著者 千田琢哉
発行所 総合法令出版
発行年月日 2015.08.08
価格(税別) 1,200円
● タイトルには“最高の旅”とあるけれど,旅行本ではない。むしろビジネス書,自己啓発本の範疇に入るもの。
● 以下にいくつか転載。
間違いなんて当たり前だし,間違いを楽しむ姿勢が旅には不可欠なのだ。計画通りにキッチリと辿るだけの旅なんて,まるで模範解答通りにそのままマークシートを塗り潰している人生のように退屈だ。(p33)
この間違いをどのように正すのかではなく,この間違いをどのようにそのまま楽しむかを考えるのだ。(p34)
群れているより独りでいたほうが断然魅力的に映る(p39)
豊かな人は外出せずに部屋でボーっとする贅沢を知っている。(p46)
旅で楽しいのはメイン通りではなく,裏通りだ。人生も旅もメイン通りより裏通りにいつもチャンスが転がっているのだ。(p68)
マイナーコースでトップになれば,メジャーコースの補欠よりも遥かにいい待遇を受ける。(p71)
旅先で地元の住人と話す際には,あえてバカのふりをすることも必要だ。(中略)知ったかぶりをしないのは教わる側の最低限のマナーだ。(p80)
運は,大原則として,不要なものを抱え込んでいると悪くなるという特性がある。(中略)そもそも不要だということは,それ自体運が悪いということに他ならない。(p93)
大人になってからも私たちは他の何かで枕投げの代わりをしてハイになることを求めているものだ。(p98)
率直に申し上げて,一流ホテルのマネージャーや支配人クラスでもドンマイで冴えない人材が多い。(p111)
もともとサービスというのは,お客様の召使いとして尽くすということだ。召使いというのは一般に身分が低いが,プロなら堂々と召使いに徹することだ。(p114)
ホテルを利用する側にも注意点がある。それは自分がご主人様扱いされるにふさわしい言動を身につけることだ。(p115)
ピンの旅館・ホテルというのは,人の人生を変えてしまうほどの絶大な影響力を秘めている(p116)
「語学なんて切羽詰まれば誰でも簡単に話せるようになるわよ」と笑われた。「あの人たちは日本語が話せなければ極貧生活になるの。でも足し算と引き算はできても,掛け算と割り算はできないのよ」と言われて,ハッとした。(p158)
一期一会の旅でも,スタッフは名前で呼んだほうがいい。名前で呼ぶと,一瞬で相手との距離が縮まるのだ。(中略)綺麗事を抜きにするとスタッフの名前を呼ぶことによって,ご主人様と召使いの関係を構築することができるのだ。(p168)
0 件のコメント:
コメントを投稿