
 でも,地方であっても泊まるに足るホテルはあるはずで,あればそこが自分のリゾートになる。わざわざ舞浜に行くこともないってことになる。

● ぼくのように,ゴルフもしない,スキーもしない,まともに泳げないっていう輩は,リゾートといったって,自然に向かうことにはならないわけで,居心地のいいホテルで時間を浪費するのが最高だ。
 あ,それと温泉もいいですね。可能ならば,長逗留してみたい。食事は質素なものでいいから。

2014年1月15日水曜日

2014.01.15 番外:ディズカバー・ジャパン・トラベル ニッポンの一流ホテル&リゾート

編者 高橋俊宏
発行所 枻出版社
発行年月日 2013.02.20
価格(税別) 1,500円

● ホテルを紹介しているガイドブックなんだけど,こういうのを見るたびに思うのは,もし自分がこの中にいたら,間違いなく風景を壊してしまうだろうなってことだ。自分がいちゃいけないよなぁ,と思う。一流ホテルなるものに臆する気分ってのは,多くの人が持っているんじゃないかと思うんですよ。
 よく,お客さまがホテルマンを育ててくれるっていうけれども,あれは本当なのか。反面教師としてとか,クレーマーに強くなるとか,そういう皮肉な意味でなく,ホテルマンを育てるお客なんているのか。

● なぜ自分が風景を壊してしまうのか。ルックスや洋服がそれにそぐわないってこともあるかもしれないんだけど,そういうことよりも,出てるオーラが下品だからなんだよねぇ。
 要するに,ていねいに生きてないんですよ。それが出ちゃう。これ,隠しようもないわけで。
 だから,ていねいに生きるようにすればいいんですよね。今からだって遅くはない。でも,わかっちゃいるけど,なんですよねぇ。
 ていねいに生きるためには,「面倒くさい」を排除しなきゃいけない。ところが,ぼくときたら,インスタントものが好きだし,メンテナンスを億劫がるし,まぁ,面倒なことは御免被りたいわけでね。

● たとえば,コーヒーだったら,最近のインスタントコーヒーはかなり良くなってて,旨いし,香りも立つしで,インスタントで何の問題もないと思う。ラーメンもそうだな。今どきのインスタントラーメンって,なめちゃいけない水準になってる。
 でもさ,レトルトのミートソースはどうよ。ぼくは,このレトルトを許せるくらいに,手間をかけるのを嫌がるんだよねぇ。
 こういうやつは,たとえお金を持っていたとしても,いわゆる高級な場に出入りする資格はないなと思うんですよ。

● でも,あれですね。一流ってどれも似てくるね。ペニンシュラもマンダリン・オリエンタルもハイアットもコンラッドも,どれも同じに見える。名前を隠されたら,ぜんぜん区別がつかない。
 こういうものをどんどん洗練させていくと,収斂先は一点に絞られてくるんですかねぇ。

● 泊まってみたいと思ったのは,東京ステーションホテル。客室からホームを見おろしたら,さぞ気分が良かろうっていう下世話な理由による。
 でも,東京まで行かなくても,栃木には二期倶楽部も金谷もあるんでね。ホテルに泊まるために那須や日光に行くってのもありだと思う。

2013年12月29日日曜日

2013.12.29 番外:自遊人2014年2月号-ラグジュアリーの再定義 「プライスレス」な宿

編者 岩佐十良
発行所 自遊人
発売年月日 2013.12.26
価格(税別) 743円

● 「ラグジュアリーを求める客層に,自宅を超す客質の快適性を提供するのには無理があります。霜降り牛肉も高級ワインもたしかにラグジュアリーかもしれませんが,それらは旅先でなくても得られるものです」(p22)といったあたりから,ラグジュアリーを考えてみようという特集。
 というよりは,編者らがこれだと思うものを具体的に紹介して,その経営者とインタビューを試み,それらを掲載している。

● 具体的に紹介されているのは次のようなホテルや旅館。
  二期倶楽部
  俵屋旅館
  星のや
  西穂山荘
  寝台特急トワイライトエクスプレス
  福地温泉

● 転載をふたつ。
 自然と戯れるには成熟した知性が必要です。(二期倶楽部・北山ひとみ p30)
 日本におけるラグジュアリーを考える時に“豪華”という西洋的な感覚は合わないのではないかと考えています。日本のホスピタリティ,おもてなしには“上質”という言葉がしっくりくる。星のや・星野佳路 p44)
● そういえば,「二期倶楽部」は栃木県那須にあるのだった。すぐ近くに,旅館の「山楽」もある。どちらも栃木県きっての“高級”ホテル,旅館だ。
 こうした“高級”というのは,それ単体では成立しないのじゃないかと思っている。いくらハードに贅をこらし,スタッフを教育し,腕っこきのコックを集め,金に糸目をつけずに食材を揃えたところで,たぶん,うまくいかないのじゃないか。
 それが建つ場所の問題がある。“高級”は場所を選ぶのだ。場の助けがあって,初めて“高級”が“高級”として存続できる。
 「二期倶楽部」も「山楽」も,御用邸があるエリアにある。御用邸あっての「二期倶楽部」であり「山楽」であるのだ。
 ここにあるから,「二期倶楽部」は「二期倶楽部」でいることができる。「山楽」が「山楽」でいられる。他所ではダメだろう。

