書名 モンタヌスが描いた驚異の王国 おかしなジパング図版帖
著者 宮田珠己
発行所 パイ インターナショナル
発行年月日 2013.04.12
価格(税別) 1,900円
● 「18世紀以前に,ヨーロッパ人によって日本の絵図」しかも,「(ピエール・)ロチの主人公が,実際のナガサキの町を見て幻滅するよりも前の,夢の国であった日本の絵」を掲載して,それを勝手に楽しんでみようという趣向なんだろうか。要するにデタラメなんだけど,当時のヨーロッパ人が日本をどんなところだと思っていたのかがわかる。
が,学術書の趣もある。
● 当時の彼らが持っていた情報を延長して想像するから,彼らの中の日本は中国だったりインドだったりする。
マルコポーロのジパングが日本のことを指していたのかどうかもわからないらしい。そうなのか。
● これがわずか300年前のことだったというのが,不思議な気がする。この300年間の変化というのは,想像を絶するものなのかもな。
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