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2023年4月8日土曜日

2023.04.08 ひろゆき 『なまけもの時間術』

書名 なまけもの時間術
著者 ひろゆき
発行所 学研プラス
発行年月日 2020.04.21
価格(税別) 1,300円

● 副題は「管理社会を生き抜く無敵のセオリー23」。生き方のコツを説く。
 頭の中で捏ねくって作ったものではなく,実践の積み重ねがあるのだと思う。それゆえ,こちらに抵抗なく入ってくる。

● いや,著者はそういうふうにしか生きられない性格の人だったのだろうと思える。だから,著者の説くところを実行できるかどうかは,意思よりもその人の性格によるかもしれない。
 ぼくは,著者がそれではダメだという生き方をしてきてしまったと思う。それではダメだということがわからなかったわけではないが,わかっているように気持ちを動かすことができなかったのだ。

● 以下に多すぎる転載。
 以前,友人が「舌を肥やすな,飯がマズくなるぞ」なんて言っていて,そのとおりだなと思いました。たしかに,おいしいものを食べれば食べるほど,普通のものを食べたときに,特に「おいしい」と感じなくなります。(中略)僕は極限までお腹が空いてから食べるので,たいていのものはおいしく食べられます。小さなことですが,そういうところでも,僕は幸せを感じる時間が多いんじゃないかと思います。(p23)
 人間の脳は,頭を使わない単純作業をしているときのほうが,思考しやすいようにできています。だから,わざわざ考えるための時間を確保しなくても,歩いているときや電車に乗っているとき,(中略)いろいろ考えることはできるのです。(p28)
 「もう起きていられない」というギリギリまで起きていて,ガッと深く寝たほうが,あまり眠くならない状態で眠りに入るより,僕の性にあっているみたいです。(中略)1日の終わり,せっかく自分だけのために使える時間を,「値落ちするまで好きなことをして過ごす」っていうのも,案外いい方法なんじゃないかと思います。(p34)
 世の中で快適に生きていきたいなら,「自分だけの価値を生み出すこと」や「優先順位を意識して動くこと」をよく考えたほうがいいんじゃないかと思います。(中略)前もって決めた予定どおりに,ただ仕事をこなすだけというのは,むしろ,何も考えていない人がやることなんじゃないでしょうか。(p42)
 僕が思う「頭を使う」というのは,「どれくらい集中力を切らさないでやるか」ということです。(中略)そう考えると,ある意味仕事ってぬるいですよね。究極のことを言えば,仕事は頭を使わなくてもできるものだし,頭を使ってするべきものでもない,という気がするのです。(p44)
 僕自身の経験としては,過度な思い入れを持たず淡々と作業をこなすほうが,仕事としてのクオリティはかえって高くなる傾向にあるように思います。(p49)
 たとえば機械などでも,多機能で複雑なものと,ボタンひとつで最低限の操作ができるものがあれば,機械いじりに頭を使いたい人は多機能型を選ぶかもしれない。でも,しょせんそれは少数派で,多くの人は操作に頭なんて使いたくないから,ボタンひとつですむほうを選ぶはずです。ここで機械好きが,機械好きの頭のままモノを作ると,往々にして自分と同じ少数派にしか受け入れられない製品を作ってしまいがちです。機械に限らず,モノやサービス作りの失敗の多くは,そこが一大原因だったりします。(p51)
 もしも仕事に行き詰まったら,いっそ遊びに頭脳のほとんどを使って,その余力で仕事をするくらいに考えたほうが,じつは,ちょうどいいのではないでしょうか。(p52)
 収入が多い仕事のほうが面白みも大きいものです。(中略)収入が高い仕事ほど,じつはそれが嫌いでやっている人などはいなくて,それがすきでやっている人だらけなのです。(p54)
 こうして趣味が仕事につながっている理由を考えてみると,人よりかなり多くの時間を「好きなこと」に費やしているから,とは言えるかもしれません。世の中の大半の人が映画に時間を割かないのだとすれば,それは僕にとってのチャンスです。(中略)僕の場合,ゲームや映画,マンガに関しては,ちょっと他人には真似できないくらいの時間を費やしていて,それだけの情報を持っているという自負があります。(中略)とにかく僕の基本は,毎日,やりたいことをやっているだけなのです。そこで,特に付加価値をつけようとは意識していない。ただ,やりたいことをやっているがゆえに,他の人が費やせないくらい長時間やり続けることができて,それだけ情報も蓄積されるという点が,自然と価値につながっているみたいです。(p56)
 今あるものに乗っかるっていうのは,自分じゃなくてもできることです。そういう誰にでもできる仕事を続けて,人生の時間を切り売りしている限り,何も手に入らない。お金を稼げないことはもちろん,自分だけの技術とかセンスも磨かれません。(中略)人の手の平の上で動くのではなく,自分で一から作り上げるということです。同じ人生の時間を使うんだったら,そのほうがお金もたくさん稼げるし,何より自分自身が楽しいですよ。(p64)
 トルコのことわざに,「明日できることは,今日やるな」というものがあります。(中略)本当は1時間で終わるはずの仕事でも,締め切りのずっと前に始めると,ダラダラと3日くらいかけてしまったりします。(中略)1時間間に着手し最大馬力で完成させれば,そんなムダな時間が丸ごと浮くわけです。(p70)
 失敗の記憶は色濃く残るものです。だから,自分の能力値と予測の精度を上げるためには,「この手のことは1時間でできる」と見込んでいたところ3時間かかってしまって怒られた,といった失敗の経験も大事だと思います。(p74)
 人間心理として,やるべきことがあったときに,自分の好きなことをやっていると罪悪感が出てきます。だから,自分を甘やかすと「さすがに,そろそろ取り掛からないとな・・・・・・」という罪悪感が湧いてきて着手できるのです。さらに,「着手すること」にはストレスを感じがちですが,「いったん始めた行動を継続すること」は,比較的ストレスなくできるという心理作用も働きます。(中略)「継続したほうがトクだ」という心理が働くわけですね。(p77)
 意外に思われそうですが,僕は,メールなどの返信は早いほうなのです。なぜなら,即レスのほうがひと言ですむから。(p80)
 後回しにすると,いったん読んで理解したことでも,「もう一度思い返す」という二度手間が発生する。これも面倒だし,時間のムダですよね。(p82)
 現代の技術の効率性をもってすれば,昔と同じ仕事量をわずかな時間でこなせるはずです。それなのに,なぜか人類は,1世紀以上前と変わらず1日8時間働いているのです。(中略)多くの人が必要ないものを買ったり,お金がかかることに楽しみを見出したりするようになったため,「もっとお金を稼がなくてはいけない」というループにはまっているのだと思います。(p88)
 僕自身は,あまりタクシーには乗りません。むしろ電車移動のほうが自分に合っていると思います。電車の中には,不特定多数の人が発する情報が,絶えず飛び交っているからです。(中略)電車ほどバリエーション豊かに他人の雑談を聞ける場所は,他にないかもしれません。居酒屋だと酔った大人しかいないし,ファミレスだとママ友くらいでしょうか。(p91)
 しょせん時間には限りがあるわけだからその中で得られる成果には限界があります。本当は,できるだけ時間をかけずに,より多くの成果を上げたほうがいいわけで,時間と成果を比例関係で捉えていること自体が間違っているんじゃないか。(p94)
 人を雇うコストを補って余りある利益が見込めるのなら,人を雇ってでもやるし,その程度の利益も見込めないのなら,自分ひとりでもやらない。(p98)
 とにかくがむしゃらに頑張るとか,無理をどうにか遠そうというのは,そもそも「負け」が確定している中での努力なので,そこは早々に諦めて,さっさと別の勝利条件をそろえたほうがいいんじゃないでしょうか。僕はそう考えるほうなのですが,自分の能力に自信がある人ほど,とっくに詰んでいる盤面をひっくり返せると思いがちです。(p100)
 努力属性の人は,たぶん頑張ること自体を楽しめるのだと思います。(中略)スポーツ的な楽しみが,きっとあるのでしょう。僕からしたら,時間も体力も使うので「嫌だなあ」としか思いません。(p102)
