書名 HOTEL楽園 オリエンタルリゾート
著者 三好和義
発行所 小学館
発行年月日 2000.11.20
価格(税別) 3,000円
● だいぶ前の刊行。なので,ここで紹介されているホテルの中で,今は消滅しているものもあるかもしれない。経営体が替わっているものは,もっとあるだろう。
紹介されている国(地域)は次のとおり。インドネシアはそっくりアマンの紹介。
セイシェル モルディブ タヒチ ハワイ フィジー ボルネオ インドネシア インド トルコ エジプト サハラ イスラエル シンガポール タイ ミャンマー マカオ ネパール チベット ブータン 日本
● ブータンやチベットなど山岳地域のホテルもあるけれども,多いのは海がらみだ。リゾートというときに,海が果たす役割は大きいのだろう。マリンスポーツもさることながら,風景としての海が持っている力。
癒やしとか開放感の象徴だ。ぼくらは海に住んでいた生き物の子孫なのだ。太古の記憶がぼくらを海になびかせるのだと,安直に理解しておこう。
● 以前は,こうしたホテルの写真を見ると,行ってみたいものだと思ったものだ。が,今はあまりそそられなくなっている。惹かれなくなった。好奇心が枯渇したわけではないと思いたい。
リゾート,行楽という言葉からぼくが連想するのは,南の島ではなくて,都市だ。自分が田舎生まれの田舎育ちだからだと思うんだけど,休日は都市で過ごすのが何より気分転換になる。アーバンリゾートというやつだ。
● 散歩や買い物もしなくはないけれど,基本的にホテルの中で過ごすことになる。で,一般論としていうと,ホテルのサービス水準はいわゆるリゾート地よりも都市の方が高い。日本ならやはり東京はすごい。
もし,アメリカに行くんだったらカリブ海とかそっち方面じゃなくて,ニューヨークのホテルに泊まって,ホテルの窓からニューヨークの街並みを眺める快感を味わいたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