2018年9月19日水曜日

2018.09.19 テリー・ファリッシュ(作)バリー・ルート(絵) 『ポテト・スープが大好きな猫』

書名 ポテト・スープが大好きな猫
著者 テリー・ファリッシュ
   バリー・ルート(絵)
訳者 村上春樹
発行所 講談社文庫
発行年月日 2008.12.12
価格(税別) 500円

● ストーリーが単純。だから,こちらが人物を造形できる。好物は何か,どこでどんな仕事をしてきたのか,兄弟はいたのか,小さいときはどんな子供で何をして遊ぶのが好きだったのか。そういうことをこちら側が勝手に想像できる。
 いや,そうしなければいけない。ストーリーを追うだけでダメ。ということを,村上春樹さんの解説を読んで思った。

● で,絵本を読むのと同じだなと思ったのが,オペラ鑑賞。オペラもストーリーは入り組んでいない。しごく単純。
 だから,登場人物の細部をこちら側が造形しなければいけない。そうしないとオペラを観たことにならないのかも。

0 件のコメント:

コメントを投稿