 自分の能力に自信のある人ほど,自分の頭でなんとかしようとするものです。でも,じつは,自分の頭でなんとかしようとしないほうが,むしろ時間的にも内容的にも,うまくいくことが多い気がします。(中略)同様に,自分自身のセンスや経験値に頼りすぎるのも危険だと思います。(p103)
 物事って,努力よりも環境や条件の影響が大きいってことです。(中略)重要なのは個人が優秀かどうか,どれだけ努力できるかどうかではなくて,いかに勝てる波に乗れるかどうかだと思います。(中略)主人公キャラとしての自分の能力は見切ったらどうでしょうか。「自分の努力スキル」には頼らないようにしたほうが,だいぶラクに生きられるようになりますよ。(p105)
 「若いときの苦労は買ってでもしろ」という言葉がありますが,(中略)何の約にも立たなければ,苦しみ損ではないかと思います。(中略)自分が好きで「楽しい」と感じられることをやっていくのが正しいという場合が,本質的には多い気がします。(p118)
 「好きなこと」と「仕事として向いていること」「仕事として成り立つこと」は,両立しない場合も多い気がするのです。(p123)
 現場が自分たちで判断基準を持って決めたほうが,即座に最適解が出る場合が多いのです。(中略)もし僕だったら「断る」と判断するところを,現場の担当者が「長期的に見て利益があるから引き受ける」と判断したなら,そお判断に乗って任せてみたほうがいい。(p130)
 その理不尽なルールに縛られて,ウソひとつつけない人も,ヤバいとまでは言わないけれど,マジメすぎて生きづらいだろうなと思ったのです。(中略)でも,自分の当然の権利を講師するためのウソだったら,それは「手段」として完全にアリなんじゃないでしょうか。(p137)
 ゴルフは打ちっ放しに行って,これは向いてないなと思ったきり,コースに誘われても「いや,できないっす」と断り続けています。(中略)早い時点で見切りをつけて本当にトクしたなと思っています。(p145)
 ありもしない不安に駆られて,大して興味もない資格を取るくらいなら,自分の好きなことでどうにかする方向を探るほうが,楽しいんじゃないですかね。(p152)
 まずは「自分の自由な時間」を作らない限り,他にはない自分だけの価値なんてものをつくり出すことはできないだろうと思います。何より,好きなことがあるのなら,それをする時間が長いほうが生きていて楽しいですよね。(p152)
 日本では美徳とされがちな「自己鍛錬」とかも,僕は時間のムダなんじゃないかと思います。鍛錬を目標にして,やみくもに努力するのって,どんな意味があるんですかね。(中略)コツコツと鍛錬を積むよりも,最初に体験してみたほうがもの覚えはよくなるし,続きやすいというのが人間の習性です。(p166)
 「試行錯誤」もやっぱりムダだと思います。(中略)それよりも,できる人に頼んでしまうのが,一番ムダがなくていいんじゃないでしょうか。(p170)
 迷う必要がないところで迷わない(中略)だから,特にこだわりがなければ,僕は,ひとまず一番安いのを選びます。(中略)最適解を探す必要がないものや,最適解でなくても別に困らないものは,一番安いものでいいと思います。(中略)しかも世の中,意外とそれですんでしまうことが,ほとんどなんじゃないかと思うのです。(p173)
 映画を観るときなんかも,僕は迷いません。そもそも「観たい映画を選んで観る:ことがほとんどないから,迷いようがないのです。(中略)事前情報がないまま行き当たりばったりで観る映画のほうが,面白かったときに純粋に楽しめて,超トクした気分になれるのです。(p178)
 なるべく迷わないように,選ばないようにと考えてみると,最低限のこだわりだけが残るので,人それぞれのマイルールが出来上がって,おりストレスから解放されると思いますよ。(p181)
 他人を変えることなんて,そう簡単にはできませんよ。人には主観というものがあるのだから,感覚も常識も何もかも違って当たり前だし,そこに正解や不正解はありません。ということは,本質的に説得は不可能です。(p184)
 自分の力の及ばないところで決まることは,ハッキリ言って心配しても時間のムダとストレスになるだけで,意味がないと思います。(p185)
 一般の人は,SNSなんて見ないほうがいいと僕は思っているのです。(中略)アップされているのは,他人のキラキラした一瞬に過ぎません。(中略)そもそも誰がどこに行ったとか,何を食べたとか,どんな気持ちになったとかなんて,ぶっちぎりで「知らなくていいことナンバーワン」ですよ。(p185)
 SNSには情報収集という一面もあります。(中略)海外のニュースの日本語版とか,気になる識者や有名人だけをフォローして,情報収集のために使う,というのが賢いSNSとのつき合い方でしょうね。(p187)
 僕は,経験したことがないものは「とりあえずやってみる派」です。(中略)知らない人がいる場なんかにも,けっこう行ってみるほうです。(中略)もう少しオープンであったほうが,面白いことに出会える確率は高くなるんじゃないか。僕はそう考えているのです。(p190)
 僕たちは,こんなふうに「生き残るために考えてきた人たち」の子孫なのです。だから,生存の危機なんてそうそう感じない現代でも,放っておくと,思考が不安や脅威と結びつきがちです。(中略)だったら話は簡単ですよね。感じる必要のない不安や脅威から自由になるには,ヒマな時間を作らなければいいわけです。自分の自由な時間は必要だけど,何もせずムダに考えてばかりいる,ヒマな時間はないほうがいいんです。(p199)
 人は,何かに集中していると余計なことは考えません。(中略)何かに集中すれば,ストレスは一時的にでもゼロにできて,また一からの積み上げになります。(p205)
 生活コストが上がる理由の第1位は,おそらくストレスです。たとえばキャバクラで働いている女性は,赤の他人の酒臭い息を浴びたり体を触られたりと,基本的にストレスが多い仕事です。そのぶん,もらえるお金もおおいのですが,ストレス解消のために高い洋服を買ったりとか,ホストクラブに通ったりするから支出も多くなる。(p215)
 幸せにお金を介在させると,不幸になる確率は確実に高くなります。お金を使うことがそれほど好きでなければ,そんな不幸は最初から味わわずにすむんじゃないでしょうか。だとしたら,「お金があると,お金を使える。すると楽しくて幸せになれる」という魔の公式から,早めに抜け出したほうがいいと思います。(p220)
 特に日本では,「過去を振り返る=イヤなことを思い出してストレスを溜める」というループに陥っている人が多いんじゃないかと思います。寝るときに1日を振り返る人もいるようですが,僕には,ちょっとよくわからない習慣です。(p227)
 騙された経験を延々と悔やんでいるだけなのか,「あそこで騙されたおかげで,もっと大きな詐欺に引っかからずにすんでいる。だとすると,あのときの被害額も,今考えればカスリ傷だ」と思えるか。僕は,完全に後者のタイプというわけです。(p228)
 もし相手を怒らせてしまって,二度と連絡がこなくなったらどうするか。そういうときは,悩むだけムダ,考えるだけムダ。「あ,私を嫌いになるタイプの人だったのね」でおしまいにしたほうがいいのです。(中略)相手に気に入られようとして,いろいろと取り繕ったとしても,いつかボロが出ます。早めに切れてよかったと考えたほうがいいでしょうね。(p231)
 過去を見ている限り未来のことは見えないし,未来が見えなければ,そこでうまくいくことはないと思います。(p235)
 たとえ一文なしになったとしても,誰かが助けてくれるし,ご飯も食べられます。ネットにつながっているパソコンさえ貸してもらえれば,僕は割と楽しく過ごせる気がします。(中略)今感じている不安は虚構なんだと思い込んでみると,トクすることはあっても,損することはない気がしますよ。(p242)
 いくらお金持ちでも80歳過ぎで死にます。時間というのは,基本的に誰であれ公平に与えられています。せっかくの時間なので,自分が幸せになるために使うほうがいいと思うんですよね。ただ,世間の常識とか上司に言われたとか,あなたの人生にはなんの責任も持たない人の意見を重視しちゃってる人はけっこう多い気がします。(p246)

