読書で人生が変わるなどということは,まずもってないものでしょう。読書が人を賢くすることも,たぶん,ないと思います。 読書は安価でお手軽な娯楽であり,時間消費の手段です。それでいいというより,娯楽でない読書は可能な限り避けたいものです。 娯楽としての読書があれば,老後もなんとかしのげるのではないでしょうか。というか,しのげると思いたいわけですが。
2013年4月13日土曜日
2013.04.13 ジェラール・ジュファン 『音楽家の家』
書名 音楽家の家
著者 ジェラール・ジュファン
クリスティーヌ・バスタン(写真)
ジャック・エヴラール(写真)
訳者 博多かおる
発行所 西村書店
発行年月日 2012.12.13
価格(税別) 3,600円
● 音楽家が住んだ家とその家がある場所を,文章と写真で紹介。副題が「名曲が生まれた場所を訪ねて」。
● 取りあげられている作曲家は23人。ロシアの作曲家はいないけれども,錚々たる顔ぶれを網羅している。
ヨーゼフ・ハイドン
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
フランツ・シューベルト
エクトール・ベルリオーズ
オーレ・ブル
フレデリック・ショパン
フランツ・リスト
リヒャルト・ワーグナー
ジュゼッペ・ヴェルディ
ヨハン・シュトラウス2世
ヨハネス・ブラームス
ジュール・マスネ
エドヴァルド・グリーグ
ヴァンサン・ダンディ
エドワード・エルガー
ジャコモ・プッチーニ
カール・ニールセン
ジャン・シベリウス
フランツ・レハール
モーリス・ラベル
マヌエル・デ・ファリャ
フランシス・プーランク
● 写真を見てため息をつくための本かと思うが,文章もそれぞれの作曲家の小伝になっていて,いずれも興味深く読むことができた。
訳者の博多かおるさんは,東京外大の准教授で近代フランス文学の専門家だけれども,かたわら「音楽家として活動を行い,カンヌ音楽院ピアノ科およびフランス国立ローマンヴィル音楽院ピアノ科・室内楽科を一等で卒業後,ポルトガルのベルガイシュ芸術センターでマリア・ジョアン・ピリスに師事。国内外の演奏会に出演している」という人。
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