著者 岡田斗司夫
発行所 新潮新書
発行年月日 2008.04.20
価格(税別) 680円
● 本書が言いたいことは,以下に尽きている。それを訴えるのにこの1冊を作りましたよ,っていう。
「みんなが好きなものというのは人から与えられたもので,みんなから仲間外れにならないために選んだようなものだけど,私たちは違う。自分が好きだから選んで,いまだに差別があっても選び続けているんだ」 こんな強烈な自意識,自負心があるのがオタクだと思ってきました。ところが,オタクとはそういう強者では,どんどんなくなっている。自分の趣味を理解してくれないのは世間が悪い,と訴える弱者のたまり場になりつつあるのです。(p138)● 結局,著者は強烈に自分を書いているわけで,その著者のありようがとても魅力的。一気に読了できた。
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