書名 安倍晋三 逆転復活の300日
著者 読売新聞政治部
発行所 新潮社
発行年月日 2013.09.25
価格(税別) 1,400円
● 民主党政権末期に,自民党総裁に安倍さんが選出され,衆院選,参院選と続く半年あまりの軌跡をまとめたもの。
その間,維新の会の花火のような躍進と退勢,日銀総裁の交代,TPP問題などなど,脇役も多彩に登場した。それらをまとめただけで,充分に読みごたえのあるノンフィクションになる。
● 本書で最もつまらない文章は「おわりに」に登場する。「参院選の与党圧勝を伝える当日の紙面(7月22日付読売新聞朝刊)で,筆者は次のように書いた」という,「次のように」の記事だ。
正論というかわかりきったことの羅列。批判されようのない内容。ということは,空疎で情報量がゼロの文章。こういう文章の居場所がまだあるのだとすれば,新聞が衰退するのも当然かなぁ,と。
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