発行所 ツインズ
発行年月日 2014.08.25
価格(税別) 286円
● ローカルな雑誌。特集は今回のように旅行案内だったり,グルメ案内だったり。一定の地域を決めて紹介することが多いようだ。
● 那須という地名は扱いが厄介で,最も広義にとれば,かつての那須国(栃木県の北東部)を指す。最も狭くとれば,那須高原のことになりますか。
ところが,那須町という行政町があって,文脈によってはこの那須町を指すこともある。
● で,今回の“もうひとつの那須”である芦野は,那須町の東部。JR東北本線と国道4号線の東側。国道294号線が通っている。
奥州街道はこちらを通っていた。かつては繁華だったのだ。那須高原と呼ばれるエリアは,妖怪変化が住むところだったのではあるまいか。
黒羽~伊王野~芦野は奥州街道の宿場町。当然,遊郭もあったろう(黒羽にはそれとわかる一画があった)。
今はありていにいえば寂れているけれども,何かあるのじゃないかと思わせる雰囲気は醸している(ように思う)。
● 観光資源の第一は,松尾芭蕉。芭蕉ゆかりの地というのがウリ。遊行柳とかね。ほかには? この雑誌がトップで紹介しているのは“石の美術館”。隈研吾さんの設計。
あとはあまりない。そのあまりないところがいい。ないところがいいと思わせる場所の力のようなものがあるんじゃないかっていうね。
● じつは,もう10年以上も前になるけども,那須三十三所観音霊場というのがありましてね,そこを歩いて廻ろうと思い立ったことがあった。で,黒羽の明王寺から歩き始めて,伊王野は間違いなく歩いている。芦野はどうだったけな。
というのは,途中でやめちゃってるのでね。
● 今度は自転車で廻ってみようかなと思う。自転車で走るのには適度なアップダウンもあって恰好なところじゃないかと。1泊2日でゆっくりと。
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