書名 静寂の時間がいのちの根を養う
著者 神渡良平
発行所 致知出版社
発行年月日 2006.05.02
価格(税別) 1,714円
● 山本玄峰老師の話が出てくる。高僧って,昔から高貴な血筋の人が多いじゃないですか。大昔の一休禅師だって,たしか天皇の息子じゃなかったか。わりと貴族的な世界なのかなぁと思ってたんですよ。
が,玄峰老師は捨て子。しかも,若くして眼疾で失明。御前に畏まるしかないっていう人ですね。こういう偉大な人が世の中にはいる(いた)ってことは知っておく価値があることだと思う。
● 子供に先立たれた楠田由子さんの話にも胸を突かれた。リアルな具体に遭遇して,それを越えた人の話は,文句なしに説得力がある。
本書に書かれている話はそれなりに美化されたものなのかもしれないけれども,そうだとしても,有無を言わせない迫力がある。
0 件のコメント:
コメントを投稿