編者 アフリカのことわざ研究会
発行所 東邦出版
発行年月日 2018.08.15
価格(税別) 1,300円
● “ことわざ”に関しては,アフリカ特有のものはないと言っていいようだ。言い回しは別にして。“ことわざ”とは概ね処世訓なのだろうが,これはほぼ世界共通。
なのに,異文化の理解は困難だという,こちらの方が逆に不思議に思えてくる。芯は同じでも表層が違う。表層の理解が難しい。
● 印象に残った“ことわざ”を記しておく。
3人の人間と付き合うな。貪欲なしみったれ,喧嘩っぱやい臆病者,自省好きの痴者(p30)
無益な日々とは笑いのない日々(p45)
ラクダは重い荷物には耐えられるが,縛り方の悪いロープには耐えられない(p50)
ライオンの住み処に子羊を見たら,子羊のほうを恐れよ(p58)
うまく踊れない人は言うでしょう,「ドラムが悪い」と(p60)
日本でも「下手の道具調べ」と言うように,下手な人ほど道具に文句をつけるのは万国共通のようです。(p61)
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