著者 あかめ
発行所 秀和システム
発行年月日 2014.10.01
価格(税別) 1,300円
● iPhoneだけでブログを更新する。モブログというのだそうだ。Androidでもできるのだろうな。
いつでもどこでも,思いたったら更新できるのがモブログのいいところ,という内容。
● 記述の仕方もブログ的。つまり,重複が多い。
ぼくのブログもそうだけれども,たいていのブログって,同じことが何度も出てきたりするじゃないですか。ずっと書いていると,そうしたことは避けがたいし,ブログだとそれをくどいと感じることはない。
が,書籍にする場合は,そこは整理した方がいいようだ。この本は22ページに及ぶ長いプロローグに内容のすべてが詰まっている感じで,具体的なiPhoneアプリの使い方を解説した第3章は別として,プロローグだけを読めばいいんじゃないかと思う。
そのプロローグにもけっこう重複がある。
● なるほどと思わされたことも,当然あった。
「め~んずスタジオ」は取り上げているテーマにかかわらず,読んでいるだけで執筆者あすかさんの楽しそうな様子が伝わってくるブログで,ワクワクしてきます。単なる情報発信ブログではなく,書いているヒトの姿がブログから伝わってくるのが特徴的なブログです。(p7)これなんか,本当にそうだと思う。何を書いているかっていうより,楽しんでいることが伝わるブログ。これはテクニックではどうにもならないよね。実際に,楽しんでいないと。
ブログって,基本,軽い表現技法だと思う。そこにあまりシリアスなものを盛ると,器と内容がミスマッチ。そう感じることはある。
● ぼくにも経験がある。こういうことって,たしかにある。でも,狙ってそうすると,なかなか巧くいかなくてね。
数分前に感じていたことをアウトプットした記事は,アクセス数が比較的多い傾向があります。根拠はありませんが,感情をそのまま文字にしているため,素直な気持ちがストレートに伝わっているのかもしれません。(p43)● これはちょっとどうなのよと思った。いったん冷ました方がいいんじゃないかな,と。
書きたい時にすぐに書ける俊敏性。書きたい気持ちが高まっている時に書く時ほど,筆がノル時はありません。書きたい時が書き時です。(p16)が,あとで次のようにも書かれていて,納得。
タイミングがノッている時に書いた記事は数時間から数日ほどあけて公開することが多いです。雑な表現はないのか推敲をして公開しています。(p61)● これもあるね。ブログを書くことの見えない効果。
プラス思考になったのも大きな収穫です。失敗やトラブルなど普通は悲しくなる時でも「ブログネタになる!やったー!」と物事をプラスに捉えられるようになりました。(p62)● ほかにも,いろいろ説かれている。「ブログの見た目を意識」して「居心地の良さ」を作ること。デザインを考えるってことですね。「おもてなし精神」が大事だ,と。
「記事の冒頭の興味を引く写真のこと」を「アイキャッチ」というそうなんだけど,そうしたものにも気を配ること。
● デザインと写真に関していうと,ぼくはまったく何もしていないなぁ。Googleの“Blogger”を使わせてもらってるんだけど,“Blogger”のデフォルトフォームをそのまま利用してる。デザインって考えたことがなかったかも。
写真も同じ。そもそも写真は入れていない。文字だけ。ちょっと重ったるくなりますよね。
● 著者は,そういったデザインや写真にキャンプションを入れることまで,iPhoneのみでやっている。アプリ環境を整えればそれができる。それが第3章に詳しく述べられている。
では自分もそうしてみようか,とは思わないねぇ。ひとつには,“Blogger”を使っていること。“Blogger”のiPhoneアプリはもちろんインストールしているんだけど,アプリだけで全部はできないようなので。たとえば,リンクのはり方がわからない。ぼくが気づいてないだけかもしれないけどね。
● フリック入力も訓練すれば相当なスピードで文字を入れていけるようだ。ぼくの近くにも生きた実例がある。豚児だ。呆れるほど速い。
けれども,ぼくはSNSはやっていないし,メールもそんなに利用する方じゃないので,iPhoneで入力することがあまりない。
キーボードがいいなぁ。iPhoneのフリック入力だと構えないで気楽にやれるとあるんだけど,キーボードでもそんなに構えることはないんだよね。
● なので,思いついたことはまずノートにメモして,それをもとにパソコンでブログの原稿を作っていくというやり方をとっている。
iPhoneのアプリは,いったんアップしたものに修正を加えるときに使うことがある。パソコンがメインでiPhoneはまったくのサブ。
それで特段の支障は感じていないので,当分はこのやり方を継続することになると思う。
● 継続の重要性が強調されている。これはもう絶対必要条件でしょうねぇ。PVがあろうとなかろうと,まず半年は黙々と継続できるかどうか。
ただし,継続すれば読んでもらえるようになるかといえば,そうは限らないから,十分条件ではないですね。ぼくのこのブログが好例ですよ。自虐的だけど。
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