著者 茂木健一郎
発行所 PHP
発行年月日 2013.03.22
価格(税別) 1,100円
● 想定されている読者は中学生。口述筆記で作ったのだろうか。
もし,自分が中学生のときに,この本があって読んでいたら,少しはその後が変わっただろうか。たぶん,否だな。受けとめなかったと思う。年月を重ねた今だから,うんうんと思うわけで。
● いくつか転載。
夢だけでは生きていけないかもしれない。 だけど,現実だけでも生きていくことは難しい。(p30)
どんな物事にもプラスとマイナスの要素があって,プラスにだけ光を当てれば人生はどんどん楽しくなるのに,マイナスのことばかりを拾い上げるために,どんどん暗く落ち込んでいってしまっている人も少なくない。(p42)
子どもならではの心の力を保つためにできることは,あまり真人間になろうとしないこと。周りの期待に応えようとよい子を演じたり,周りに合わせようとして自分の個性をなくしたりしないことが大切だ。(p86)
いいことが起こっても,あるいは起こらなくても,あきらめないで毎日をちゃんと生きていると,幸せはいつか自分の元に巡ってくる。これは誇張でも何でもない,人生を生きるうえでの真実だ。(p89)
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