著者 堀 宏史
発行所 自由国民社
発行年月日 2018.10.17
価格(税別) 1,500円
● 「仕事や興味のある分野の情報をメモしそれに対してコメントしてさらに世の中にシェアしていく」(p143)ことを説く本。
典型的にはTwitterでメモして,自分の考えを一言添えて,そのままツイートする。それを続けなさい,と。実際,Twitterは写真も保存できるメモ帳だ。
● 以下にいくつか転載。
スマホを使って,気になったことを書き留めていくだけです。(中略)そして,どんどんSNSにシェアしていきましょう。(p14)
ここで必要なのは「入ってくる情報をいかに減らすか」ではなくて「入ってきた情報をいかに外へ出すか」という思考の転換なのです。(p24)
行動の習慣化には精神論や気持ちの話ではなく,いかに合理的に行動をシステム化できるかという視点が重要です。自分の意思が弱いから行動が続けられないのではなくて,やり方に問題があるから続けられないのです。(p61)
メモをシェアしていくことによって他の人からの反応がある,これであなたの承認欲求を満たすのも大事な報酬システムです。(中略)あなたの行動はあなた一人で閉じているものではなく,オーディエンスがいるんだと意識するだけで楽しい気持ちになってきます。(p63)
情報は人に伝えていくことではじめて,あなたの中でその情報がしっかりと腹落ちした状態になります。(中略)つまり,情報のシェアによって,一番勉強できるのは他でもないあなた自身ということなのです。(p75)
最終的には「アウトプットのためにインプットする」というコペルニクス的転換にたどり着けば,もうあなたはすぐメモ上級者です。(p78)
ツイートの内容の濃さや頻度などは気にせず,シンプルな情報や気分のシェアとして自分のペースでツイートするのがポイントです。これは,あまり周りの反応を気にしてしまうとその時の感覚をツイートする楽しさが少なくなり,うまく続けることができなくなってしまうからなのです。(p81)
眼の前にあるネタを瞬間的に料理できる,その技術とスピードがとても大事なのです。(p85)
未来や過去のことはメモにまかせて,「今この時」に集中する環境を作りましょう。こういったほんの小さなすぐメモの積み重ねが,意外と大きなストレス解消につながります。(p174)
人を巻き込むには何よりあなたが「これが好きだ」という熱量が大事です。(p180)
今目の前にある興味にフォーカスしましょう。興味を追っていけば,いつしか遠くまで走れているものなのです。(p182)
「テーマという訳ではないけれど,今は情報が多すぎるから忘れないようにすぐにメモしてシェアすることにはこだわっているかな」と答えると,「それを50個の切り口で書いてみたら?」とあっさり言われました。なるほどと思って,その日から切り口を思いついたらすぐにメモするようになりました。そしてしばらくして切り口が50個溜まり,それらを一つにまとめるとこの本の目次になっていき,その流れで一気に本を出版するという所までつながりました。(p186)
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