著者 千田琢哉
発行所 学研パブリッシング
発行年月日 2014.06.17
価格(税別) 1,200円
● こういうものは,時にカンフル剤として使用。しょっちゅう読むものではないのだろうな。
● 気の利いた言い方,気持ちのいい割りきり。そうしたものは眉に唾つけたほうがいい。
● そのうえで,以下にいくつか転載。
成功者は,成長者であり続ける人なのだ。成功は,我々人類が勝手に決めた基準にすぎない。だが,成長は宇宙基準だ。宇宙は途絶えることなく拡張を続けている。我々人類が成長を続けることは,完璧に,自然の摂理に則っているのだ。(PROLOGUE)
成長したければ,まず,周囲から応援されなければならない。(中略)応援されるためにはどうすればいいか。誰もが応援したくなるような表情でいることだ。(p20)
「自分の周囲にはろくなのがいない」というのは,完全に誤りなのだ。人は自分にピッタリのレベル同士で付き合うようになっているのだから。(p27)
現状維持とは,言い換えれば衰退を意味する言葉だ。刻々と変化し続ける世の中で,真の現状維持を続けるためには,少なくともその変化に合わせて自分を成長させなければならない。(p30)
もし何かのプロを目指すつもりがないのなら,今いる場所では存在自体が邪魔だから,とっととどこかへ消えたほうがいい。(p50)
1年間打ち込んで向き不向きがわからなければ,そもそも向いていないのだ。(p58)
最も成長する人とは,最も本番の数をこなした人のことだ。(中略)本番をたくさん経験しておくと,練習も本番さながらに緊張してできるようになるからどんどん成長していく。(p68)
人生は,何がどうなるか最後までわからないのだ。ただひとつ言えることは,「あれは無駄だった」と口にした瞬間,その行為が無駄と決定されるということだ。「あれは無駄だった」は,悪魔の言葉なのだ。(p104)
スピードアップしたほうが,やる気がみなぎって疲れないことに気づくだろう。(p113)
たいていの仕事の壁は,商売の本質に立ち戻ってみることで突破できる。商売の本質とは,しかめ面で店に入ってきたお客様を笑顔に変えて帰すことだ。(p138)
どうせいいことをやるなら,人のいない場所でやらないと損なのだ。(p143)
机上の空論ではなく,今すぐ使えるマーケティングを伝授したい。それは周囲に対して自分が「少し損」をし続けると,人気者になるということだ。(p146)
クライアントの短所は指摘するな。ひたすら長所を見つけて長所を伸ばせ。短所を指摘したヤツはクビだ!(p152)
よく「下の人間は,上の人間を3日もあれば見抜く」と言われる。確かにそれはその通りだ。だがそれは,単に下っ端は目上の人の欠点探しが上手いというだけの話で,特に人生を幸せにするような能力ではない。(p162)