2020年8月15日土曜日

2020.08.15 ひろゆき 『僕が2ちゃんねるを捨てた理由』

書名 僕が2ちゃんねるを捨てた理由
著者 ひろゆき
発行所 扶桑社新書
発行年月日 2009.06.01
価格(税別) 740円

● 著者も言っていることだが,タイトルは内容を表していない。11年前の発行でネット事情を扱っているとなると,内容が古くなっていると思うかもしれない。が,いくつかのディテールはそうであっても,骨格の古さは感じない。著者は主に事象に対する自分の見方を語っているからだ。

● 以下に多すぎる転載。
 日本という国は,同じ土壌やエリアの中にいると,外から客観的に見て明らかにおかしな状況が起こっているのに,客観的に「おかしい」と言えなくなる空気になりやすいのですね。(p21)
 日本だけが先に進みすぎ世界のマーケットがi-modeについてこられなかったという話なのです。(p41)
 大手であろうと小さなところであろうと,やっていることはそんなに変わらない。にもかかわらず給料格差があるというのは,何かしらおかしなことをやっているからこそ,他社より高い給料が払えるわけです。(p83)
 ネット企業というのは,何も六本木ヒルズやミッドタウンにオフィスを構える必要はありません。(p84)
 言語別で見た場合,今ネット上で一番多いコンテンツというのは,ブログなどすべてを含めると日本語のコンテンツです。それは,日本語で作られたサイトにおける広告単価が世界で一番高いからなのです。(p92)
 同じ情報を与えられて論理的に導いた結果というのは,僕でなくても誰でも同じことだと考えているわけです。しかし,ほかの人がやってくれないので,ぼくが書いているだけ。(p102)
 2009年1月8日,韓国でミネルバというハンドルネームの人が逮捕されました。彼は,韓国では“ネットの経済大統領”と呼ばれるほどの論客で,(中略)ウォンが下落するなどの経済予測を書き,その多くを的中させていました。(中略)ミネルバさんが捕まる前,「ミネルバは,もともとどこかの投資銀行にいた人物で,経済に詳しい人ではないか?」と韓国では言われていたのですが,蓋を開けてみると単なるニートだったのです。(中略)ニートという状況で一生懸命に調べものをして論理的に考えた結論を経済分野で発言している。そして,その結論のとおりに実際経済が動いた。それだけなのです。(p104)
 熱くないおでんを熱いふりをして食べてみせたり,熱くないお湯に熱いふりをして入ってみせたりするのは,エンターテインメントとしては問題ないのと同じこと。結局のところ「おもしろければいい」と,視聴者が思えるかどうかにあると思うのです。(中略)それ以前に,メディアに出ている情報だからと,すべてを信じてしまうことのほうが問題です。(p121)
 こういったウソの情報を確信犯的にメディアが出してしまうのは,ネタがないということもあるのでしょうけど,もっと大きいのは「今の形態だと努力が報われない」ということがあるのではないでしょうか。(p124)
 やらせは昔から存在しているわけですし,これは構造上,仕方がないのではないかと考えています。なせなら,テレビを観る人にバカな人の割合が多いことが原因なのではないかと思うからです。(p128)
 天下の新聞社が「首相が何か言い間違えましたから馬鹿です」とか,「お酒を飲んで会見に出てはいけません」といった,一般市民でも判断ができるような情報をひたすら流していては,その存在に意味がありません。マスコミの情報というのは,組織だって油剤をし,そこに一般市民が思いつかないぐらいの見解が入っていたり,一般市民が知り得ることのない情報が入っているからこそ,初めてお金を払ってもいいだけの価値のある記事になるわけです。(p134)
 ロシアや中国の企業というのは,自国民だけを相手にしているだけでは食べていけないので,世界で製品を売らないといけない。だから(中略)世界で売れるような製品や技術を作る方向に動いています。それに比べて,多くの日本の企業というのは,国内向けを中心に考えるので,携帯電あの例を見てもわかるように,世界のマーケットで太刀打ちできなくなってしまったわけです。(p145)
 そういった世界にモノを売る手段として便利なのが,実はネットなのです。(p147)
 投票っていう多数決のシステムが一番つまんないと思うんだよね。(中略)999対1の999ばかりを採用してしまうと,ずっと変わらない。テレビとかいろいろなものが変わらないのは,それが理由。(土屋敏男 p183)
 本質ってのは,やっぱり作り手の執着心,狂気だったりするんですよ。(土屋敏男 p184)
 映画の全盛期にテレビが始まったとき,いきなり100万人が視聴したわけではなくて,ごく少数のお金持ちが観ることから広がっていった。それと同じように,ネットコンテンツの視聴者数が増えて,いつか100万人になるという感覚を,テレビ局が持てるかどうかだと思うんですよね。(p190)
 でもね,厳然たる事実として誰にも文句を言われないおもしろいものなんて,ないよ。(土屋敏男 p200)
 昔からある,「飲む,打つ,買う」が今でも残っているように,人がおもしろいと思うことなんて変わってなくて,その本質をいかに隠蔽して新鮮に感じさせるかですから。(p221)
 日本って,同調圧力があるから紙一重の人が生きていくのが難しい国なんです。(p234)

2020年5月22日金曜日

2020.05.22 勝間和代・堀江貴文・ひろゆき 『そこまで言うか! ひろゆき×ホリエモン×勝間和代』

書名 そこまで言うか! ひろゆき×ホリエモン×勝間和代
著者 勝間和代
   堀江貴文
   ひろゆき
発行所 青志社
発行年月日 2010.09.11
価格(税別) 1,500円

● 10年前の刊行。勝間さんのあとがき。
 いまは極論と考えられている私たちの話も,実はもう少したつと,極論でも何でもなくなるのではないか,きっと,10年後にこの本を読み返してもらったときには,「へぇ,このころは,このくらいの話でびっくりしていたのか」と言われるのではないかと思っています。
● なかなかそうはなっていないな。人の社会も海と同じで,表層はかなり動くんだけれども,深海はずっとそのまま。底辺層は10年前とほぼ同じじゃないか。いや,昭和のままではないか。
 人間社会と海の違うところは,人間社会では全体の8割が深海だということだ。深海に住んでいるから,そこのところはよくわかる。

