著者 渡辺和子
発行所 PHP
発行年月日 2004.06.02
価格(税別) 1,200円
● 著者のこれまでの著作のアンソロジー。
● アンソロジーから転載するのもどんなものかと思うんだけども,いくつかを転記しておく。
自分が自分らしくなるためには,まず自分で自分を「肯定する」ことがたいせつです。「こんな私でもこれはほかならない私だ」と,肯うことです。(p2)
光を見る時に,影の部分があることに気付く人でありたい。傑作を見る時に,それが生まれるまでに存在してに違いない駄作へのいたわりを持つ人でありたい。(p7)
自分の生活を大切にしたいなら,相手を許さないといけない。許すことによって,自分が相手の束縛から解放されるからである。(p8)
愛というのは力であって,使えば使うほど溢れてくる。(p34)
相手をレディーに育てたいなら,レディーとして接しなさいという金言があるが,なってほしい相手の姿,つまり信頼に値する姿は,当方の信頼によってのみ実現できる(p52)
「生きる力」は,生きる悦びからしか得られない。そして生きる悦びは,自分自身である悦びなしに味わうことはできないのだ。(p91)
愛するということは,たいせつにするということである。ていねいに生きるということと深くかかわっている。(p103)
他人に勝つことよりたいせつなことは自分に打ち克つことであり,他人を指図することよりもたいせつなことは,自分を自分が思うように動かせるということです。(p105)
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