書名 ソーシャル時代のハイブリッド読書術
著者 倉下忠憲
発行所 C&R研究所
発行年月日 2013.04.01
価格(税別) 1,400円
● 本書の新味は最終章にある。ソーシャルリーディングについての部分だ。SNSやEvernoteの共有ノートブック機能を使って,読書会をネットで実現するというのがソーシャルリーディング(という理解でいいのか)。
しかし,これが上手くいくためには,いくつかの条件が必要だろう。参加者の水準がある程度揃っていることは最低限だ。発言の仕方が無礼でないことも大事だろう。
で,そういったものをネットで求めるのはどうにも非現実的ではないかと思う。ソーシャルリーディングなどたちの悪い冗談だろうと,ぼくは思っている。
● ぼくはリアルの読書会とか勉強会にもネガティブだ。たとえ,自分の見方,読み方に偏って他の視点が入ってこなくなろうと,そこは潔く諦めて,その偏りに甘んじるのがよい。
ぼくらがする読書や勉強は,どう言いつくろってみても楽業のひとつだ。楽して得たもので苦労している人を指導しようとか,世間や他人にモノ申そうなどと馬鹿げたことを考えなければ,好きなだけ偏っていればいい。
読書の醍醐味って,むしろそういうことではあるまいか。
● ちなみに申しあげれば,社会人大学とか大学院で勉強している人の中に,ここで得たもので社会に何か貢献したいなどとほざく馬鹿がいると,むかっ腹が立つ。
その程度で世間に貢献できるなどとなぜ思えるのか。世間をなめてるのか,おまえ,と思ってしまう。
読書で人生が変わるなどということは,まずもってないものでしょう。読書が人を賢くすることも,たぶん,ないと思います。 読書は安価でお手軽な娯楽であり,時間消費の手段です。それでいいというより,娯楽でない読書は可能な限り避けたいものです。 娯楽としての読書があれば,老後もなんとかしのげるのではないでしょうか。というか,しのげると思いたいわけですが。
2014年5月19日月曜日
2013年5月11日土曜日
2013.05.07 倉下忠憲 『ソーシャル時代のハイブリッド読書術』
書名 ソーシャル時代のハイブリッド読書術
著者 倉下忠憲
発行所 C&R研究所
発行年月日 2013.04.01
価格(税別) 1,400円
● 読書術と銘打たれた本を読んで,本の読み方が変わったっていう人は,ひょっとしたら皆無ではあるまいか。
では,なぜ読んでしまうのか。われながら,よくわからない。何かあるんじゃないかと思ってしまうのかね。
● 著書が説く「ソーシャルリーディング」ってやつ。ブログやSNSで感想を発信すれば,それが誰かに届いて・・・・・・って。
たぶん,それはないんじゃないかな。普通の人の普通の感想など,誰が読むものかってことなんですよね。そうしたコラボが発生するためには,最初の文章が核になり得るだけの品質を備えていないとね。それって,かなり少ないものでしょ。
このブログも著者が定義する「ソーシャルリーディング」に該当するんだけど,反響なんてないからね。この水準では当然だと思っている。求めてもいない。ぼくも他人様の読書ブログってまず読まないしね。
● 具体的に役に立ちそうだと思えたのは,「眠気に対抗するために立って本を読む,という方法もあります。難解な本を読む場合は一度,試してみるとよいでしょう」(p107)というアドバイス。そういう手があったのか。
ほかにも2つ,引用。
読書中に1つの姿勢を忘れてはいけません。それは,「信用せよ,されど検証せよ」のスタンスです。(p128)
読書中に考えたこと,思ったこと,感じたことはあまさず記録を残すようにすること。これが本を読む際に重要な要素です。(p140)
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