● 以下に転載。
 僕は自分のことをネットで言われることを実害とは思っていなくて,結構どうでもいいと思っているんですよ。(中略)感情に関する部分は気の持ちようなので,どうでもいいと思うんですよ。(西村 p42)
 世の中には,本当にバカな人がいっぱいいるんです。そういう人たちに目をつけられたら,その時点でもう手遅れなんですよ。(西村 p53)
 プロフィールを出すということは,そのプロフィール属性を好む人を集めてしまう可能性がある。(中略)「女子中学生です」というプロフィールなんて書く必要はないわけじゃないですか。そういったコントロールの方法を,ちゃんと教えればいいだけだと思うんですけどね。(西村 p54)
 田舎は不便で当たり前だと思うんだけど?(堀江 p88)
 香山さんって,湯浅誠さんと同じ感じなんですよね。弱者の味方をする人たちというのは,最後は感情論になってくる。僕が湯浅誠さんと対談したときも,「月に7万円もあれば生活できるんじゃないですか?」と言ったら,湯浅さんは「東京じゃ無理です」と言ったんです。なので,「じゃあ地方に行けばいいじゃないですか」と言ったら,「地方には行けません」となる。「なんで行けないんですか?」と聞いたら,「東京で暮らしたいんですよ」みたいな話になる。そこまで行くと感情論になって終わりなんですよ。(堀江 p110)
 みんな,そこまで頑張る必要があるんですかね?(中略)生活に満足をしているなら,そんなに頑張らなくてもいいという気がするんですよね。(西村 p120)
 勝間さんは,きっとアーティストなんですよ。アーティストって,ファンクラブ組織があって,(中略)大好きな人がCDやグッズを買ってくれるので,彼らを大嫌いな人が何百万人いても,関係ないんです。(西村 p129)
 基本的に,人間は短所しか覚えないんですよ。好きな人だったら,長所を覚えていくんですけど,好きじゃない人に対しては短所くらいしか覚えていないわけです。嫌われた時点で,長所をいくら増やしても短所がある限り,そのレッテルは変わらないんですよ。(西村 p132)
 お金持ちになった人って,お金持ちになった後のことがないんですよ。(堀江 p135)
 堀江さんは本当にゼロになったとに,また100億円稼いでいたりするから,「この人やっぱり実力あるんだ」と証明しちゃっているんですよね。(中略)その証明をできた経営者というのは,実は少ないんですよ。(西村 p136)
 僕って,今の生活とか現状にすぐに飽きてしまうんですよ。だから,誰もやったことのないようなことばかりをやりたくなるんですよね,ロケット飛ばしたいとか。(堀江 p143)
 ダイバーシティ・マネジメントとかデフレというのは社会の問題であって,勝間さん自身の問題ではないじゃないですか。それが何で自分の目標になっちゃうのか,わからないんですよね。(中略)社会構造を変えることが自分の目標になるのがわからない。(中略)僕は僕個人の欲望で物事を判断するんですよ。社会構造とか社会の影響は,たしかにありますけど,結構どうでも良かったりする。(西村 p152)
 世の中の多くの人はエコノミークラスを選択すると思うんですよね。なんというか,僕,普通から外れるのが嫌なんですよ。だから,ずっと電車も乗っているし,タクシーも終電を逃したときくらいしか乗らない。(西村 p156)
 ちょっとぜいたくをしだすと,それが当たり前になる。そうなると,今度は友達と感覚が合わなくなる。そして疎遠になる。普通じゃん?(堀江 p156)
 いつでも仕事を辞めていい態勢にしておきたいんです。実際に,いつでも仕事を辞めていいと思ってやる仕事というのは,非常に楽しいですよ。(勝間 p168)
 日本人は単一民族で差が少ないから,相手を批評しやすいんですよね。(中略)同じような人種で同じような顔立ちだから,やたらみんな比べたがって,微妙な差を探し出してしまう。(中略)たぶんですけど,日本に外国人がもっと増えたら,自分と他人を比較しなくなっていくと思いますよ。(西村 p195)
 自分で制限することができないから,ゼロにしてしまうんです。(勝間 p216)
 私もアル中ではなかったですけど依存症に近い状態で,お酒がないと家中を探してしまうタイプだったんです。(勝間 p221)
 教育的に,「言われたことを素直にやるのがいい」みたいなことをずっとやっていますよね。私は中学校から私立にいたからよくわからないけど,公立の学校に通っていた人と話すと全然違う教育で,そこが一番大きな問題じゃないかと思います。これ言うのはあれですけど,東大出身者が周りにたくさんいたんですよ。やっぱり東大生は素直な人が多くて,びっくりした。(勝間 p270)
 時間をかけて努力をして,それが報われたら素晴らしいと言われるんだよ。短い時間で努力をして結果を出しても,それは認められない。(堀江 p271)
 勝間 若い人が希望する会社って,けっこうおかしいじゃないですか。いわゆる就職人気企業を見ても私はそう思う。 堀江 それは親の言うことがあるからでしょ。(中略)あれって親の世代の人気度だもん。(p273)
 見せ方の問題ですよね。努力してなくても努力しているように見えてれば,周りは勝手に評価してくれるじゃないですか。(中略)そういうプロモーションをちゃんとやるだけで十分な気がする。(西村 p275)
 有能である必要はなくて,なんらかの能力が他人より飛びぬけていれば,なんとかなる。でも,それを知らない人は,起業には万能性が必要だと思っていますよね。サラリーマンの場合,平均60点をとったらいいサラリーマンなんですけど,起業した場合は80点が1個あれば,他の教科は20点でもなんとかなる。(中略)逆に学校で高学歴だった人は,だいたい60点平均の人が多いので,起業には向いていないというのは,たしかにありえる。(西村 p278)
 食事って,油と砂糖が入っていればなんだって美味しいんだよ。だって,吉野家の牛丼,めちゃめちゃうまいじゃん。(堀江 p293)
 名前のない料理ってあるじゃないですか。冷蔵庫を開けて,残っていたもので適当につくった料理とか。でも,なぜかみんな,料理をつくろうっていうとき,名前のあるものをつくろうとするんですよね。(西村 p295)
 メディアは選んでいるんだよ。意図的に。幸せテンプレートに乗っている人か,そこから外れて不幸な人だけを。だから,幸せテンプレートじゃないところで幸せになっている人たちを,メディアは出さない。(堀江 p297)
 やっぱりものに頼りたいんですよね。だって,ものを買った瞬間に幸せになれるなら,考え方を変えるよりもずっと楽ですから。(勝間 p299)
 私,すっごい崩れてたんですよ,30歳前後まで。お酒を飲んでタバコ吸って夜中まで働いてると,やっぱりよくないんですよね。(中略)3年間とか決めて,その間,仕事ばっかりをやるのはいいと思うんですけど,あれを一生続けたら結構,精神的にも肉体的にもガタがきてしまうんじゃないかな。(勝間 p305)
 電話に出ないっていうのは,すごい重要なことなんですよね。これをマスターすると,かなり時間が確保できる。(西村 p315)
 私はメールが通じない人とは絶対に仕事をしません。ワークライフバランスをしっかりとりたいなら,時間泥棒と働かなければいいんですよ。(勝間 p316)
 嫌なことはやめていけばいいのに,やめないですもん。それで私が嫌なことをやめていくと,ワガママって言われるんですよ。(勝間 p324)
 まず家賃を減らすって,すごい重要だと思うんですよ。(中略)好きなことをやって,友達と遊んで,家帰って寝るだけだったら,別に一部屋でいいわけですよ。(西村 p324)
 じいさんになってから金持ちになっても,やることなんてすごい限られるじゃないですか。(堀江 p355)
 既得権って,マジョリティですよね。マジョリティなんで絶対に,議論とか投票とかhじゃ勝てないんです。そうすると,ゲリラ的な行動をするしかない。(西村 p362)
 私は,日本で一番大きい監査法人に,何も考えずに「一番大きければいいや」って入ったんですよ。でも入社したら,女性だっていう理由で,出世のベルトコンベアに乗せてもらえなかった。そこで私は気付いたんですが,そのベルトコンベアに乗せてもらえていたら,何も考えないままだったと思います。(勝間 p372)
 会社が大きくて分業が進みすぎているところは,全体が見えなくなるので,そういう意味では盲目になりがちですよね。(西村 p374)
 堀江 あと,バブルのときには,うちの母親は宅建の免許とか勉強してたし。 勝間 そういう後追いのコツコツはダメですよね。(p381)
 西村 ありがちな生活をしている人が手に入る,ありがちな情報っていうのは,基本的に誰でも手に入るわけだから,情報の差で勝つのはまず不可能じゃないですか。そうすると,まずそこの段階から抜け出さないといけない。(中略) 堀江 いや,ここまで言っても,失敗するんだよ。たとえば俺のツイッターのフォロワーでたまにいるんだけど,「堀江が言ってることは,嘘だ! あいつが言ってる方法なんて誰も言ってねえ」って言って,結局もとのまま。(p382)
 貧乏な人に儲け話が持ち込まれるなんて,まずありえない。貧乏な人のところに来た儲け話っていうのは,基本的にみんな間違いなんですよ。(西村 p384)
 日本の場合は情報統制をだれもしていないんですから,インターネットを使おうが,本屋に行こうが,図書館に行こうが,かなり安い値段で気づくチャンスがあるんですよ。(勝間 p389)
 勝間 新規のビジネスアイデアなんて,それの利害関係者以外に相談したって,意味ありませんよ。 西村 第三者が理解できてる時点で,なんかしら手遅れですからね。(p390)
 昔から図書館があっても使わない人がいたように,インターネットがあっても使わない人だってたくさんいますよ。(中略)自分に与えられている場所以外で,なにか情報を得る努力をできるかどうかの違いだと思います。(西村 p392)
 お金のある人は私立の学校に行っていい教育を受けて,ない人は公立の学校で潰れていくという格差になっちゃってます。(西村 p394)
 簿記をやることは大事だったりする。簿記なんて,商業高校でしかやらないでしょ。(中略)普通高校でも簿記を覚えることで,得をすることがたくさんあるわけですよ。なのにどこもやらない。でも,商業高校でできるんだから,バカでもできるに決まっている。(中略)そういう簡単なことを知らないがゆえに,学べるチャンスがないってのは,すごくもったいない。パソコンの使い方も同様だよ。パソコンなんて,使えたほうがいいに決まっている。簡単だし,誰だってできるんだけど,知らないだけで損をしている。(堀江 p397)
 世の中にはさまざまな思い込みがあるじゃないですか。人はみな平等であるとか,能力は一緒だとか,官僚は優秀だとか,お上は正しいとか。そういう思い込みが悪さをしていると思う。(勝間 p400)

