書名 男と女の快楽大全 1
著者 成田アキラ
発行所 実業之日本社
発行年月日 1996.03.29
価格(税別) 680円
● 漫画。「もっと深~く性を楽しむマニュアル」というんだけど。
食欲,性欲,睡眠欲といっても,睡眠は眠くなれば寝るし,食欲も腹が減れば何か食べる。
が,性欲に関しては,したくなればする,という具合には行かないこともあるでしょ。相手がいないとか。
● それと,睡眠や食事は人前でもできる。電車の中で寝ている人は珍しくもないし,食事は仲間と食べたほうが旨いなんぞと言われる。
が,Hはそうじゃない。大勢でしたほうが楽しいと考える人はいるかもしれないけれども,普通は秘め事とされる。トイレと同じ。その最中を人に見られるのは恥ずかしいものだ。したがって,人がそれをいたしているところを覗き見るのは,犯罪とされる。
● 寝るのと食べるのは,基本,工夫は要らない。良い質の睡眠をとるために,枕をどうするとか,ベッドをどうするとか,技術はあるんだろうけど,畳のうえにゴロンと横になれば,まぁまぁ眠ければ寝れるものだ。
食事に関しても,テーブルマナーなんてものがあるけれども,ま,食べたいように食べればいい話だ。
● ところが,Hはやりたいようにやればいいかというと,これまた相手がいることなので,なかなか気を遣うところが出てくる。
で,この漫画で説かれていることを律儀にやらなくちゃいけないんだったら,Hなんてしなくてもいいかなと思っちゃいますな。面倒だ。Hにそこまでの探求心は持てないぞ,と。
● つまり,それが凡人というものだ。この分野も情熱を持てる人とそうでない人では,引き出せる質量に大差がつくはずだ(と思う)。
道によって賢し。探求するに値する道ではあると思うんだけどねぇ。
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