著者 櫻井秀勲
発行所 きずな出版
発行年月日 2019.01.01
価格(税別) 1,500円
● ほとんどすべてのページに付箋を貼ったかと思うくらい。教訓に満ちているということなのだが,“責任”が健康寿命を伸ばすと最初に書いてある。最低でも70歳までは働け。
年金で暮らせるとしても,そんな老後では運命が下がりっぱなしになる,と。ぼくは63歳にしてその責任を捨てたわけで,耳が痛いことだ。
自分が好きでやっていることが仕事になればいいのだが,そういうわけにも行くまい。というか,好きでやっていることがあるかどうか,まずはその点が問題になる。
● 人間関係を切るなとも説かれている。これは著者がずっとマスコミ人だったからかもしれない。責任をずっと抱えているのを前提にすれば,ここは大切なところなのだと思う。
が,人嫌い,対人恐怖の気配を抱えている人もいるだろう(自分にもその気があると思っている)。そういう人にとっては,定年までの会社務めは苦行だったろうから,トットと退職して孤独の楽しみに浸りたいと考えるだろう。それはそれでいいのではないか,と思いたいところだ。
● 自分のことを書いておく。
現在はTwitterやブログがある。ネットで個対個の関係を築こうなどと考えるのは愚か以外の何ものでもないと思うが,言いたいことを発散することはできる。そのお陰か,完全引退して2ヶ月弱が過ぎるけれど,人恋しい気分になったことは皆無だ。友だちが欲しいとも思っていない。そんなものはなくてけっこう。
65歳までは働こうと思えば働けたところ,途中で辞めたことを後悔する気持ちもない。そもそも,辞めようかどうしようかと迷ってるヤツに残られても,会社としても迷惑だろう。
● 経済的なことを言うと,慎ましやかにやれば年金でやれるだろう。年金は老人限定のベーシックインカムだと思うのだが,ぼくはベーシックインカムでやっていきたい。
自分が入院や要介護の当事者になることも見据えなければならないのだが,現行制度を前提にする限りは,さほど心配することもあるまいと思っている。日本の医療制度は年寄りに手厚いからね。それがいいのかどうかは別だけど。
しかし,本書ではそういう生き方では運命が下がるだけだと言う。つまらないではないか,と。
● 占いや顔相などの解説も豊富。“宿命数”というのも紹介されていて,それによるとぼくの宿命数は3。「目的や願望が叶い,立身出世または大志大業を遂げる」とある。
まるで当たっていない。それとも,これから大波乱があるのかい。
● 以下に多すぎる転載。
私は54歳で小さな事務所をオープンしました。私と女性社員ひとりのささやかなスタートでしたが,この決断によって,88歳でも,まだ現役の経営者でもあり,作家として活躍できているのです。簡単にいえば,責任感が私を元気にさせたのです。たった1人でも社員がいてくれたおかげで,私に責任感が発生したのです。恐らく前の会社にい続けて引退生活に入ったら,いま頃は間違いなくあの世です。(中略)責任感を抱くことが健康年齢を伸ばすのです。女性のほうが長く生きるのも,夫や子ども,犬や猫に責任を抱きつづけるからではないでしょうか? 男たちは定年なり引退なりすることで,責任感を失いやすいのだと思います。(p3)
多くの人は50歳を過ぎると,もう自分の後半生の運命は決まった,と思いがちです。いや,もう決まったと,半分あきらめているのではないでしょうか? しかしそれは早過ぎます。あきらめの早い人は大企業にいる人が多いようです。(中略)ところが小さい会社の従業員になると,退職金もそれほど高くないため,あきらめようと思っても,そう簡単ではありません。食いつないでいかなければならないので「定年後は人生を変えよう」と必死になるはずです。ここで,大企業にいた人と中小企業で働いてきた人が,逆転するかもしれません。(p12)