2020年3月21日土曜日

2020.03.21 ひろゆき 『凡人道』

書名 凡人道
著者 ひろゆき
発行所 宝島社
発行年月日 2019.09.26
価格(税別) 1,300円

● インターネットの普及によって,人の幸せに及ばすお金の影響力は低下したと感じる。本書を読むに及んで,それが確信に変わった。ぼくらはお金のクビキから解放されるフェーズに入ったのかもしれない。
 その具体的な方策はベーシックインカムの導入。ぼくも時間の問題だと思っている。

● 以下に転載。
 日本が新産業に乗り遅れる理由の1つに,すぐに法律で規制して技術やビジネスの発展を制限してしまう点があげられます。(p15)
 貧すれば鈍してしまうのが世の常で,社会のモラルも下がる可能性があります。お金がなくなると,社会全体が一発逆転を狙いがちになるんですね。(p18)
 僕が見てきた限り,投資歴1年の人と10年の人で差があることはなく,結果が出せるかどうかは,単に投資に向いている能力を持っているか,もしくは運がいいだけの問題でしかないように思えました。(p46)
 やりがいや生きがいを求めず,仕事はあくまでも稼ぐための手段と割り切る価値観が広がればいいと個人的には思います。そうやって仕事は仕事と割り切って,それとは別に趣味や好きなことを楽しむほうが,健全ではないでしょうか。(p63)
 搾取されやすのが,アニメーターやゲームクリエイターやプロゲーマーといった,やりたい人がたくさんいる仕事。(中略)こういった多くの人が憧れる職業は,安くてもやりたいという人もいるために,低賃金構造から抜け出しにくいんです。(p65)
 大卒でないと就労ビザを取れない国が多いことにも注目すべきかなと思います。(p93)
 いわゆる富裕層って,株の売却益や配当金とったことで儲けている人が大半です。(p107)
 男性って,清潔な格好をして髪型をちゃんとしていたら,意外に「雰囲気イケメン」になれちゃうんですね。もtろん顔立ちや骨格の問題で限度はありますが,かなりの割合でごまかせちゃうと思っています。(p116)
 モテる人って,世界中の全員が自分の恋人になる可能性があると思っているので,間口がとにかく広いです。そういう人は顔やプロポーションがいい人だけではなく,たいしてルックスがよくない人とも付き合っています。その結果,「この人って見た目で人を選ぶ人じゃないのね」ということが相手にも伝わって,モテる。(p117)
 モテる人って肉食系とか話が面白いとかではなく,話を聞くときにいかにも興味ありますって感じの態度を示せるタイプ。(中略)そういう態度が取れるのも,やっぱり経験があってこそだと思います。(p118)
 お金を持っていることと幸せって,別に相関関係はないんですよね。(p137)
 現代って,いろんな技術が進歩したおかげで,お金持ちもお金を持っていない凡人も,やっていることは大して変わらないんですね。(中略)今は億万長者も時給1000円のフリーターもスマホを使って同じオンラインゲームで遊んでたりします。(p143)
 今の時代って,お金があっても「お金があるからこそできること」って少ないんです。せいぜい食べ物くらいでしょうか。でも,10倍のお金を払って食べる料理が,10倍美味しいかといえば,そんなこともない。(中略)だいたい,レアで高いものって,基本はマズいと思うんですよね。だって,もしおいしくて需要が高かったら,さまざまな技術が進歩するにしたがって,量産されて安くなってるはずですから。(中略)みんなが欲しくてたまらないものは,最初は高価であっても,どんどん安く手に入りやすくなっていくのが,人類の歴史の必然です。(p145)
 お金を貯めておいたほうがいい理由の1つに,思考力を落とさないためというのがあります。というのも,自分の懐具合を心配してお金に欠乏を感じていると,人間の思考力って大幅に落ちるんです。(p149)
 仕事をせずにシェスタしているスペインなんて,2040年には日本を抜いて世界一の長寿国になるとアメリカの研究期間が発表していますから。無理をせずストレスを貯めたいことが幸せになるいちばんの秘訣かもしれません。(p154)
 努力って100パーセント報われるかというとそんなことはないのですが,結局,努力は報われると思っている人が成功する確率が高いというのはあるかと思いますね。努力を継続して行える人が最終的に成功をつかめるのは,たとえうまくいかないことがあったとしても,途中でやめないためです。日本だけでなく世界中のどこでも,継続している人が,結果としてうまくいってますので。(p166)
 スマホを使う人って,基本的には消費者。生産者から与えられる情報なり商品なりをスマホで受け取ることで満足が得られてしまうから,消費者思考になりがちなんです。(中略)プログラムや音楽,アニメを自分なりに作ってみたいと思ったとき,パソコンが身近にあるほうが,興味のある分野でより高レベルのクリエイティブな技術を身につけることができますし,その結果,生産者思考になりやすいんですね。(p169)
 インフルエンサーや著名人ら成功者が,「そんなことを気にするな。リスクを取れ!」などと,自分の能力や経験だけを物差しにして,無責任に背中を押してきます。踏み出した先に確かな道があればいいですが,断崖絶壁からまっさかさまになりがちな世の中です。(p199)
 凡人でも,いや,凡人だからこそ,非凡な人たちが知ることのできない人生の楽しみを味わっていければと思います。(p204)

