読書で人生が変わるなどということは,まずもってないものでしょう。読書が人を賢くすることも,たぶん,ないと思います。 読書は安価でお手軽な娯楽であり,時間消費の手段です。それでいいというより,娯楽でない読書は可能な限り避けたいものです。 娯楽としての読書があれば,老後もなんとかしのげるのではないでしょうか。というか,しのげると思いたいわけですが。
2012年12月27日木曜日
2012.12.26 『TOKYO本屋さん紀行』
書名 TOKYO本屋さん紀行
発行所 玄光社MOOK
発行年月日 2012.12.13
価格(税別) 1,200円
● 本屋に求める第一のものは品揃えだ。田舎に住んでいると特にそうだと思うんだけどね。大型書店がいい書店っていうのが,疑うべからざる前提としてある。
● けれども,どんなに容器を大きくしても,出版点数の飛躍的な増加には追いつかない。書籍全体の売上げは減少傾向なんだから,スペースあたりの生産性は下がる一方だ。
購入者にすれば,買うだけなら,アマゾンをはじめネットが便利だ。
● というわけで,ってそれだけが理由ではないんだろうけど,数(品揃えの総アイテム数)ではなくて,センスを棚づくりの基本にする本屋が出てきた。棚を編集するってやつ。
● 本書は,それらの特色ある書店を取材して編んだもの。写真が豊富で,見ていくだけで楽しくなる。そうか,東京ではこんな本屋ができているのか,ってね。
● 栃木ではなかなか成立しないだろうな,これは。
宇都宮のララスクエアには「遊べる本屋ヴィレッジヴァンガード」があるけれども,これは書籍のほかにCDや雑貨も売っているっていうだけで,書棚に店主の好みが現れているとかっていうことはなさそうだしな。
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