2019年11月8日金曜日

2019.11.08 西原理恵子 『西原理恵子の太腕繁盛記』

書名 西原理恵子の太腕繁盛記
著者 西原理恵子
発行所 新潮社
発行年月日 2009.09.25
価格(税別) 1,100円

● 副題は「FXでガチンコ勝負!編」。宝くじを買うことを愚民税を払うというらしいが,FXは? テラ銭は宝くじとは比較にならない程に少ないのだが。
 1千万円の損を出したところで連載は終了。損得だけでモノを考える人はやっちゃいけないってことだね。いや,俺はそんなつまらない人間じゃない,と言いたい人も,まぁ手を出さない方が平和建設の第一歩になるでしょうよ。

● 以下にいくつか転載。
 FXも基本はバクチ。ユダヤ人やアラブ・マネー,中国人が暴れる,世界規模の賭場だから。投資とか資産運用とかいう言葉で,そのことをマイルドにしてごまかしたら危険だと思う。あくまで遊びのお金と割り切ってやらないと,本当に大変なことになるよね。(p20)
 不思議なのは,十万円でも百万円でも,損すると同じように悔しいこと。金額に関係なく,ドキドキする。(p38)
 基本的に青山社長って,どんなときでもポジティブ思考だよね。社長やっている人って,みんなそうかもしれない。良い意味でも悪い意味でも楽観主義。私を含めて物を書く人は,大体いつもいじけてるけど。(p39)
 賭場で一番嫌われるのが,行儀が悪いことだから。負けを人のせいにするとか。私生活がいくら行儀が悪くても関係ないけど,賭場にいるときだけは,しっかりしてなきゃダメ。(p40)
 やっぱりバクチは勝ち逃げしないと。パチンコでもどんな賭場でも,引き際が大事だから。結局,みんな勝ち逃げできない。まだいける,まだ勝てるって,気づいたら素寒貧。これがバクチの鉄則です。(p52)
 目標のないまま長くやっていると,いつかは必ず負ける。(p52)
 中国本土からバクチをしにきた人って,張り方がおかしいんですよ。一回で数十万円張るんだけど,身なりは貧相で,どう見てもそんな張り方できるような裕福な人には思えないの。たぶん,一年ぐらいあくせく働いたお金を躊躇なく張ってるんだよ。それが消えたら飛び降りちゃう。中国人は勢いだけで,確率を考えているようにも思えない。(p61)
 私も盛大に一千万円で遊んだから,楽しかったですよ。高い金出してブランド物を買う方が,もったいないと思う。(p72)
 取引の一秒後に損切りできる人が勝てる人です。「あ,ダメだ」と思ったらすぐ決済できないと。(中略)ドライで冷徹なハートの持ち主だけが勝てるんです。(森永卓郎 p76)
 毎日どれだけ無駄遣いができるか--そこに人の教養が表れると思います。(中略)お金を遣う教養がないから,ワンパターンになる。金の亡者たちの話題は,節税とインサイダー取引と合コン,この三つしかない。(森永卓郎 p82)

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