2020年3月17日火曜日

2020.03.17 ひろゆき 『働き方完全無双』

書名 働き方完全無双
著者 ひろゆき
発行所 大和書房
発行年月日 2018.04.25
価格(税別) 1,300円

● 著者は日本の先行きについては悲観的。検索エンジンだって日本から出ても不思議はなかった。ドローンも然り。が,日本は“わからない”という理由で規制してしまう。新しいものを寄ってたかって潰してしまう。足を引っぱる。
 その結果,これらの分野で大きく立ち遅れてしまった。

● しかし,国は国として,個人が幸福に生きていくには何をどうすればいいのか。贅沢するのではなく,緩く生きられればいいじゃないかという観点からの切り口。

● 以下に転載。
 スキルはコモディティ化するものです。どういうことかというと,人が身につけたことは,マニュアル化され,誰でも再現可能になり,価値が下がるということです。(中略)まして,今は人工知能(AI)の技術が成長していますから,これまでは食いっぱぐれのなかった医者や弁護士でも,国家資格を持っているだけでは,これからの時代,つらくなってきます。資格(スキル)プラスアルファが求められるのです。(p5)
 僕は,個人の「能力」というのは,かなり怪しいものだと思っています。(中略)世界史を学ぶと,世界で覇者になる民族がいくつか現れますが,それは彼らが優れた能力を持っていたからではなく,地政学的に有利な場所にいたことが要因として大きいのです。つまり,「たまたま,そこにいたから勝てた」のです。(p6)
 2007年以降,アメリカやイギリスで,10代の子が,「核分裂」をさせることに成功しました。(中略)10代の子でも,情報や材料を集めてガレージで核分裂炉を作れたというわけです。(中略)知識が独占されていない今の時代,個人が勉強しえ調べれば,「核」まで作れるわけです。ようは何でもできる時代に突入したといえるでしょう。(p31)
 全員が同じように頑張るのではなく,一部の頑張りたい人が勝手にどんどん頑張っている状態が最も理想的だと思います。(中略)今の日本は,働きたくない人までもが生活のために働かされて,そのせいで一部の金持ちに嫉妬してしまうという構造になってしまっています。(p38)
 「悪評も評判のうち」ということもあって,知名度が上がってくれることも,もちろんメリットなのですが,それとは別に,バッシングをされると,「他社が参入してこない」といおうメリットもあります。クレームや悪評に耐えられる人は,僕が知る限り,そこまで多くないので,あえてそこに参入してくる人は少ないのです。(p49)
 人間って,何かをやり始めることは苦手ですが,一度やってしまえば継続するようにできています。一度始めたことは,今度はやめてしまうことのほうが難しくなってしまうのです。(p56)
 「なんでもやります!」という姿勢でいると,どんどん利用し尽くされてしまいます。企業にとって,こういった精神の人材ほど,オイシイものはありません。なぜなら,社員にやらなければならないことを押し付けて,それができないのは個人の努力のせいにできるからです。(p58)
 文章でも,ブログやツイッターで書きたいことを書いて,もし,「間違えていますよ」と指摘があれば,そこで訂正をすればいい。世の中に出す前に細かいところまで予測して議論してもムダだと思うんですよね。(p62)
 人に声をかけるのが苦手な人って多いですよね。でも,それと同時に「声をかけられることにも弱い」ということが言えます。(中略)そういう考え方をしていると悪い人やブラック企業に付け込まれるので,早めに脱したほうがトクだと思いますよ。(p67)
 いちばん幸せなのは,無名な金持ちだと思います。日本はテレビの影響が強いので,有名税が海外と比べて高く付きがちです。(p85)
 海外旅行が好きなのも,そこで何者でもない状態になれるからです。誰にも認められない状況で,それでも何とか生きていく術を見つけていく作業が,ゲームのようで面白いからです。(p92)
 言葉が通じなくても,僕は終始,「ニコニコする」ことにしています。(中略)日本以上に礼儀を大切にする国は意外と多くて,(中略)人って,接点を持ったときに笑顔で挨拶をしておかないと,違和感が残ったままなんですよね。(p94)
 たとえば,ホームレス対策においてぢ味なのは,「場所を移動させること」ではなく,「社会復帰させること」です。(中略)どうも日本の政策では,「移動させるだけ」という解決方法が多いです。(p103)
 一部の個別犯を制限するために,すべてを禁止してしまうというのは,全体の幸福度を下げてしまう(p162)
 法律以外で面倒なことが起こるのが,日本の悪い部分だと思うんですよね。(p166)
 バラエティ番組やワイドショーは,基本的に頭が悪い人向けのものが多いです。頭の悪い人向けの番組を作って,頭の悪い人がCMを見て,モノを買わせるという効率のいいシステムになっています。ワイドショーという大衆文化こそ,「足を引っ張る」「人を叩く」の元凶です。(p179)
 それぞれのカジノに大きな違いがあるのではなく,単純に「中国人がどこにお金を落とそうとしているか」というのが重要で,遠くのアメリカに行くよりは,マカオのほうが近場だという立地的な理由が大きいのです。そうすると,中国がマカオを持っている以上,日本にカジノを作っても,わざわざ来るメリットがありません。(p207)
 世界中には,アラブの石油王のように,ケタ外れのお金持ちがいます。彼らにお金を落としてもらうのが,外貨を稼ぐ一番の近道なのですが,彼らは,安いホテルには泊まりたくないと思っています。だいたい,1泊100万円以上でなければ,ちゃんとしたホテルだと認めていないのですが,東京でそれくらいのクラスのホテルは,ほとんど見当たりません。(p211)
 「あれば便利だけど,なくてもいいよね」というレベルの産業が,どんどん減っていき,ちゃんと外貨を稼げる仕事だけが残ることになるでしょう。(p215)

2018年4月15日日曜日

2018.04.15 ひろゆき 『無敵の思考』

書名 無敵の思考
著者 ひろゆき
発行所 大和書房
発行年月日 2017.07.20
価格(税別) 1,300円

● 本書のテーマは幸せに生きるためにはどうするか。その方法論を具体的に述べていく。それをひと言に要約すると,合理的に生きることとなるだろうか。
 著者はケチというのではまったくないが,金銭感覚が鋭敏。それも著者の言葉でいうと合理的なだけ。
 
● 『ホリエモン×ひろゆき 「なんかヘンだよね」』では,次のように語っていた。
 僕,お金持ちの人がお金で手に入れた幸せって,まだ見たことがなくて。(p245)
 説得力がある。説得力の根拠は冷静に現実を見ているなと思えるところにある。説得力を外しても,この言い方にぼくら貧乏人は快哉を送りたくなる。

