読書で人生が変わるなどということは,まずもってないものでしょう。読書が人を賢くすることも,たぶん,ないと思います。 読書は安価でお手軽な娯楽であり,時間消費の手段です。それでいいというより,娯楽でない読書は可能な限り避けたいものです。 娯楽としての読書があれば,老後もなんとかしのげるのではないでしょうか。というか,しのげると思いたいわけですが。
2013年4月30日火曜日
2013.04.30 森 博嗣 『工作少年の日々』
書名 工作少年の日々
著者 森 博嗣
発行所 集英社
発行年月日 2004.07.30
価格(税別) 1,500円
● 工作少年だった日々のことを書いているのではなく,今現在の自分を工作少年と呼んでいるわけだ。著者の今の暮らしを綴ったものだ。
工作への傾倒がハンパない。やってみろと言われたって,できるもんじゃない。
● しかし,世の中にはできる人がいる。それを分けるものって何なんだ。遺伝子か,幼少時の環境か。そういうわかりやすいものでもなさそうだけど,ほんと,何なんだろうねぇ。
● ワープロを使っていると,漢字を忘れてしまうとか,文字が書けなくなる,などというけれど,忘れてしまえば良いではないか,とか,なにかというと「健康が一番」と口癖のように言い続け,毎朝欠かさずに散歩に出かけ,健康食品などにも気を遣っている人間ほど,どうもコンテンツがない,とか,実際に今よりも沢山の時間があっても,結局,できることは大して変わらないのでは,とか,ハッとさせられる指摘がたくさんある。
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