著者 菊地武洋
発行所 小学館
発行年月日 2012.07.03
価格(税別) 1,300円
● 趣味の世界の話だけれども,趣味といっても濃淡がある。これはかなり濃く自転車を趣味にしている人に向けてのもの。
一応読んだけれども,意味がわからないところもたくさんあった。
● ぼくのように3万円の自転車に乗っている人間にはわからない世界の風景が展開される。その風景は体験しないとわからないものだ。本を読んだだけじゃ無理だ。
無理だけれども,アマチュアにもそういう濃い世界があるということは知っていたい。
● 以下にいくつか転載。
ボクにとって自転車は価格に関係なく,愛でるモノ。で,走っても5万円のクロスバイクは非常に楽しい。100万円のロードバイクと,なんら差がない。自分のモノになったら,どんなコでもかわいい。(p7)
趣味の世界で費用対効果を重視するなんてのは,貧しい考え方です。(p34)
スポーツバイクに乗る限り,ちょっといい自転車に乗っているという視線を浴びたい。また,そういう自転車が街中に駐まっていると,その街がちょっと賢く見える気がする。(p77)
こいつと一緒に暮らしたら楽しそうな感じがする。これは100万円オーバーの自転車でもそうだが,愛車選びには欠かせない要素だ。(p77)
スポーツバイクでもっとも大切なのは,適切なポジションで乗ることだ。フレームの素材やコンポのグレードなど,二の次三の次でいい。まずはスポーツバイクに乗ってみたいと思うなら,こういう自転車でセッティングを詰めてからで十分である。(p82)
データ的に良くなくても,記録が出れば,それはいいバイクだし,フォームが理にかなっていなくても,勝てばいい。そして,勝ったら,科学的に分析するわけですよ,みんな。(p112)
電動メカってクルマのETCと一緒で,使い始めると止められなくなるけど,導入前は必要性を感じにくい。(p197)
今のグレードの差って,質感なんだよね。(p210)
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