● 以下にいくつか転載。
 世界にはシステムがあって,そのシステムの下でロジック(論理)に従って人や物事が動いていく--。そういう考え方が僕にはあるので,自分自身,論理的に考えて論理的に結果を出すという生き方を実践しています。(p2)
 世の中には,お金があれば幸せになれると思っている人がいます。お金だけじゃなく,「能力があれば」「頑張り続けたら」「ポジティブ思考だったら」と,いろいろな思い込みをもって自分が今,不幸であることを悲観する人がいます。でも,これはかなりの部分が幻想であって,思考停止に近いと僕は思っています。(p2)
 生活を続けるお金,つまりランニングコストが高いと,そもそも,「仕事を辞める」という選択肢がなくなってしまいます。(p7)
 迷わないためのルールを決めるとストレスの少ない生活ができます。(p26)
 僕のまわりで成功している人に多いのが,「ホームレスになる覚悟がある」という考え方をする人です。(p32)
 今の時代,正しい情報があって正しい結論に至るというのは,合理的な考えができる人であれば誰でもできることです。(中略)スマホさえ持っていれば,基本的にみんなの情報量はたいして差がつきません。(中略)「これは情報ですよ」と明示されていないものの中から情報を抽出することくらいしか「人間としてやれること」はないわけです。(p37)
 「なんとなくあたりをつける」という能力を磨くには,観察しながら仮説を立てるということをするしかないと思います。(p41)
 情報が少ないときに限ると,「自分の頭で考える」ということが必ずしも正しいと思えないことがあります。「下手の考え休むに似たり」ということです。(p44)
 「年上の言うことは聞いておく」というのが僕の中のルールとしてあります。(p45)
 「先生」を付けて呼ぶことには,何のデメリットもないと気づいたんです。しかも,それで相手が気をよくします。(p46)
 お金があるかないかにかかわらず,幸せそうに生きていたり楽しそうだったりする人は,「根拠のない自信」を持っています。(中略)根拠がないのだから,拠って立つものもなくて,だからその自信は崩しようがありません。(p52)
 主導権を握る人は,「自信ありげにしゃべる人」です。(中略)「あれ,こいつ間違ってるな」と気づいている人もいるのですが,それでも自信を持っている人に対抗しようとしません。(p53)
 僕はどんな人でも相手のことをナメている部分が心のどこかにあります。それは,「しょせん,同じ人間じゃないか」という広い考えがあるからで,アメリカに留学したときに感じはじめたことです。(p56)
 幸せかどうかは,消費者のままかクリエーターになるか,ということでも分かれると僕は思っています。(中略)たとえば,「絵を描いて幸せ」や「写真を撮って幸せ」「文章を書いていて幸せ」などということです。(p62)
 これはそれで飯を喰えるほどのプロ級になるということではなくて,手慰みでいいからそうしたことを楽しんでみては,と言っているのだ。
 お金がなくては幸せになれないと思い込んでいる人は,それを買いにいくための時間と,そのためのお金の両方が必要です。そして,そのお金のために,「さらに働く」という時間も必要です。単に時間があれば幸せになれる人よりも,ものすごい量のコストがかかります。(p63)
 スマホだけを持っていてパソコンを持たない人というのは,おそらく人生で損をするだろうな,と僕は思っています。(中略)パソコンに慣れている人のほうが,モノづくりの活動はうまくできます。(p64)
 イヤな思いをずっと記憶し続ける人は,そのストレスをずっと感じ続けるわけです。(中略)記憶力がないことがとてもトクなのです。(p91)
 現役で大学に入れなかったので,1年間だけ浪人生活をしていたのですが,そうすると1年間,ほぼ夏休みみたいな生活を過ごすわけです。(中略)浪人時代も受験ギリギリまで勉強をしなくなります。(中略)その経験があると,「高校→大学→就職」というストレートな道にいる安心感というものが抜け落ちます。(p103)
 おしゃれだからモテるなんてことは,感覚的に20代半ばまでだと思う(p116)
 生活圏でその言語を聞いていると,誰でもいつのまにか話せてしまうという脳の仕組みを人間は持っているのです。(p127)
 たとえば,編み物を覚えるときに,編み方を全部覚えるよりも,「マフラーと作りたい」ということを先に決めて,そのために必要なことをやっていったほうが効率的です。(p129)
 そういった最悪シュミレーションをするのですが,おそらく多くの人はやらないことです。考えるのが面倒くさいというのがほとんどの理由だと思うのですが,考えておかなかったことで跡から慌てるほうが絶対に面倒くさい。(p135)
 国が貧しくなっていくと,お金持ちと貧乏人の差が大きくなります。(中略)「幸せとお金をリンクさせない」ということが,ここでも大事になってきます。(p146)
 たぶん,僕のまわりで今の僕と同じような生活レベルをしている人はいません。というのも,僕は今でも自動販売機でジュースを買いませんし,(中略)外食もしません。(p153)
 金銭感覚を保つためには,「買う瞬間に判断する」ということを徹底することです。まともな金銭感覚の人で家計簿をつけているという人は,ほとんどいません。(p154)
 「自分にごほうび!」とか言ってるやつは,だいたいバカだということになります。(中略)それをやった結果,別に給料が増えることはないでしょうから,ごほうびが発生するということは「損失」なわけです。(p156)
 すごいわかりやすいブランド品をゴチャゴチャ付けている人がいます。(中略)「私はセンスがありません。でもお金はあります」ということを主張しているように見えます。ファッションデザイナーの人は,ブランドのロゴが付いた服や靴を絶対に身に着けませんしね。(p160)
 身につけておいたほうがいいスキルが2つあるので最後に紹介しておきます。ひとつは,「料理がうまくなること」と,もうひとつは,「何でも食べられるようになること」です。どっちも大事ということではなく,どちらか一方だけでいいと思います。(p171)
 「ファミリー用のマンションを3000万円で買った」となっても,「もう少し都心のほうがいい」という欲は絶対に出てくるわけです。それを満たし続けた人とそうでない人で,得られるものの差はそこまでないような気がしています。(p177)
 1000万円のレクサスに乗りたいのであれば試乗してみればいいし,高い腕時計であればお店で腕に巻いてみればいい。そうすると,「ああ,だいたいこんな感じなのか」という知識が得られます。その体験をしないで,「いいな」と思っているだけなのは,実は何の意味もないことだと思います。(p177)
 スキルを手に入れるときに大事なのは,スキルそのものよりも,そのスキルを手に入れる能力のほうです。英語を話せることやプログラミングができることが大事なのではなく,英会話やプログラミングの体系的な知識をどのように手に入れるかがわかることのほうが大事なのです。(p192)
 最初に入った会社で超優秀だったりすると,資格をとるヒマなんてなくて,ずっと仕事をするはずです。資格をとっている時点で,重要な仕事をしていなかったり,車内で仕事ができない人という印象があるのではないかと疑いたくなるのです。(p195)

2018年2月12日月曜日

2018.02.12 堀江貴文・ひろゆき 『ホリエモン×ひろゆき 「なんかヘンだよね」』

書名 ホリエモン×ひろゆき 「なんかヘンだよね」
著者 堀江貴文・ひろゆき
発行所 集英社
発行年月日 2009.09.09
価格(税別) 952円

● 少し古いけれども,この2人の対談なら面白くないわけがない。読書に求めるものは何か。ぼくは一夕の歓を尽くすこと以外にない。本を読んで賢くなれるとは思わない。
 先人の知恵を数時間で知ることができて,しかもそれに要する費用は千数百円。こんな安いものはない。とは,出版業界とその業界で生きている著者の多くが言うところだけれども,安く知ることができたものは,なかなか自分の身にはならないものだ。