多くの人は老齢に入ると,退職金も含めて自分の生活費を計算します。するとギリギリのところで,何とか暮らせるように思うはずです。(中略)実際それでやっていける人もいるでしょう。しかしそれは毎日毎日,何の面白みもない日を過ごすということなのです。つまらない老後,といっていいかもしれません。(中略)つまらない老後生活を送ると,自分の運命は下がりっぱなしになります。(中略)すると,自分のことではなく,孫や犬猫の元気さで代償満足を得ようとするでしょう。さらに草花,植木などの成長に期待するようになります。(中略)私はそういう友人,仲間を大勢見てきました。こなる理由はたった1つ,54歳の時点で「老後の金銭生活」を計算し始めるからです。老後の金銭生活を考えるのは,74歳からでなくてはなりません。(p13)
彼もまた,死ぬまで働き続けるという考え方の持ち主でした。わざわざレンガ職人の資格まで取って,86歳で死ぬまで,家のあちこちを修理しつづけたといわれます。私はこのユングの実行力を見習って,死の当日まで,何らかの形で働きたいと思っています(p19)
男が香水をつけることは大事です。もちろん女性を引き寄せるためですが,それだけでなく,若さを保つことができるからです。(中略)しかしこれには,もっと別の意味があります。外で女性に好感を持たれるくらいでないと「元気で働けない」と考えているのです。(p25)
異性と近づく生活をしていれば,もしかすると私のように,健康寿命がぐっと長くなるのではないでしょうか?(p26)
健康寿命が速く終わる人は無口タイプが多いようです。(中略)なぜおしゃべりタイプ(中略)が健康でいられるかというと,耳から情報を得たり,目によって知識を広くしたり,頭でそれらを整理したりしているからです。女性たちは天性,これらが上手で,無口タイプは,ますほとんど見かけません。(p27)
たとえば会社の経営者は長命の男性が多いものです。(中略)経営者の会話量は,一般社員と較べものにならないほど多いものです。(中略)経営者にかぎらず,人の上に立つ人間は,男性に限らず,頭脳から手足まで,動かせるもの,使えるものは,フルに活用しています。それも午前9時から午後5時という規定の勤務時間だけではなく,早朝,深夜も活用しているでしょう。だから,老いることができないのです。老いないのではなく,老いる時間がない,といってもいいでしょう。(p28)
「実力があれば必ず出世する」ほど,人生は甘いものではありません。(p32)
「運命は人のいやがることに手を挙げた人に味方する」 これは「運命第1の法則」といえるものです。(中略)社長にまで成績が届くような仕事だと一生懸命やるのですが,課の内部の仕事になると手を出さない人がいます。いわばゴミ拾いをしないタイプですが,運命の神はこういうところをしっかり見ています。正確にいうと,こういう人は運が悪いのではなく,運を最初から手放しているのです。(p33)
私たちは知らず知らずのうちに,生活習慣,働く習慣を固定しています。ところがこの日常の習慣が,運命を悪くしていることが多いのです。(p35)
どんな人でも4回挑戦すれば1回は成功する,といわれます。(中略)これは別の言葉でいえば,運命というものは,信じないことには輝かない,ということです。(中略)もちろんチャランポランであれば,それはムリでしょうが,真剣な人には運命は微笑むのです。(p38)
我慢していれば,必ず事態は変わるものです。これは年月がそうしてくれるのであって,本人は何もすることはありません。もし我慢ができなくて,途中でにげてしまったら「いいこと」は永久に来ないことになるのです。わたしはこの我慢の法則を,非常に大事にしています。(p42)
私は多くの有名作家に小説を書いていただきました。小説担当の編集者としては,成功の部類に入ると思います。ではなぜ有名作家たちが,次々と私の願いを聞き入れてくれたのでしょうか? それは「思い入れの強さ」としかいえません。(p45)
右に行くか左に行くかは,道があるのでそれほどむずかしいことではありません。しかし目の前に重い扉があったとしたら,その扉をノックするかどうか,考えてしまいます。(中略)運命の扉は最初から開いていて,「小さな会社でも将来性がある」という風景が誰にでも見えているわけではありません。「叩く」という勇気がなければ,中が見通せないのです。(p48)
むしろどんな仕事でもやらせていただく,という考え方が必要でしょう。75歳まで働けるようなら,老後の生活はぐっとラクになるように思います。(p60)
