著者 松浦弥太郎
発行所 朝日新聞出版
発行年月日 2010.03.30
価格(税別) 1,300円
● 再読になる。
● 著者の仕事論の出発点はいたって単純。
社会の中で人の役に立たなければ,いくら一生懸命にしたところで,ひとりよがりな自己満足にすぎません。(p12)
「自分は何がしたいのか?」ではなく,「自分を社会でどう役立てるか」を考える。最終的には,その仕事を通じて人を幸せにしていくことを目標にする。これさえ忘れなければ,よき仕事選びができます。毎日の働き方が変わります。(p15)● あとは具体的な方法論と心構えについて。まず,「ながら」はやめよ,ということ。
次に手書きでメモすることの重要性。
● 時間とのつきあい方。昔から,仕事に追われるな,仕事を追え,と言うけれども。
時間の制約の中で,時間に追われることなく,どうやって自分の納得いく仕事ができるかを考えていくと,答えは一つ。時間を追い越してしまえばいいのです。(p122)● 情報の取扱いについて。やみくもに情報を漁るなと注意したうえで,次のようにいう。
ある程度遮断し,取捨選択しながらインプットした情報は,循環させることが大切です。せっかく自分の中に入れても,使わなかったらもったいない。情報のストックなど実は不可能であり,アウトプットを考えずに取り入れた情報は,結局,死蔵するだけになると思うのです。(p149)● 最後に,再び,出発点に戻って,次のように述べる。
何も考えず無邪気にやって楽しいのは,単なる子どもの一人遊びです。大人になったらいつまでも一人で遊んではいられないし,仮にできたとしても,それだけでは楽しめなくなります。 大人が楽しむ方法は,人に喜んでもらうために創造することです。(p166)
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