著者 中谷彰宏
発行所 ぱる出版
発行年月日 2014.10.24
価格(税別) 1,300円
● 品とは何か。品があるとはどういうことか。けっこう難問かもしれないね。
では,品について語ることは,品のあることなのか。それとも品のないことに属するのか。これもけっこう難問だよね。
● とはいえ,以下にいくつか転載。
「あの人,恥ずかしいことをやっている」と言う人は,自分自身のことがおろそかになっています。(p25)
紳士の定義は,「紳士とは紳士的でないことを紳士的にできる人」です。品のある人は,品のないことも品のあるようにできる人です。(p31)
品のある人は品のある人を見て,品のない人は品のない人を見ます。(中略)今も昔も,世の中には品のある人も品のない人もいて,その量はまったく変わりません。(中略)「品のない人が多い」と感じている人は,自分自身が品のない人だということです。(p52)
私は,お店に行って「姿勢の悪い人がいるな」と思うと,見ないように気をつけています。見ると,姿勢の悪さがうつって腰が痛くなったりするからです。(p54)
姿勢は服から直されます。燕尾服を着ると悪い姿勢をとることができません。燕尾服から姿勢を直されるのです。服装をきちんとすることによって,その人のしぐさが変わります。(p75)
品のいい人も品の悪い人も,「自分は普通だ」と思っています。「まわりの人の中では,私はまだ品のいいほう」と思っているのは,まわりが同じレベルだからです。(p83)
人間は,お客様になると品が下がります。(p105)
オシャレなお店でも,土曜・日曜は急激にレベルが下がります。ふだん来ないお客様が土曜・日曜に来るからです。(p127)
品のある人は,「今,ココ,あなた」を大切にします。(p139)
胸で挨拶をし,胸で挨拶を受けることが大切です。顔だけで挨拶を受けると,感じが悪い。横柄な感じがします。(p166)
ギリギリいっぱいで乗れた時に,自分だけ乗れて,安心して立ちどまる人がいます。あれは残念です。うしろにまだ乗ろうとしている人がいるのです。自分がセーフだった時が,一番危ないのです。(p197)
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