2013.03.22 竹内 薫 『面白くて眠れなくなる素粒子』
書名 面白くて眠れなくなる素粒子
著者 竹内 薫
発行所 PHP
発行年月日 2013.03.08
価格(税別) 1,300円
● 眠れなくなるほどではなかったけれど,面白かった。もちろん,本書で説かれていることをぜんぶ理解できたわけではないんですけどね。
著者の難しいことをわかりやすく語る技術に脱帽。科学しか知らない人では,こういう文章は書けないわけで,いわゆる教養の蓄積が凄いんでしょうね。それとサービス精神に富んでいること。
● 物理学では,たとえば「九七パーセントの確率」というときは,ガセネタの可能性があること,素粒子の世界は徹頭徹尾「確率」であること,自分の脳で構築したイメージの延長線上には素粒子はないこと,など,へええと思わされることのオンパレード。
● しかし。それにしても。こういう理論を考えつくというか,構想できる人間の頭脳って凄いものですなぁ。
正確にいうと,人間の中のほんの一部の人の頭脳は,ってことだけど。
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