2017年12月11日月曜日

2017.12.11 堀江貴文 『稼ぐが勝ち』

書名 稼ぐが勝ち
著者 堀江貴文
発行所 光文社
発行年月日 2004.08.10
価格(税別) 1,200円

● 続いて,堀江さんの昔の著書を。

● 以下にいくつか転載。
 この世においしいアルバイトはありません。アルバイトをはじめた時点で,必ず搾取の対象になるからです。(中略)月三〇万から四〇万円のバイト収入を得ていた僕はというと,これは大学生にとっては少なくない金額でしたから,そこで満足してしまっていたのです。しかし,実はそのとき僕がとるべき行動は,「会社側はなぜこんなに割のいい仕事をくれるのか」ということを考えることだったのです。(p41)
 僕は以前からコピーライターの糸井重里さんに注目しています。あの人は他人をうまく利用することで,成功を収めた人です。糸井さんが立ち上げているホームページの「ほぼ日刊イトイ新聞」はほんとうにすごい。そのコンテンツをつくるために,多くのボランティアを利用しているのです。(中略)自分に自信がある人ほど,自分だけでなんとかうまくやろうとするものです。しかし,それはムダが多い。(p52)
 これまで人類全体ががむしゃらに突っ走ってきて,ふと後ろをふり返ってしまったのですね。「はたしてこれでいいのだろうか」と。僕はいいと思います。後ろを振り返ってもなにもいいことはありません。(p63)
 ものごとを複雑に考えることは簡単なのです。いつまでも引き延ばしていればいいわけですから。世の中って,複雑に考えようとしたらいくらでも複雑に考えられるものなのです。(p81)
 なんでもやりたいときにやるのが一番なのです。(中略)いろいろ無駄なことを考えて悩むよりも,勝算がありそうだったら一回翔んでみればいいのです。(p82)
 多くの人は「基本に忠実」にやらないで失敗するのです。(中略)たとえば,資金繰りの大切さがわかっていない。(p84)
 そういう雑誌に成功例として登場する人たちって,「なんでこんな人が金持ちになれるんだ」という程度の人ばかりです。(p102)
 実は営業をしない人って多いのです。「良い商品を作りさえすれば,自然とお客さんが集まってくるだろう」と本気で思い込んでいる人が意外に多いのです。(p103)
 ビジネスはもともと泥臭いものです。難しく考えてはいけません。気合いと根性。それだけで十分なのです。(中略)気合いと根性でものを売る。それが成功体験につながる。そうするとどんどん気合いと根性がついていく。成功体験が積み重なると勇気がでてくる。(p107)
 取引先は知人に紹介してもらったほうがいい。これは(中略)街角でナンパするよりも,友人の紹介や合コンで知り合うほうが成功率が高いのと同じです。(p109)
 ボランティアは生ぬるいのでやめたほうがいいと思います。ボランティアで結ばれた関係というのは非常に脆いものです。お金が絡んでいない以上,そこには責任が発生しないからです。(p115)
 失敗しないと学べない人は凡人です。自分の身をもってでないと学習できないということは,他人の失敗から学ぶことができない人ということです。(p116)
 ネットワークだけで完結してしまう引きこもりの人向きの仕事ってあると思うのです。たとえば,「ネットナンパ代行」。(p132)
 実はプログラムをつくるのはすごく簡単な作業なのです。しかし,自分でプログラムをしない人たちからは難しいそうに見える。(p151)
 ゲームはすべてネットワークゲームになっていくはずです。理由は,相手が人だからです。人と人のコミュニケーションには,終わりがないのです。(p156)
 僕は無駄に敵をつくらないタイプです。相手に自分が見えていないのだったら,自分を相手を見なければいい。ただそれだけです。(p160)
 「自分の限界はこの程度のものだ」と悟ったときに,未来への道は断たれます。悟ってはだめなのです。僕に言わせれば悟りとは逃避に過ぎないからです。(p162)
 彼(高橋歩)に惹かれてフリースクールに集まってきている人たちというのは,少し怪しいのです。そこに行けばなんとかなるだろうと思ってしまっている。(p164)
 中途半端に祇園で芸者遊びをしても笑われるだけです。個人的なことをいえば,若い素人の女の子と遊んでいたほうが数倍楽しい。(p171)
 若者の夢がなくなることで経済は失速していくのです。僕たちが夢を見せることで,再び日本経済は活性化していくと思います。(p172)
 永遠に安定している世の中なんて存在するわけがありません。「生々流転で諸行無常。万物は常ならず」というのが現実の世界なのです。(p179)
 逆に考えればいいのです。世の中は「常ならず」なのだから,いま貧乏な自分も,数年後には大金持ちになっていると。(p180)
 多くの人がどんどんインターネットに流れて,テレビを見なくなる。実はすでにテレビは「ながら視聴」になってしまっています。(中略)大事なことは「ながら」ものに対しては,ビジネスは発生しにくくなるということです。(p196)

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