一般の社会人はあまり知りませんが,事業をスタートさせ,特に成功した人は,占い,運命というものを非常に重視します。(中略)私は18世紀の有名な宮廷占い師キロの「運命数」を,決断の際によく用います。(中略)私は占いを信じているのではなく,占い師を信じているのです。(p68)
私自身もいかに健康を保つかで苦心してきましたが,いまになって思うのは,歯,目,耳,魔羅のほうが健康より大事だった,ということです。(中略)健康は生きるために必要なものですが,歯,目,耳,魔羅は,人生を楽しむために欠かせません。(p74)
問題は年金を受給する年齢になると,それ以後の人生を「残りの人生」と思ってしまうことです。もともと人生をじっくり考えたとき,「残りの人生」なんてあるのだろうか? と首を傾げてしまいます。(中略)60歳は新しい第二の人生の始まる,と思うべきではないでしょうか? 高齢期と考えるのは間違いで「第二の人生の青年期」と規定するほうが正しいかも知れません。そう考えると87歳の私は「第二人生の壮年期」に入ったところです。仮にこう考えると残りの人生どころか,まだまだ働いて稼がなければなりません。このように考え方を改めると,とたんに60歳,70歳,80歳という年齢が,イキイキしてきます。(p77)
最近は最初から文庫版で時代小説を出す,という形式がふえてきたようです。これらの読者は,若者ではなく高齢者です。ビジネスものだとイライラしたり,口惜しくなりますが,捕物帖や料理帖といった時代ものであれば,時間つぶしにピッタリです。もし父親や夫の鞄の中に,この種の文庫が入っていたら,負け犬になった可能性があります。逆にいえば「それだけは読まないぞ!」という夫や父親であれば,まだまだ前途は洋々です。(p82)
年を重ねると,不思議なことに何事もゆっくり,ゆったりしてきます。反対にいうならば,話し方にしろ,身体の動かし方にしろ,ゆっくり,ゆったりしてきたら,老いてきたということです。(p84)
なぜこれら一線で働いている人たちが,ブログ,メールを含めて少数派かというと,広がりに興味がないからです。家庭,職場,飲み仲間など,つき合う範囲が決まっているからです。(p99)
第一の人生のスタート時期の約20歳のときは,多くの人が誰の力も借りず,自分で自分の人生を切り拓いたのです。ところが第二の人生のスタート時期の50代ともなると,なぜか自分で切り拓く気がなくなります。会社に頼ったり,年金に頼るのです。知恵も人脈も20代とは比べものにならないくらいふえているのに,それらは単に飾りものの知恵と人脈なのです。(p100)
思いきってネットで交友関係を広げて,自分より若い人たちの助けを借りましょう。そのためには,いまからでも遅くはありませんから,メールやフェイスブックで,自分の考えを発信するのです。(中略)ブログやインスタはラジオやテレビのようなものです。ここに出るということは,いわば出演する感覚です。出演回数をふやせばふやすだけ,仲間や視聴者がふえるようなものです。(p100)
私はイザというときのことを50代から考えていましたが,何も仕事がなければ,夜警など深夜勤務の仕事をするつもりでした。誰にも負けない特技として,深夜勤務だけは,若い頃から得意だったからです。(p103)
日頃から自分は運河いいか,カンが鋭いか,それほど病気をしないか--それを知っておくことは大事です。50を過ぎたら,ほとんどの人は,自分の運・不運がわかっているはずです。(中略)近頃の若い経営者は,一見するとよく遊びます。(中略)最近の若手経営者は,経験,知性などにあまり重きを置いていないようです。彼らがなぜ運,カン,体力を重要視するかというと,ITを基本にしているだけに,経験,知性はIT任せ,悪くいえばITのほうが優秀だからです。そうなると運,カンなど,ITの持っていない部分を人間が必要とすることになったのです。(p105)
彼(横澤彪)にいわせると「人を笑わせられれば,怖いものはない」とのことでした。大勢の人を笑わせるには,まずプライドを捨てる勇気がなければならない,とのことでした。人を笑わせるには,笑われる勇気が必要です。(中略)いまは笑い者になる,または笑わせる時代です。むずかしい顔や話は,思いきって捨てることです。(p110)
