書名 江國香織詩集 すみれの花の砂糖づけ
著者 江國香織
発行所 理論社
発行年月日 1999.11
価格(税別) 1,500円
● 数年前に一度読んでいた。いたっていうのは,そのことをまったく憶えていなかったからで,このあたりが詩との相性がよろしくないことを表しているかもしれない。
とはいっても,読んだことを忘れて同じ本を買うってのは,何度もやっていて,詩集に限ったことじゃないんだけど。
● 生理に忠実というか,奔放というか。その背後の韜晦も含めて,女はかくの如き生きものだったのかと驚く。というには,こちらもだいぶ長く生きちゃってるんだけど。
でも,この人,普段の生活は,いたって穏健?なのかもな。
● 2つばかり転載。
あなたは私の子どもでもつくるべきだったのであって
子どものあたしに手を出すべきじゃなかった
(箴言 p40)
私をうしないたくない
と
あなたはいうけれど
私をうしなえるのは
あなただけだよ
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
びっくりしちゃうな
もしかしてあなた
私をうしないかけているの?
(うしなう p53)
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