書名 新 世界の家
著者 ベルンハルト・M・シュミッド
発行所 パイ インターナショナル
発行年月日 2011.09.01
価格(税別) 1,800円
● 写真として絵になるような住宅と背景が選ばれている。童話の絵本に描かれているような家が実在するんだね。
中には,ここじゃ水害で簡単に流されちゃうだろうよとか,いくら何でも防風林が必要じゃないかと突っこみたくなるような家もある。
● おしなべて,人が住む家というのは,小さくてみすぼらしいものだとわかる。「教会」と比べると,その差が際立つ。人の住まいと神の住まいの格差,かくのごとし。
● いわゆる豪邸もいくつか収録されている。でも,普通に住むなら,適度な狭さというのは絶対条件だ。広すぎる家よりはアパートの方がいい。豪邸を建てようとするのは,「脳なし」がやることだとぼくは断じて憚らない。って,力むほどのことでもないけどさ。
人が住む家は小さくていいのだ。小さい方がいいのだ。掃除も楽だし,機能性も高まる。あんまり機能性を高めて航空機のコックピットのようにしちゃっちゃ息苦しいけど,適度な狭さを欠いた家に住むのは,ストレスが多そうだ。
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