女性は,50代前半で生理が終わります。以前はそれでがっくり来た人が多かったのですが,いまは反対に「妊娠の危険がない」というので,浮気する女性も出てきました。それだけ活発になっているのです。不思議なことに,男性のほうが年齢に敏感です。(中略)それは「ビジネス人生がほぼ終わった」と自覚した人に多い現象です。反対にビジネスの成功者ほど活発です。あなたはどちらでしょうか?(p122)
私の遊び名刺には「79+8歳」となっています。これは79歳で年をストップしたからで,現在私は自分を8歳の子どもと考えて,もう一度,小学校の勉強をしているつもりです。(p127)
妻子に心配をかけるのは仕方ありません。それは,新しい仕事にはつきものだからです。しかし「泣かせる」のは違反です。この微妙な差異がわかるようであれば,大いに冒険すべきでしょう。(中略)人生最後の冒険は,妻子に泣いて反対されるのでなければ,男の場合,決意していいのではありませんか。(p130)
目上の人間と握手とするときは,頭を下げず,まっすぐ相手の目を見返して,しっかり握らなければなりません。このとき,左手を添えてしまったら失格です。左手を使えるのは目上の男性と女性だけだからです。(p137)
いまの人たちの中には,このきずなを大切にしない人が多いようです。では,なぜ大切にしないのでしょうか? それは自分を高く評価しないからです。(p141)
運命の糸は少なくとも切らずに何年,何十年もつなげておくことです。(p144)
世の中は2割(10人中2人)の人が全世界の富の8割を占め,残りの8割の人が,2割の富を争って手に入れる,といわれます。最初から10人中2人は,ツキとはまったく無関係なのです。(中略)よく「ツイてる」「ツイてる」といえば,自然とツキが出てくるといわれますが,どうでしょうか? しかし「ツイてる」などといわなくても,最初から富を手に入れている人がいることに注目しないと,運命は大転換しないものです。そこで,できることなら,ツキとは無関係な生活をしたいものです。夕立に降り籠めれれないように最初から高級車に乗っていれば,ツキなど不要になります。(p145)
現在ではネットで依頼すれば,たちまち品物が届く世の中です。忙しい,忙しいという人にかぎって,自分の身体を動かしています。(中略)そういう人は,時間を大きくムダ遣いしていることになります。(p146)
もともと日本では,ツキはマージャンなど勝負事に使われた運命論でした。しかしいまはそういう勝負事は古くなり,次第に好きな人は限られてきました。私たち一般人は,こういう「ツキ」からは離れる時代に入ったのです。(p147)
仕事ができて運のいい人は,女性社員が早く見つけるようです。その人が男性であれば,みんな結婚したがるからです。(p167)
私は必死に運命の女神の前髪をつかみ,なんとか転機のチャンスを逃さないですんだので。その代わり私は,1日13時間働くことを,運命の神に約束しました。というのも「作家になるのだったら,毎日13時間,机の前に座っていなさい」と,親しかった作家の松本清張先生からいわれていたからです。(中略)もし私がこのとき,清張先生に「毎日13時間なんてムリです。もう少し少なくてもいいのではありませんか?」といっていたら,どうなったでしょうか? いま振り返ると,先生の一言は運命の女神の言葉だったのです。(p171)
私はいつも「この世で危うきものは何か?」を考えています。できるだけ危うきものに近づかないことです。たとえば50代まで生きてくるうちに,自分の人生の範疇に入っていない人物とつき合うのは危険です。たとえその人に悪意はまったくなくとも,です。(p174)
いまの世の中には,キャバクラに行ったことのない男たちは,想像以上に多いのです。(中略)中高年になってから女の園に近づいたら,破滅の元です。(p175)
運命学的にいうと,運のいい人は,それがつづくようです。なぜかというと,運命数でも占星術の星の位置にしても,生年月日でも,姓名でも手相でも,生きている間は変わらないからです。(中略)仮にこれまで運があまりなかった人は,これからも無理をしないことです。(p179)
(チャンスがないのは)自分に自信がないせいか,魚のたくさんいるところに,自分から泳いでいかないからです。(p181)
