書名 LIFE あつまる。
著者 飯島奈美
発行所 東京糸井重里事務所
発行年月日 2014.01.24
価格(税別) 1,600円
料理って,実際に自分でやっていると,自ずと基本はここだなとわかり,それがわかると応用が利くようになるものなんだろうかね。
● この2年近く,コロナで家にいる時間が否応なしに増えた人が多いだろう。かつまた,外食ができないので自分で作ることが増えたという人も多いだろう。
とりわけ,料理をする男性が増えたのではないかと思っている。かく申す,ぼく自身がそうだからだ。
● でもって,多くの人はネット(You Tube)の料理チャンネル(リュウジのバズレシピ,けんますクッキング,など)を見て,そのとおりにやってみることから始めているだろう。
これも自分がそうだからなのだが,入り方はどうでもいいのだと思っている。好きなようにすればいいのだ。
● ただし,料理学校に行くというのを除く。料理学校がなぜダメなのかといえば,想像で言うのだが,基礎(と彼らが考えるもの)から入ろうとするからだ。野菜の切り方とか包丁の研ぎ方から入るのではないかと思っている。
これから料理を始めようというのに,そんなことを教えられたのでは一発でイヤになって止めてしまうだろう。野菜の切り方にどれだけの種類があるのか,どういう場合はその中のどれを採用すればいいのか,そんなのは実地にやっていきながら自然に憶えるものだろう。自然に憶えられるものは自然に任せるに限る。小賢しい講釈は有害だ。
● ネット上に自分の先生を見つけてだんだん料理の腕前が上がってきたところで,先生以外の達人はどうなのかと気になったときに,本書のような書籍をみればいいのでは。
レシピ本のようなものでも著者の人柄は出てくるものだ。読み物たりうる。土井善晴さんも読んでみようと思っていて,1冊買ってある。