● 要は,本なんてものは面白ければそれでいい。役に立つかどうかなど,どうだっていい。したがって,ジャンルを問わず,面白い本を読みたい。
 で,本書は読む前から面白いことが予想できる。もちろん,著者2人に何の興味もないという人がいてもいいのだが。

● 以下にいくつか転載。
 一般庶民の手に入る情報で,一般庶民の払える額の不動産で,他者より有利になる商品なんてあるわけない。(西村 p15)
 嫉妬を煽ると,共感を得やすいですからね。メディアって共感を得ることでお金を払ってもらえるシステムじゃないですか。そうすると知識欲のある人に訴えかけるよりも,バカに対して共感を覚えさせるほうが楽ということになる。(西村 p40)
 自分が苦労している姿を人に晒すのが,俺は一番嫌なんだよね。(堀江 p42)
 まぁ,やる気を出して別にいいことって,そんなにないからね。なんか,いろいろな経験をして,適当に遊んでいるのが一番いいってことはわかった。でも,俺は,そういう世の中が嫌いだったから一生懸命働いたんだよね。(堀江 p67)
 自分の裁判とか見ていても,裁判官とかは理由なんてどうだっていいわけ。「こいつは有罪だ」って思ったら有罪にしちゃう。(堀江 p79)
 それはバカなんじゃなくて,人は興味がないことに対して調べることをしないからなんですよ。(西村 p94)
 分相応という考えができてないんじゃないですかね。「本来のあなたの商品価値という部分では月給18万円の仕事しかありません」と言われているのに,「俺はもっとできるから25万円もらえるはずなんだ」と思っちゃって,仕事がないという話になる。(西村 p102)
 生物学上でも雑種が一番強いわけさ。だから,近親相姦がタブーになっているの。(中略)文化も異文化がどんどん融合することによって,新しいすばらしい文化が生まれて,文化がどんどん発展していくわけじゃない。だから,いいことのほうが多いはずなんだよ。(堀江 p110)
 メディアにしてみれば,ネットを使わないで『ジャパネットたかた』とかで買い物をして「得した」とおもっているようなバカなお客さんを囲んでおいたほうが,利益率は高いじゃないですか。(西村 p117)
 自分の気が弱いことや,知識がないことを棚に上げて「高いモノ買わされた」だとか言うほうが,俺はバカだと思うわけ。(中略)ルイ・ヴィトンのバッグも同じで,確かにいいものだけど「この値段はないでしょう」って思わない? それでも買っちゃう人は,もう放っておくしかないって話なわけじゃん。(堀江 p129)
 健康って,我慢と引き替えに手に入れるものである,というふうに思っている節はあるよね。(中略)常識なんてそんなもん。だから,誰しも迷信の世界で生きているなって感じるのよ,自分は違うと思いたいけどね。(堀江 p134)
 みんな,『発掘!あるある大事典』を信じていたわけじゃない。そういうレベルの人たちですよ。『オーラの泉』なんて,あれをファンタジーと言わずして何をファンタジーと言うんだってね。(堀江 p135)
 僕は,人を天才って言うときには,ちょっとバカにした感じがあるんですよ。で,変人なんだけど,社会的に評価されるモノを作ってしまったタイプの人が天才で,作れなかったらそのまま変人。(西村 p144)
 イチローは天才かな。だって,毎日昼飯にカレーなんて食えないもん。そういうヘンな生活習慣は天才のひとつの要件じゃないかな?(堀江 p145)
 人一倍努力する人って,なんかしら問題を抱えていると思うんですよね。(西村 p148)
 小中高のときって,社会に出たら出会えないようなバカが結構いたりするんですよ。あの出会いって僕,結構,重要だと思うんですよ。(中略)実際の社会って,ろくに仕事もできないヤツのほうが多い。なのに僕は仕事のできない人たちに会う機会が極端に少ない。だから,僕が味わっている社会には,本当の社会が存在してない。もし,僕が塾しか通っていなかったら,「社会はこんなもんだ」ということがわからなかったと思うんですよね。(西村 P156)
 特殊な人が特殊であることを認められない社会ですからねぇ。(西村 p159)
 だって,6年間,週3日だよ。往復と練習時間も含めると1日4時間,年間100日弱ぐらい道場に通っていたら,友達とだって遊べなくなるじゃん。(中略)基本的に嫌いだったからね。「無気力相撲だ!」みたいな感じなわけ。(堀江 p168)
 面白い人って何かしら発信をしているんだよ。(中略)インターネットで面白い人と知り合えるようになったのは,いいことだと思うんだ。(p177)
 バカは「周りのみんながやっているから正しい」と考えるんだけど,実はみんなバカだから,騙されて集団で間違った方向に走っちゃう。多数決で決まったモノが正しいと信じちゃう。(西村 p191)
 (『ウェブ進化論』は)何となく読んだ。でも,なに言ってるのか,わからないんだよね。俺,そもそも梅田さんが何者なのかもよくわかんないの。(堀江 p192)
 ガラパゴスの意味の取り方で,驚異的に進化しすぎた携帯だってことだよ。このパフォーマンスでこの値段だし。俺,日本の携帯に較べたら,iPhoneとかは全然すごいとは思わない。(堀江 p197)
 これは2009年での発言。今の堀江さんはiPhoneの超ヘビーユーザーであることは,周知の事実。
 やっぱり,日本はレベルが高いんだよ。食べ物のレベルもおかしいぐらい高いもん。牛角とか奇跡だよ,あり得ないよ!? アメリカで牛角なんていったらハリウッドセレブの食べ物なのさ。日本じゃあり得ないでしょ? それだけレベルが違うの。(堀江 p198)
 日本のITは,海外のITに進出するのが難しいだけなんだよね。ぶちゃけ,行く必要もない気がするし。(堀江 p201)
 「日本のITはダメ」なんじゃなくて,「もったいない」なんですよね。それは,ビジネスモデルまで落とし込まなくても何とか食べていけちゃうから。(西村 p204)
 西村 安くてうまい店ってなんで値上げしないんですかね。 堀江 水商売だからね。ずっと行列ができていることが大事なんじゃ?(p228)
 信用って嘘つかないとか,そういうレベルの話だと思うんですけどね。(中略)だから,普通に基本的な生活をしていたら増えていくものであって,減るものではないと思いますよ。(西村 p240)
 金持ちを見たことのアリ・ナシは,重要な要素だと思うんですよ。金持ちを見たことがあれば,「金持ちでも,この程度なんだ」と理解できるじゃないですか。それで「あ,俺はここまで行く必要ないわ」って思える。(西村 p245)
 僕,お金持ちの人がお金で手に入れた幸せって,まだ見たことがなくて。(西村 p245)
 僕卵かけご飯満足派なんで。「食べ物が美味しい」というジャンルで,すごく美味しいと,結構美味しいの差があまりない。(西村 p246)
 でも,コストパフォーマンスの問題じゃないんだよね。(中略)お金を持っていれば,その差は気にしなくてもいいんだよね。コストパフォーマンスなんて別に考える必要ないから,そこに関しては,お金があることはいいことだよね。(堀江 p247)
 信用をお金に換えるのは結構簡単だったりしますけど,お金で信用を買うのは結構大変ですよね。(西村 p248)