● 「二期倶楽部」も「俵屋旅館」も憧れですね。一度は泊まってみたい。同時に,自分のような者が足を踏み入れてはいけないところだとも思うんだけど。
 料金はびっくりするほど高くはない。1泊2食付きで,「二期倶楽部」は4万円,「俵屋旅館」は5万5千円程度のものだ。どうにかできない額ではない。
 おそらくだけど,実際に行ってみれば,なんだこんなヤツも客になっているのか,って思うに違いない。自分で勝手に敷居を高くしててもしょうがないやね。

● とはいえ,勝手にイメージをふくらませて,それに相応しくなれるまで我慢しようというのも,イメージの使い方としては悪くはないかもしれない。

● 「自遊人」って雑誌,金沢倶楽部から出ていた「TOKIO STYLE」にテイストが似ているような気がする。

2013年12月26日木曜日

2013.12.22 番外:東京カレンダー2014年2月号-男を上げ,男を磨く 格上ホテル活用法

編者 大槻 篤
発行所 東京カレンダー株式会社
発行年月日 2013.12.21
価格(税別) 476円

● 日本最大の観光地は東京だ。京都でも奈良でも日光でもなく,東京。それは定期観光バスの乗客数に明瞭に現れる。「はとバス」はすごい。よそが束になってかかっても,足下にも及ばない。「はとバス」の営業努力ももちろんあるんだろうけど,舞台がすごいからだろう。

● のみならず,ホテルも東京に一極集中。であれば,日本最大のリゾート地も,おそらく東京なのだろう。
 ゴルフ三昧とかマリンスポーツとか,いろんなリゾートがあるんだろうけど,アーバンリゾートと称されるものがリゾートの大宗になっているっぽい。であれば,水準の高いホテルが集中している東京は国内リゾートのメッカだ。

● 香港,シンガポールは東京以上か。ぼくのわずかな経験によると,否。東京がいい。最大の理由は,日本語が通じることだ。
 それに,同じブランドのホテルでも,東京の方がサービスのきめが細かいように思える。こちらも日本人だからか,スタッフの気働きが素直にすごいと思えることが多い。

● その都内のホテルを特集。格上ホテル活用法と銘打っているけれども,格別の活用法が披露されているわけでもない。いくつかのホテルのいろんな場所をラグジュアリーな写真でご紹介。
 ついでに,それに合うような車や靴や服や腕時計をご紹介。当然,これらのメーカーからお金がでているんでしょ。
 それらの写真をパラパラとながめてため息をつくのが,本書の活用法。

● 美人ドックなんていうプランもある。美容クリニックの施術が受けられる。2泊3日で,363,450円。ぼくにはお金を捨てているとしか思えないんだけど。
 正月の高級おせちも,何だこりゃっていう値段。自家消費ではなくて,誰かとの会食で使うんですか。もっと活きたお金の使い方しろよ,って思うんですけど。世の中にはお金持ちがいるもんですな。
 っていうかさ,お金持ちってこういうところに行くんだろうか。行かないような気がするなぁ。お金持ちになってみたい貧乏人が行くんじゃないの。
 ホテルとか車とか,高級と名のつくものも,正真正銘のお金持ちしか相手にしないのでは,さすがに商売が成り立たないだろう。貧乏人にローンで買わせないと。商売は貧乏人を相手にした方が儲かりそうだし。

● というわけで,こういう雑誌を買うのも,一般大衆ということになる。高級なるものに対して,実態以上の幻想を抱きがちな人たちかもしれない。って,自分のことだけど。

2013年12月1日日曜日

2013.12.01 番外:GOETHE 2014年1月号-至高のホテル

編者 舘野晴彦
発行所 幻冬舎
発行年月日 2014.01.01
価格(税別) 714円

● 数ある男性誌のなかでも,「GOETHE」は作りが丁寧で,書店で手に取る回数が一番多い。お金をかけてる感じがする。
 ライフスタイル提案誌というんですか。この種の雑誌の中では出色のものだと思っている。

● 貧乏ゆえ,高級への憧れがある。憧れといってしまってはちょっと違うような気もするんだけど,自分の知らない世界を覗いてみたいというかね。
 もちろん,雑誌は現実をそのまま写しとっているわけではない。よくいえば編集が入っている。そのうえで楽しめる内容になっていれば,それで良しとしないとしょうがない。

● その「GOETHE」のホテル特集。ホテルを特集している雑誌がでるとわりと買うことが多い。のだが,泊まってみたいとは思っていない。
 っていうのはウソで(ほんとにそうなら,わざわざ雑誌を買わない),泊まれないと思っているだけだね。

