2023年7月19日水曜日

2023.07.19 栃木県地位向上委員会編 『栃木のおきて』

書名 栃木のおきて
編者 栃木県地位向上委員会
発行所 アース・スターエンターテインメント
発行年月日 2014.02.25
価格(税別) 952円

● 構成は斎藤充博さん。地元の塩谷町出身の人。

● 「小学校も卒業式には中学校の制服を着て出席」という項目がある(p48)のだが,これは昔からそうだったんだろうか。ぼくが小学校を卒業したのは半世紀以上も前のことで,はっきり記憶にないのだが,そうしたんだったかな。
 男体山の「近くに丸っこい形の女峰山があるものだから」,男体山が「とっても雄々しい形に感じてしまう」(p145)とあるのだが,これは嘘だろう。女峰山はゴツゴツした形で,どうしてこれを女峰山などと付けたのだろうと,女峰山を見るたびに疑問に思うことになるんだよね。

● 「それぞれに地元・・・・・・たとえば宇都宮,日光,那須,小山,など個別の地域には愛着があるが,栃木県そのものに対する帰属意識は低い」(p171)とある。そのとおりなのだが,これはすべての都道府県がすべてそうなのではないかと思う。愛知県では尾張と三河は交わらないと言われるし,青森県でも弘前と八戸ではまるで違うような気がする。
 そうじゃないところがあるのか。そもそも都道府県の圏域なんてどうでもいいというのが,ほとんどの人たちにとっての共通了解事項ではあるまいか。

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