2018年2月4日日曜日

2018.02.04 リベラル社編 『人生の道標になる 座右の銘』

書名 人生の道標になる 座右の銘
編者 リベラル社
発行所 リベラル社
発行年月日 2014.07.20
価格(税別) 1,000円

● こういう箴言集を読んで,人生をわかったつもりになるのは,馬鹿を絵に描いたようなものだが,ぼくはしばしばこういうものを読む。
 もちろん,記憶に残る箴言はあまりない。どこかで聞いたな,これ,と思って,それで終わる。

● 「金がないから何もできないという人間は,金があっても何もできない人間である」という章句が紹介されて,それを言ったのは小林一茶(俳人)だとある。
 一茶がこんなことを言ったのか。阪急創始者の小林一三が言ったのならわかるんだが。

● 本書の中で最も気に入っているのは「たとえ明日,世界が滅びようとも,私は今日,リンゴの木を植える」というもの。ルターが語ったらしい。彼がどういう文脈でこれを言ったのかわからないけれども,問答無用の気概と皮相な頭での思考をはじき飛ばす強さがある。
 開高健が何度か紹介していたのではなかったか。

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