書名 パリ音楽散歩
著者 フジコ・ヘミング
発行所 朝日新聞出版
発行年月日 2008.07.30
価格(税別) 1,500円
● これは,少々安易な本作りかも。発行する側が,フジ子・ヘミング人気に寄りかかってパリのガイドブックを作れば,ある程度の部数は見込めるのではないかとだけ考えて出したような感じ。
● 「(パリには)不思議な風が流れているに違いないと思うの。今も昔も芸術家が憧れ集まってくるんだから」(はじめに)という著者の言葉をふたつだけ引用。
私が子供のころにピアノを弾くと最初に感じたのは,音楽の旋律ではなくて色彩だったのね。今も音のひとつひとつに色をつけるように弾くことを大切にしているの。テクニックで弾くより豊かな色を奏でたいから。(p123)
オーケストラを音楽を一緒に作り上げていく楽しさは言葉では表せないほど。生みの苦しみを伴うことはもちろんあるけど,それを越えたところにこそ感動が生まれるはずだと思っている。(p167)
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