著者 松浦弥太郎
発行所 PHP文庫
発行年月日 2012.11.19(単行本:2010.01)
価格(税別) 629円
● 上手な生き方論ということになるんだろうけど,松浦さん独特の香気が持ち味。
自分を棚にあげて語っていないし,自分もそうあろうと努めていることがしみじみと伝わってくる。その気配が香気を作っているのだろう。
● 以下にいくつか転載。
たとえ「この人の言っていることは,間違っている!」と思っていても,相手の目を見て聞いていれば,「その人の人間性」に対しては,別の気持ちを抱くようになります。意見は認められなくても,人としては認められるということです。(p33)
面倒くさいという言葉は,すべてを否定する強烈な「打消しのパワー」があります。一生懸命に生きよう,毎日できるだけ楽しく暮らそうと,いくら本気で思っていても,「面倒くさい」とつぶやいたとたん,すべて魔法がとけたみたいに,だめになってしまう気がします。(p40)
仕事でも暮らしでも学びでも,ものごとの良さや味わい,いいところ,楽しいところはすべて,面倒くさいことから生まれるものです。(p41)
0 件のコメント:
コメントを投稿