書名 鉄道駅スタンプのデザイン
監修者 関田祐市
発行所 青幻舎
発行年月日 2014.06.20
価格(税別) 1,200円
● 副題が「47都道府県,史跡名勝セレクション」。「はじめに」で駅スタンプの歴史がざっと概観される。勉強になる。
● 関田さんは駅スタンプのコレクションが7万点もあるという。もちろん,全国のJRや各私鉄,地下鉄,ロープウェイ駅をすべてあわせても,7万なんてあるわけない。スタンプがどんどん更新されるわけだ。
それらを集めに集めて7万点。「仕事の傍ら,全国各地にスタンプ収集の旅に出かけるのがライフワークとなっている」と紹介されているけど,これはもう執念でしょうねぇ。“eki.stamp.com”というWebサイトも運営中。
これだけのスタンプを集めれば,学術資料としての価値もあるんでしょうね。すごいものだ。
● 巻末では「駅スタンプをきれいに押すコツ」も紹介されている。自分専用のスタンプ台を持参するのは,その道では常識になっているらしい。赤,黒,藍,紫,緑,橙を揃えておけば,あらゆる駅に対応できる,とある。
なるほどなぁ。
● にしても。「小学校5年生のときに浅草駅で駅スタンプを押して以来,その魅力にはまる」かぁ。そりゃ,はまる人もいるよなぁ。昔は牛乳瓶のフタを集める子どももいたんだしな。
以来,ずっとはまりっぱなしなのが偉い。ここが常人と天才を分けるメルクマールになるのだろう。
学問にはまる人,野球やサッカーにはまる人,社交ダンスにはまる人,駅スタンプにはまる人。それらの間に優劣はないはずだもんなぁ。
● じつは,ぼくも駅スタンプを集めてみようかと思ったんですよ。使っているノートに余白ができるので,その余白を何かで埋めたいなと思って。駅スタンプなんかちょうどいいんじゃないか,と。
が,その程度の動機では申しわけないような気がしてきた。
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