書名 ボールのようなことば。
著者 糸井重里
発行所 ほぼ日文庫
発行年月日 2012.04.17
価格(税別) 740円
● 9月7日に渋谷ロフトで“ほぼ日手帳2015-「LIFE is...」展”が開催された。久米宏-糸井重里対談が生で聞けるというので,ぼくも出かけていった。
そのイベント会場で本書が売られていた。
● 栞がわりのスピンが付いているのは,新潮文庫だけになったと思うんだけど(昔は福武文庫なんてのもあって,それもスピン付きだった),本書も文庫本だけどスピンが付いている。
総じて,贅沢な作りの文庫だ。
● 内容は糸井版箴言集(のようなもの)。そういうものから転載するのも何なんだけど,最も印象に残ったところをひとつだけ。
断言してみたい。
じぶんとは,子どものじぶんである。
大人のじぶんは,じぶんがつくったじぶんである。
つくったじぶんよりも,
じぶんのほうが,よっぽどじぶんのはずで。
押し入れに閉じこめられても,
わるぐつわをかまされて黙らされても,
そいつは生きて足をばたばたさせている。
よし,言おう。
言ってしまおう。
人間とは,子どものことである。
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