基本的に成功者ほど,言葉が丁寧です。反対にいうならば,丁寧な言葉遣いをしている人ほど,長生きしても大勢の人が助けてくれるでしょう。(p184)
残念ながら成功者ほど悪いことをしています。(中略)正しい一生を送る人はまずほとんどいないのです。私は週刊誌の編集長を長年務めていましたから,極端にいうと有名人たちの悪い面をよく知っています。ではなぜそれらの人は,警察に捕まらないのでしょうか? 裏人脈をもっているからです。(p185)
いまでも私は深夜まで仕事をしていますが,原稿は書いても,新しいプランは考えません。弱気で暗いものになってしまうkらです。(p191)
親から受け継いだものを100としたら,120~150にしないと成功したとはいえないでしょう。これに対し10しか受け継いでいなければ,30に増やしただけで成功者です。(p193)
最後に重要なのは,ニュースへの敏感力です。これが衰えてきたら,新しい仕事は100%不可能です。それこそ100歳まで,毎日の新しいニュースに敏感でなくてはなりません。(p199)
いまのうちからこれらの「常識」を捨てて,反常識,非常識を取り入れましょう。(中略)いまの世の中は常識では計れません。最先端の情報を知っていないと,これからのビジネスはやっていけないと思うのです。(p200)
成功する人は基本的に,すべてオープンです。それは心が広いということでもありますが,多くのファンを大事にする,ということでもあります。(p203)
いまの世の中は,出世するよりお金儲けのほうが成功に近づきます。出世しても仕事が益々忙しくなるだけです。(中略)ただしここで重要なことは「ケチになるな」という1点です。ケチをしてもお金は儲かりません。節約にはなりますが,儲かることにはならないのです。(中略)ケチには冒険はありません。(中略)儲けるからには,失敗も覚悟しなければならないでしょう。この失敗を覚悟できるかどうかが,54歳の決断です。(p206)
彼ら(成功者)は「儲」の字を「信者」と考えて,熱心な信者からファンまで,大勢集めています。(中略)小さなファン層でもいいのです。とにかくあなた独自の信者をつくるのです。占いを勉強してもいいでしょう。料理づくりもすばらしい方法です。50代からでも十分に間に合います。(p208)
50歳を過ぎた男たちは「きれい」という生き方に,無頓着になっています。中には無精ひげでも平気な人もいるほどで,とても丁寧な手入れをしているとは思えません。(中略)男女の愛でも,初対面から1時間たってから「この人が好き」といったことは絶対ないのです。ほとんどは一目惚れであって,だからこそ「パッと見」こそ,もっとも大事な瞬間です。(p212)
人に関わりのあることは,プライベートでもビジネスでも,上昇するときは,急上昇することが多いものです。人に関わらない場合はコツコツ働くことで,生活がラクになるのは緩やかです。(中略)50代になったら人づき合い,人間関係を濃厚にしていくことです。これが急上昇のポイントです。(p213)
これから50代に入って,第二の人生を生きていく人は,第一の人生の教訓など話すべきではありません。(p219)
私はこれらの作家たちから,「櫻井君,いい人生を送ろうと思ってはいけない。何でもいいから,自分が生きた証を残す人生を征け」といわれつづけました。これは若い私にとって衝撃的で,すばらしい教訓でした。(p224)
彼らの作品に賭ける姿勢は,一般的に考えるとふつうではありません。作品のために妻を裏切る人もいました。私はその手伝いをしたこともあります。しかしすごいと思ったのは作家の妻たちです。(p225)● 首を傾げたのは次の一節。大学や大学院に最新の情報や知識があるのか。
社会人大学院に通う人って,現状から逃げている人が過半を占めるのではないか。さらにいうと,大学院という環境は効率的に学ぶのに適した環境なのか。
最近は大学院に通う会社員が,男女ともに驚くほどふえてきています。これにより最新の情報と知識が学べますし,いまの仕事にもプラスになるのではないでしょうか?(p37)

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