著者 田村 浩
発行所 技術評論社
発行年月日 2016.06.25
価格(税別) 1,280円
● 先日,著者の『頭脳で走るロングライドの実践術』を読んだばかり。
どうもね,こういう指南書を読むと,ブルベを完走できる気分になってしまうんですよね。自分のようなヘタレのロートルでも何とかなるものだ,と。
● でも,実際はね,自分が自転車で200㎞走れるとはとても思えないわけでね。今のところはね。
ノウハウは教えてもらえるけれども,実際にそれで走ってみないとね。
● あと,自転車の問題がある。じつは,ぼく,ロードバイクには乗ったことがないんですよ。ミニベロばっかりで。しかも極安の。
できればそのミニベロでブルベもやりたいと思っているんだけど,この路線はたぶん早急に変更することになると思われるね。
● 以下にいくつか転載。
筆者は,ロードバイクがツーリング車のジャンルも包含したのが実情だと感じています。レース用であれエンデュランス系であれ,快適性を手に入れた近年のロードバイクは,誰もが乗りやすい自転車です。(p31)
自転車選びとは,実はタイヤ選びなのです。(p38)
普段着で快適な時間が過ごせるほど,サイクリングは甘くありません。特にロングライドでは,ウェアの機能性や快適さが,時に自転車の性能以上に重要です。(p41)
自転車関係のアイテムのなかで,近年もっとも進歩が著しいのがライトです。(中略)いざとう時に頼れるライトは,それが1万円でも2万円でも高価とは感じないものです。不安があるライトは,それが1円でもお金の無駄です。(p48)
キャリアを使用せず,バッグ自体も軽量なため,従来のキャンプ装備に比べると総重量を大幅に抑えることができるのが,バイクパッキング式スタイルの魅力です。(p59)
何十年も自転車趣味を続けていても,組み立てる自転車の数はたかが知れています。プロが一週間に組む数にも及ばないでしょう。経験値は雲泥の差です。(p61)
サイクリングには,事前の計画,走行中の判断,走行後の記録が欠かせません。これを簡単かつ正確に一致させてくれるのがハンディGPSです。これがあるからこそ,見知らぬ土地へも安心して走り出すことができます。(p72)
「速く走ろうと思うほど遅くなる」というのがロングライドの真理です。「体力が心配だから走れない」という考えを,まずは捨ててください。(中略)トレーニングや体力よりも,計画と経験なのです。(p83)
週に一回,数時間のサイクリングを楽しみ,そして月に一回7~8時間のロングライドを経験するだけでも,必要な体力は維持できます。(p85)
なるべくなら筆者は未体験の道を走ってみたいですし,訪れたことがない峠や街道を走りたいと思っています。サイクリングをツーリング,すなわち「旅」として楽しむことが,走行距離を伸ばすモチベーションになるのです。(p93)
もし,自分のペダリングに疑問を感じたら,サドルを数㎜後ろに下げてみましょう。ほとんどコストやスキルを必要とせずに,疲れないペダリングを実現できる可能性があります。(p123)
早朝や深夜でも営業しているコンビニの存在が,ロードバイクに代表される軽装でのツーリングやロングライドを可能にしたともいえます。(中略)実際のところ,ロングライドはコンビニ巡りのような様相を呈しますので,賢く利用したいものです。(p126)
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