2018年11月25日日曜日

2018.11.25 潮凪洋介 『人生は「書くだけ」で動きだす』

書名 人生は「書くだけ」で動きだす
著者 潮凪洋介
発行所 飛鳥新社
発行年月日 2014.11.29
価格(税別) 1,204円

● また,こういうものを読んでしまった。書くだけでは人生は動き出さないと思う。著者が告白している。
 なぜ社会人クラブをつくったかというと,「生きることを楽しむためのオフタイムの提供」こそが私の生きる心情だったからです。これは「書く作業」をする以前からの一貫した生き方の「柱」でした。(p65)
● 他にも転載。
 未来を想像して文字にしようにも「こんな暮らしがしたい」「こんな人生を送りたい」「こんなところに住みたい」といった希望もあいまいで,明確に書き出すことなど難しすぎてできませんでした。けれど,今にして思えば,自分の心の声など,最初は「その程度のもの」なのです。(p36)
 「書くこと」で人生を変える! これを実現するために大切なことがひとつあります。それは文字に自分の「感情」をのせるということです。心から感情をすくい上げ,それを文字に込めて書くのです。(p42)
 少し慣れてきた人は,次にブログやSNSなどで自分の気持を書きつづってみてください。「自分の思いを伝えたい!」という「ワクワク」「パッション」だけを素直に書きます。技法なんかどうでもいいのです。(中略)文字そのものが,自分の心のエネルギーの塊だと思って,絞り出すように,そして紙やキーボードにエネルギーの塊をぶつけるように書き出してください。(p43)
 悩みの正体を具体化せずにモヤモヤと悩み続けるのは,時間のムダです。(中略)私も「あ,モヤモヤしてきたな」と思ったときは,そのモヤモヤの正体をはっきりと文字にするように心がけています。しかもなるべく早いうちにそれを行います。「文字にするほどでもないな」そう思っているうちに,悩みはどんどん大きくなってしまいます。(p80)
 自分が目標にする人を思い出しながら,「あの人ならどうやって解決するだろう?」と,その人になりきって想像することで,問題が解決することがあります。(中略)自分ではいつもと違う観点から考えているつもりでも,やはりどこかいつも似通った考え方をしています。このパターン化により,なかなか問題が解決できないことも多いのです。(p83)
 悩みや苦しみを書く頻度は10回に1回程度にしましょう。ネガティブな書き込みは,あなた自身を「ネガティブ」でるかのように印象づけてしまいます。(中略)言葉ならまだしも,文字でネガティブな表現をすると,そのマイナスパワーは会話の何倍にも増強されて他人に伝わってしまうのです。こうなれば,幸運とは逆のものを引き寄せてしまいます。(p92)
 心が躍動した瞬間こそが「書き時」です。そのときを見逃さずに,実況中継をするような「瞬間日記」を発信してみてください。(p95)
 誰かの不便を解決する方法を発信するだけで,私は人々の役に立ち,そして彼らからの信頼を勝ち取ることができるのです。(p98)
 ここで大切なポイントがあります。それは「小学校6年生に説明するつもりで書く」ということです。あなたはその道の専門家です。あなたが当たり前に思っていることでも専門外の人には難しく感じてしまいます。(p99)
 「共感を得られる文章」と「得られない文章」とでは何が違うのでしょう。答えはとてもシンプルです。それは「体験に根ざしたものであるかどうか」に尽きます。(中略)どんな文章でも,人の心を打つ文章はその文章の中に「書き手の体験」そして「息遣い」が必ず存在しています。(p101)
 人生を充実させるためには自分が主役になれるステージを持つことが先決です。ブログ発信をすることで,こっそりと,水面下から「ゆるいリーダーシップ」あるいは「ファンコミュニティ」を創造してみましょう。(p128)
 さらなる高みを目指すのであれば,あえて「自分の書いた文章を人目に晒してみる」ことです。ブログで発言した瞬間,あなたはプロの書き手ではなくとも,そこで自動的に「公の人」になります。(p129)
 常に「読者のメリットになることを書く」ということです。「知って得したな」「読んで問題が解決したな」「なんか心のモヤモヤが消えたな」など,「読者にメリットを与え続ける」ということです。(p131)
 今の景色の外側に出ることです。それだけで,書きたいことがとめどなく湧き上がってくるはずです。(p138)
 この快楽の感情は文字に「言霊」としてのり,読者の視覚に飛び込み,その人の脳の中までその波動を伝えます。(p140)
 自分の気持ちが酔えない,書いていてもワクワクしないテーマはどんどん切り捨ててほしいのです。(p142)
 コンプレックスや挫折と向き合い,乗り越えた話は,自分の人生経験を体系化してマニュアル化する知的財産の整理作業であり,さらには読者を勇気づける「宝の山」なのです。(p149)
 「眼の前に好きな人」がいることを想像し,その人に話しかけるつもりで書く(p162)

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