著者 川上典李子
中本徳豊
発行所 求龍堂
発行年月日 2002.11.06
価格(税別) 1,800円
● 本書は2002年の発行。2001年のリニューアルを受けてのものかと思われる。
銀座に資生堂パーラーなるレストランがあるというのを知ったのは,池波正太郎さんのエッセイでだったか,山口瞳さんのそれだったか。今に至るまで足を踏み入れたことはない。ぼくのような下賤な者が行っていいところではない。
● でも,伊勢海老とアワビのカレーを肴にして赤ワインを飲んでみたい。妙齢のお嬢さんとそういうことをしてみたい。ワインを飲みきる頃にはカレーはすっかり冷めてしまっているだろう。
こういう頓馬な客でも,資生堂パーラーは受け容れてくれるんだろうか。
● 以下にいくつか転載。
資生堂パーラーにはマニュアルはない。マニュアルをつくるということは枠を定めてしまうこと。それぞれの「役者」が,自分の個性でふるまう舞台には,枠があってはならなからだ。(p47)
絶妙のタイミングは状況を察知した人間が作りださなければならないから,と,ウエイターやウエイトレスは「背中にも目を持ちなさい」と言われている。(p62)
いい加減にして手を抜くんじゃあない。(p63)
色彩の美しさは味のバランス。(p73)
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