2021年12月4日土曜日

2021.12.04 松浦弥太郎 『ふたりのきほん100』

書名 ふたりのきほん100
著者 松浦弥太郎
発行所 光文社
発行年月日 2021.04.30
価格(税別) 1,500円

● 副題は「恋愛と結婚のエッセンシャル。」。自分がそのとおりにはできていなかったとしても,落ち込まないことが大事でしょ。このとおりにできてる人なんか,まずもっていないから。
 松浦さんってストイックな人なのだろうが,ストイックさを周囲に感じさせない気配りもある人なんだろうか。

● 以下に転載。
 行動は,感情を変えることができるのです。(p13)
 あなたがそばにいるときも,離れているときも,わたしは「あなたを優先する」と決めています。(p25)
 気持ちの張りを失うと,美しさは簡単に喪われてしまいます。(p49)
 短所を気にするのではなく,よいところをどんどん伸ばしてください。(p59)
 わたしたちによくないことが起きたとしても,必ずそこにはよほどの理由があるのです。そのよほどの理由は,静かにそっとしておくことがよかったりもするのです。(p79)
 いつも明るく過ごします。そのために,心とからだを整えます。(p81)
 ふたりのことに,手遅れはほとんどありません。そもそもゴールが存在しないのだから,結果を急がなくていいことに意味があります。(p127)
 答えがかんたんに手に入る現代社会だからこそ,正しい問いをふたりで見つけたい。(中略)正しい問いとは,ほんとうに必要なことは何か。ほんとうに知りたいことは何か。というように,問いの動機に立ち返ることです。(p135)
 本当のよろこびを生み出すのは「もの」ではなく,その「もの」から生まれる時間です。(p145)
 どんなことでも最短距離を選ばずに,ちょっと寄り道という遠回りをしてみる。そこにある余裕や余地から生まれる,新しい考えや発想をわたしは大切にしていきたいのです。(p161)
 永遠を信じると,今日がおろそかになり,感謝の気持ちも薄れていってしまいます。(p169)
 どんなものでも時間がたてば,冷めるものです。(中略)そのままにしておくと,冷めは悲しみに変わります。冷めたものは,温めなおせばいいのです。(p173)
 譲ることは負けることではありません。人と争わずに,一歩前に進むための心がけなのです。(p185)
 心のゆとりとは,自分を自分でいっぱいにしないこと。(p189)
 老いとは自由になっていくこと。もっているものを整理して,人間関係を整理して,自分の心を整理して,少しずつシンプルになっていくこと。(p205)
 面倒くさいからと逃げてばかりいると,前に進みません。どんなときでも,一歩前に進む気持ち,何があっても逃げない,という心構えが大切です。(p245)
 できるだけ嫌いなことや逃げてなことに触れないよう,出くわさないように注意をしてあげましょう。(中略)嫌いなことや苦手なことを克服することを求めてもいけません。(p305)
 バカにされることがわかっていても,オヤジギャグを連発する人は,ユーモアの価値を知っています。(p319)
 ものごとには上手い下手があります。(中略)だけど,その行為に心がこもっていれば,人は不満を抱いたりしないものです。(p341)
 人にはできないことがあるのです。相手ができないことは受け入れることです。相手ではなく,自分のために。(p351)
 欠点こそ,人の魅力のひとつです。だから欠点を嫌わないでください。人は,完璧だから自信がもてるのではありません。完璧ではない自分を知っているからこそ,失敗も想定内でいられます。だから不安がなくなるのです。(p369)
 何かあったときに「えー!」と否定的に受け止めていると,そこから前に進めません。大切なことは,その先にあります。(p371)
 世の中の多くのことには,答えがありません。むりやり答えを出そうとすると,その場しのぎになることも多いのです。(p381)
 だけど暮らしのコンセプトは,おもしろく,楽しく。何をするにも,何を考えるにも,すべてがそこにつながっていると,日々を明るく,軽やかに過ごせます。(p425)

0 件のコメント:

コメントを投稿