読書で人生が変わるなどということは,まずもってないものでしょう。読書が人を賢くすることも,たぶん,ないと思います。 読書は安価でお手軽な娯楽であり,時間消費の手段です。それでいいというより,娯楽でない読書は可能な限り避けたいものです。 娯楽としての読書があれば,老後もなんとかしのげるのではないでしょうか。というか,しのげると思いたいわけですが。
2012年12月25日火曜日
2012.12.22 利倉 隆 『イメージの森のなかへ ゴッホの魂』
書名 イメージの森のなかへ ゴッホの魂
著者 利倉 隆
発行所 二玄社
発行年月日 2008.02.25
価格(税別) 1,900円
● 最も凄絶な人生を送った画家をひとりあげろと言われれば,ゴッホということになるんだろうか。
本書は,アルルに移ってから拳銃自殺する(事故だったという説もある?)までの2年半をたどりながら,ゴッホの作品を解説する。
● 紹介されている作品は次のとおり。
ラングロワ橋
夜のカフェ・テラス
郵便配達夫ジョセフ・ルーランの肖像
ひまわり
ゴッホの椅子
ゴーギャンの椅子
耳に包帯をした自画像
サン・レミの精神病院の庭
アイリス
花の咲いたアーモンドの枝
星空の下の糸杉の道
星月夜
自画像
人物のいる村の通りと階段
ガッシェ医師の肖像
カラスのいる麦畑
一足の靴
● 神様に選ばれてしまった人間の栄光と悲惨。
でも,弟テオがいた。彼がいなかったら。ゴッホの作品はなかったかもしれない。その前に,ゴッホの人生が人生たり得なかったかもしれない。
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