2019年8月22日木曜日

2019.08.22 茂木健一郎 『脳を使った休息術』

書名 脳を使った休息術
著者 茂木健一郎
発行所 総合法令出版
発行年月日 2017.12.01
価格(税別) 1,300円

● 脳を休ませることは創造につながるというんだけどね。どうすれば脳が休まるのかといえば,同じことをダラダラと続けない,1人の時間を大切にする,散歩やジョギングをしてみる,・・・・・・。ふぅぅ・・・・・・

● 以下に転載。
 どんなに強くどんなに速い馬でも,頑張りというのは一生のうちにごくわずかしか使うことができないんです。(p27)
 ストレスのまったくない環境では,意欲の低下が生じてしまう(p62)
 たとえば,「努力するのが苦手」という人は意外に句読点のつくり方がわからないので,「努力がずっと続く」というイメージを持っていることが多いのです。(p72)
 私が大学院生のときに,ある有名な研究室で「1年で364日実験して,1日で考えろ」というモットーがありました。今考えると非常に理にかなっていると感じます。悩んでいる時間と行動している時間とでは,ほとんどの人は,おそらく悩んでいる時間のほうが長いはずです。(p83)
 天才と秀才を比べると,天才のほうがはるかに努力していることが多いからです。ただ天才は,それを表に見せていないだけなのです。(p93)
 ここでご紹介したお二方(隈研吾,所ジョージ)には,ある共通点があります。それは,「手ぶら感がすごい」ということです。(p103)
 脳を休めるというのは,どちらかといえば,脳を普段と違う使い方をすることによって「脳をマッサージする」ということに近いのです。(p127)
 より効果的に脳を休めるためには,一体どんな工夫が必要になってくるのでしょうか。ここでも実践的な提案をするのであれば,「現場を離れる」ということです。これがとても大事になってきます。(p141)
 私自身も,都内の移動くらいであれば,なるべく公共の交通機関を使わずに歩くように心がけています。ここで重要なのは,「ストレスをリセットするんだ」という認識のもとで,歩き出したらボーッと何も考えない時間を確保するということです。(p146)
 脳を休ませるには,「一人でやる」という基本姿勢が大事になってくるのです。(p164)
 私はよく,「これから10分間仕事をするとしたら,自分の尊敬する人だったらこの10分間でどれだけの仕事ができるのだろうか」ということを考えて仕事に取り組むようにしています。(p175)
 自分自身の考え方をしっかり整理できている人というのは,何が重要なものであるかということが,しっかり理解できている人といえます。逆に,自分自身の考え方を整理できていない人というのは,どうしても小さいことに捉われてしまったり,ついつい他人に流されてしまいます。(p180)

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