著者 和田裕美
イラスト 上大岡トメ
発行所 SBクリエイティブ
発行年月日 2016.11.29
価格(税別) 1,300円
● 「信じて委ねれば豊かになり,不安で心配すると貧しくなる」ということが縷縷書かれている。じゃあ豊かになるなんて簡単じゃん。簡単なら誰でも豊かになっているはずだから,簡単ではないんだよね。
このあたり,興味のある人はご一読を。3年前に出た本だから興味のある人はすでに読んでいるかな。
● 以下に転載。
わたしたちのご先祖は,ずっと前から「信じて委ねれば豊かになり,不安で心配すると貧しくなる」ことを知っていた。(p4)
「お金がないからできない」が人生から消えることで,どれだけ自由になれるかと考えたらワクワクしました。そんあ気持ちがわたしのエネルギー源になって,「お金が欲しい」ってちゃんと言えるようになった。これが大きかったんです。(p23)
やり方としては「よかった」と言ってから「なぜ」を探す方法でして,小学生でもできるものなんです。たとえば営業がうまくかなくて落ち込んだら,「うまくかなくってよかった! なぜなら(うまくいかなかったからこそ)トークに磨きをかけられた」とかって考える。そうやって「よかった」を探すことでコインを裏返すように「マイナス」を「プラス」に変換するんです。(p26)
もしちょっとでも,「不安」という要素がお金が欲しい理由に入っていたら,それ,「貧しいエネルギー」です。(中略)このマインドを持っているかぎり,当然お金の流れはよくなりません。(p33)
とにかくお金に「ワクワク」できない感情はお金持ちになるには邪魔なんです。(p50)
嘘だと思うかもしれないけれど,お金に困っている人は共通して,ワクワクして生きるということを,忘れてしまっている人たちです。(p59)
自分が豊かになればなるほど,周りの人が貧しくみえたりして自分の豊かさに対して罪悪感が生まれてくる人も本当のところとても多いのです。まわりを基準にしてはだめなのです。(中略)もっと自分を認めてあげてほしいのです。(p63)
お金に対して自己中心的にならなくてはいけません。自分の欲求を満たしてあげればあげるほどに他の人の欲求を満たしてあげる能力が増えるからです。(p65)
「お金がない」という現実がそこにあるとき,その事実には意識を向けないことが大事なんです。なにより不安ゼロの状態にしないとお金はやってこないからです。(中略)とにかくお金を忘れて,今,眼の前にある自分が没頭すべきことに100%のエネルギーを注ぐことができれば「お金がある」になっていくんです。(p70)
こういう人の共通点は,「自分は稼げない」とか「お金がない」って口ぐせのように言うことです。(中略)これっていわゆる自己洗脳で,すごくこわいことなんです。(p82)
お金持ちになったらお金持ちのように振る舞うんじゃなくって,お金がなくてもお金があるように振る舞うんです。これが先に決まっています。(p84)
ぱっと見て「おいしそ~~食べたいな~」と思ったお弁当が1200円だったとき,「貧しい行動」が染み込んでいる人は,1200円のお弁当を買うことを即決できずに800円のお弁当を選びます。(中略)財布に5000円札が入っていても,「1200円のは高すぎるから800円のにしておこう」「いやいや,節約しないとだから400円のでいいや」と思ってしまう。(中略)節約した400円とか800円はなにをもたらすかというと,それは「節約した小銭よりもっと大きなものを失う」という現実を運んできます。(p85)
「うわ~3000円の幕の内~」と,食べるときたいていは上がる。この「うわ~」という上がった気持ち。お弁当の蓋をあけるときのワクワクした気持ち。3000円のお弁当を買ったときは,こういう気持ちも一緒に買っているんです。だったらその見えない感情にもまた「プライジング」してみる。「このワクワクは1まんえんくらい」と思ったら,(中略)7000円も得した!と思わるわけです。(p88)
まずは自分が満たされることをすることです。ここの段階をしっかり経験した方がいいって,わたしは思っているんです。(p117)
わたしのとっておきの口ぐせが,この「わたしはぜったいお金に困らない」です。(中略)はい。10回。(中略)ゆっくり言ったとしても,30秒かかるかかからないかですよね。でも,でもです。その30秒を実際にやる(口に出して言う)人と,黙読ですませる人の差は,これからどんどん出てきます。言えば言うほど「はは~ん,そういうことか」って,言葉にできないあの感覚がやってきます。そのくらい,声に出して言うのって大事です。(p130)
もしお金持ちになりたいなら,もっと自分の価値を信じることです。「わたしってすごいんだ」って思う方がお金はぜったい入ってくる。(p141)
絶対的に本質的なことを言うと,「お金を稼げる人」には,必ず付加価値があります。他の人と同じことをやっても稼げるはずがないんです。(p147)
付加価値は自分で見つけるものです。自分の脳みそでうんうんうなって考えるものです。(p156)
どうして今までこんなに大事な付加価値を育ててこなかったんでしょうか? 理由は自分の評価,自分の価値づけが低かったせいだと思います。「わたしなんてこんなもんだから」と思っていれば,まさか自分が誰かの役に立てるだなんて想像もしないですよね。(p157)
この自尊心,日常の中でより大きく育てる方法があるんです。べつに高価なものを持てとは言いませんが,目にするもの,たとえば名刺ケースとかお財布なんかは,いいものをちゃんと持つという方法です。(中略)言われた通り,素直に3万円のペンを買ってみたんです。(中略)なんかそのペンを持つだけで,自分の価値が上がった気がしたんです。(中略)この豊かな気持ちは,ペンがなくならないかぎりずーっと続きます。それをたったの3万円で買えるなんて,すごいと思いませんか?(p176)

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