著者 手塚千砂子
発行所 青春出版社
発行年月日 2015.11.20
価格(税別) 1,300円
● 次のようなことが書いてある。
日本人はまじめで勤勉なので,「反省が大事」「反省が成長の元」と考えている人が多いようです。もちろん反省することはとても大切なのですが,反省=自分を否定することになっていませんか。(p25)
そもそもほめることができない-特にほめることに慣れていない男性や年輩の方が,最初にぶつかる大きな壁です。(p34)
確かに人格者に謙虚な方は多いですが,私たちは否定と謙虚を取り違えていることが多いのではないでしょうか。ほめてもらった言葉を否定することは,わざわざ否定の言葉で自分を貶めているだけでなく,ほめてくれた相手の気持ちをも否定することになってしまうことに気づいていますか。(p35)
重要なのは「心からほめること」ではなく「ほめ言葉を使うこと」。ほめることに違和感があろうとなかろうと,「これは脳が喜ぶことなんだ」と割り切ってほめ言葉を書き続ければいいのです。(p37)
不思議なことに,自分のなかに入れたものは,自然に外に出てきます。自分をほめたら,人をほめたくなる。(p51)
過去がどうであろうとそれはいったん脇に置いておき,今現在の自分をほめる,今の自分を受け入れて,楽しむことを重視します。(p62)
「引き寄せるイメージ」を実践する前に,まず自分自身をプラスのエネルギーで満たすことが先なのです。(p148)● 著者が提唱する「ほめ手帳」を始めるのにお金はかからない。手帳と鉛筆があればいい。お金がかからないんだから,やってみたらいい。
ぼくはやらないけどね。著者が説くところを間違いだと証明することはできないと思うけれど,浅いとは思う。
「ほめ手帳」を続けてみても,何も変わるまい。著者が説くような変化は起きないという方に一票を投じたい。
● しかし,コンサル料を取られるわけではない。やりたいと思うのなら,今日からでも始めてみるといい。
自分は変われるかもしれないと妄想することは,それ自体が楽しいことだしね。
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