● イメージキャラクターに中田英寿氏を起用。鍛え抜かれた細身にスーツが似合うこと。ファッションを云々するなら,まず体を鍛えないとダメだね。
 加えて,中田氏の場合,インテレクチュアルな雰囲気もある。ライフスタイルも独特だ。

● なんだけど,ホテルコンサルタントをやるのはちょっと無理じゃないか。宿泊経験だけでどうにかなるものでもなさそうだけど。
 ただ,彼が本腰を入れてやればほんとにやれちゃうんじゃないか,と思わせる程度のカリスマ性があるところはさすが。

● メインで紹介されているのは,グランドハイアット,パレスホテル,マンダリンオリエンタルの3つ。記事として面白かったのは,アンダーズ東京の紹介と,「ホテルに住むという選択」。歯科医の井上裕之さんを登場させている。

● が,「GOETHE」といえども,ホテルを扱うとこういう記事にならざるを得ないだろうなと思わせる。なんというか,陳腐といえば陳腐な内容だ。ただ,陳腐というのは,読者を満足させるためになくてはならないものなのかもしれない。
 世の中にはいろんな場面で鉄板というのがあって,鉄板は必ず陳腐さを内包しているようにも思うから。

2013年10月4日金曜日

2013.10.04 番外:pen 2013年10月15日号-癒しのホテル

編者 小林圭太
発行所 阪急コミュニケーションズ
発売年月日 2013.10.01
価格(税別) 571円

● 雑誌「pen」の今回の特集は,「癒しのホテル 都会で体感するホスピタリティ」。
 取りあげられているのは,東京ステーションホテル,ザ・ペニンシュラ東京,パークハイアット東京,帝国ホテルなど,日本屈指のラグジュアリー。

● ホテルマン(ウーマン)のキリッとした隙のない様子は,ぼくらの憧れ。でもこれ,仕事の大変さの象徴でもあるだろう。
 ぼくは自分を顧みて,人の自然は自堕落だと思っている。放っておくと自堕落になる。ホテルマンのたたずまいはその対極。それを継続するのはけっこうなストレスのはずだ。

● 昔,こうしたラグジュアリーホテルに宿泊することに憧れたことがあった。実際に泊まってもみた。のだが,そうしたお金を使った受動型の遊びは,飽きるのも早い。
 今回の特集の素晴らしい写真を見ても,正直,あまりそそられなくなっている。

● お金を使ってする遊びは必ず飽きる。近い過去にシティホテルブームってのがあった。ちょっとしたミニバブルの趣もあったかもね。
 独身女性が中心だったのだと思うんだけど,がんばった自分へのご褒美と称して,週末に都内の一流ホテルに宿泊する。
 こういうものは集中してやってしまうと短期間で飽きる。飽きると,ホテルをさらにグレードアップしていくことになるんだろうけど,しかし,それにも飽きてくる。
 ディズニーランドもしかり。集中して行ってしまうと飽きる。

● 飽きないで続くのは,タダでできる遊びだ。文字どおりの無料じゃなくても,少額の出費ですむ遊び。
 お金を使ってする遊びもダラダラやれば飽きない。あるいは,ちょびっとずつやってる分にはなかなか飽きがこない。
 だけど,タダでできる遊びは,ガンガンやっても飽きない。

● ただし,遊びの方が人を選ぶかもしれない。選ばれない人はどうあがいても選んでもらえない。男女関係と同じ。
 だから,老いてから始めるのでは遅いのだ。
 タダで,しかも一人でできる遊びを一つか二つ,自分のものにしておくことは,老後への重要な備えになるはずだと思っている。

● 特に,男性の場合は,仕事を離れた人間関係をほとんど持っていないでしょう。仕事上の人間関係は,仕事を離れたとたんに消えさります。例外はありません。
 かといって,仕事以外の場で,これから人間関係を築けますか。そんな能力はないでしょう。

● 退職したら女房孝行する? やめておきなさい。女房が迷惑します。
 あなたなしの彼女の世界がすでに完成しています。彼女の心はとっくにあなたから離れているのです。いったん離れたものを引き戻すことは不可能です。

● であれば,孤独に強くなっておくことは,配偶者や家族に迷惑をかけないために,自身でできるほとんど唯一の方策です。
 孤独に強くなるのに精神論は無効です。システム(あるいは道具立て)が必要です。そのシステムの中核に位置するものが,タダでできる一人遊びだと,私は考えているんですけどね。

● お金がかかる遊びでも,ひとつだけ飽きないものがあります。唯一の例外。それは,女遊びです(いや,集中してやってしまうと飽きるか,これも)。
 しかし,危険すぎます。自分の意思を持ったものを遊びの対象にできるのは,ある種のエリートだけです。中途半端に良心と良識を持った男性の手に負えるものではありません。
 定年までサラリーマンを勤めあげることができた(できそうだ)ということは,その遊びをする資格がないという充分な証拠になり得ます。ゆめ,愚かなことを考えないように。