著者 山崎真由子
今野 光(写真)
発行所 山と渓谷社
発行年月日 2017.02.05
価格(税別) 1,500円
● いくつか転載。
まさに文房具の世界は日進月歩! スゴイぞ,文房具! でもね・・・・・・それよりなにより,自分が愛着を持って,長~く付き合える“相棒”と出会ってみたいと思いませんか。(p15)
私は人がやらないことに挑戦するのが好きなんです。真似されたらほかのことを考えます。酒も煙草もギャンブルもしません。散歩も嫌い。通院する時間ももったいない。(管清風 p36)
文房具好きは本好き,逆もまたしかり。そしてまた書店員さんの担当者は,文房具への思い入れが深いのでは? とも思っています。(p94)● 文房具に「ときめく」という感覚が,ぼくにも子どもの頃にはあった。円を描くためのコンパスや三角定規にもドキドキした。
それが消えてしまったのはいつの頃だったか。高校生の頃にはだいぶ薄くなっていたと思うんだが。
● 子どもの頃,文房具のどこに魅せられていたのか。大人の世界に近づけたような気持ちになれたこともあったと思う。
それと,これを使えば自分ができることが大きく増えるような気がしたこと。あるいは,すでにできていることがもっと完璧にできそうな気がしたこと。
● 大人になると大人の世界は世界じゃなくなるし,それを使うのがあたりまえで,誰でもそうしているとなると,自己能力が拡大するのじゃないかというワクワク感も泡のように消えていく。
そして,今は,文房具はあくまで道具,実用品であって,ときめきをもらたしてくれるものではなくなった。
● それでも文房具は好きだ。だからこういう本も手に取ってみるのだ。
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